凪良ゆう新刊「セキュリティ・ブランケット 上」がむちゃ面白い!

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こんにちは!!海ホタルです!!

凪良ゆう先生の「セキュリティ・ブランケット」読みました?

もう、むっちゃすごいです!!むっちゃ、面白いです!!

読後・・・「面白いってこういうことをいうんやろー?!」ってコーフンしました!!

帯に、「凪良ゆうが贈る作家生活10週年の集大成」ってあるんですけど、その看板に偽りなしの面白さです!!

主人公は、3人(高砂・鼎・宮) + 1人(国生)・・・

それぞれの視点でストーリーが紡がれていくんですよ・・・

だから、各話が、すごく短い!!とりとめもない日常を描いているのに、短くすることで、すごく、スピード感があります。

登場人物Aって視点から見て出てきた疑問を、次の登場人物Bって視点で回収していく。それが、幾重にも重なって、複雑に恋模様が絡まっています

各登場人物の視点が入ることで、どの登場人物にも思い入れができてしまい、どのキャラに肩入れすべきかすごく迷う!!

きっと、読んだ読者によって、応援するキャラが変わることと思います。

読後、ワクワク・ドキドキってこういうときに使う言葉だろ!!って強く思いました!!

本日は、「セキュリティ・ブランケット」各キャラについての海ホタルが思った、ぶっちゃけ感想を書きたいと思います

作品紹介

「セキュリティ・ブランケット(上)」のここが面白い

登場人物相関図

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※高砂の「悠々自適に暮らす」って部分ですが、悠々と暮らせる立場でありながら、世間体を考えて、カフェを営んでいます

※舞台は、のどかな田舎です

宮 龍之介

わたし、この宮が主人公だと思って読んでいたんですけど・・・途中で「あれ?ちがうかなー?」って迷いが出てきて・・

でも、読後、表紙を見たら、宮の姿があるから、やっぱり、この宮が主人公ではないかと思っています・・・

宮は、母子家庭で育ちました

母親は、水商売をしていて、いつも宮が寝ている間に帰ってくる

不安定な生活は、宮から無条件に愛されるという安心感をごっそりうばっていしまった

ある日、母親が何日も帰ってこなくなったとき、繁華街のゴミを漁って食べ物を探しているところを保護され、自分の母親が事故で亡くなったことを知るのである

宮はその時、まだ、たったの9歳

母親の弟にあたる叔父のが迎えに来てくれて、宮を「もうなんも心配するこたねえぞ」と引き取ってくれた

スペイン人の父親とのハーフだった宮は、その時、見た目が美しいとはいい難く、やせっぱっちで、子供社会では浮いた存在だった

成長するにつれて、美しい容姿に成長していくものの、自分に自信がもてないのは相変わらずで・・・

同級生たちが「恋」に浮かれていても、その気持を理解することはなかった

けど、宮のことを、この上なく大事に扱ってくれる鼎の元同級生の高砂を、少しずつ意識していく

鼎ちゃんいわく、息を吐くように口説く高砂は、スマートで気遣い上手な人物であり、その物腰の柔らかさや優しさは人見知りの宮にとって、一緒にいて安心できる人物なのだ

そして、高砂と両思いのようなじれったい描写が続くが・・・

でも・・・・という流れが、訪れる・・・

そこが、読んでいて、不安で仕方ない・・・

けどこの子、ほんとにいい子なんですけど、「誰かを傷つけても、好きな人がほしい」って気持ちより、「誰も傷つけたくない」って気持ちが強いんですね

幼少期の経験から、自分が我慢することで周りが幸せならそれでいいって思っている

引き取ってくれた鼎ちゃんの迷惑にならないようひたすらひっそりと存在している感じで・・・

その姿が、高砂や鼎の庇護欲を誘うんですけどね・・・

でも!ぶっちゃけ、受け取るばっかで、まわりから愛されて幸せになれるって面白くないと思うんですよね!

(上)巻のラストでは、鼎と高砂が実は、思い合っている仲かもしれない・・・という可能性に気づき、打ちのめされています

この後、内気で自分の意思表示もままならい宮が変わっていく可能性があるならうれしい!!

古林 鼎

29歳のときに甥っ子の宮を引き取ってから、宮のことを、目に入れても痛くないほどかわいがっている才能あふれる陶芸家

10代の頃、ずっと高砂が好きだったが、モテ男の高砂には常に恋人がおり、友情という関係を選んだ

鼎にとって、胸を焦がすほど恋をした相手は高砂ひとり・・・

10年前からは、仕事の上で頼りになる万座という男性とセフレ関係になっており、気軽で体の相性の合う関係をそこそこ楽しんでいる

しかし、この鼎・・・

どうも見た目が、すこぶる美人なようなのだ

自分の甥っ子である宮の同級生の国生に熱い告白をされ、国生とも体だけの関係を持っている・・・

ハッキリ言わせてもらうと!!

鼎!!かなりサイテーだな!!!

国生からは脅迫まがいに体の関係をねだられたとはいえ、鼎自身、快楽を楽しんでいる描写が大人としてどうかと思う!!

寄るもの拒まず、去るもの追わず・・・という恋愛においてはかなりクールビューティな鼎

けど、実は、クールビューテイなわけではなく、未だ、高砂への片思いを引ずっていると思われる描写が随所に描かれる

しかし!!

その高砂から、「宮が好きだ」と告白され・・・

クールビューティな鼎は、大人として愛する甥っ子の気持ちも考え一度は、高砂の宮への気持ちを受け入れるが・・・

その気持ちを強くかき乱す国生!!!

鼎は、すでに、未だ高砂への片思いが未だ残っているかどうかさえ自分でもわからない

10代の時、自分の思いに正面からぶつからなかったツケが今頃、まわってきたのである

 

高砂から宮への気持ちを聞いたシーンは、ほんと、胸が苦しんですけどね・・・

でも!万座にも国生にも脚を開いちゃう姿も忘れてはいけない

正直、同情のよしなし!!って思うー・・・・

十階国生

宮と同級生の受験生

鼎に小学2年生にして恋に落ちる

そして、告白

そして、鼎が万座とセフレ関係であると知り、それをネタに、鼎と体の関係を持ってしまう

体の関係を持てば、即、恋人同士という浅はかな考え方が、なんとも10代らしい

クールビューティな鼎の回りにいる男全てに嫉妬をしているが、本人でさえ過去の話と思い込んでいる高砂への気持ちを見抜くあたりは、本気で、鼎のことを見ているとも思える

年下のワンコといいたいところだけど、かなりの狂犬ぶり!!

恋は、いろんなものを見えなくするとはまさにこのこと!!

年下ならではのゴーインさを応援したくもなるんですが・・・・でも・・・・鼎の本命になるには、まだまだ修行が足りなさそう・・・

あと、10年もしたらいい男になる可能性は大!!なんですけどねー

高砂沙耶花

沙耶花という名前ですが、男性です。そして、ゲイです

10代の頃、鼎のことが好きで好きでたまらなかった・・・けど、鼎はノンケなのだとトライもせず諦らめ、他の男たちとつきあってきた

けど、おとなになり、鼎が万座とセフレであると知り、まさに鳶に油揚げ状態で大きく後悔をする

息を吐くように甘い言葉を吐くのに、本命には、それができない高砂

当時は、すごく傷ついたし、凹んだけど、最終的に鼎の友達というポジションを選んだ男

その高砂が、健気でそして守ってあげたくなる繊細な宮に恋をした

親友の甥に手を出すという迷いがありつつ、おそろいのストラップを送ったりして、高砂なりに、宮との距離を縮めていっていた・・・はず・・・・

だが、高砂の元カレの息子が突然現れ、鼎への気持ちを指摘された途端、自分が消化したはずの気持ちが、消化しきれていないような気持ちに陥ってしまう

自分は、未だ、鼎のことが好きなのかもしれない・・・という疑問が自分の中に生まれてしまったのだ

ぶっちゃけて言う・・・

この、グダグダ感は、一体なんなんだー!!って高砂については思う!!!!

宮のことがかわいいって描写がずっと続いているよね?続いているよね?

それなのに、最後の最後で迷うのかよ!?

第三者に指摘されてくらいでグラグラ迷うって!!

それ、宮に対して、むっちゃ失礼だよーーー!!

恋に恋しているんじゃないの?って思う・・・

海ホタルのまとめ

4人の思いが交錯していて、誰に肩入れして読むかで、意見が別れる作品だと思います

わたしは、どの登場人物も、ほんのちょっと、無粋で自分勝手で自己保身に走っている感がしました

けど!!

それが、面白い!!って思いました

自分を傷つけたくないという自己保身から告白をしなかった鼎と高砂

決着をつけないかった恋が、何十年もたった今、10代の子供達にかき乱されています

そして、10代組の宮と国生

国生のゴーマンさや荒々しさは10代だから許される恋の仕方で、読んでいて眩しいです

宮は、幼少期の体験から自分に自信が持てず、恋の崖っぷちに立っています

4人の思いが交錯し、もはや、どこが着地点か全く先が見えない「セキュリティ・ブランケット(上)」

下巻の発売が、1/27となっていますが、今から楽しみで仕方ありません

ちなみに、わたしは、やはり、高砂と鼎の長年の思いを叶えてあげたいと思っていますが・・・

そうなると、宮が振られることになるので・・・

ここは、宮と高砂がくっつくという形のendではないかと予想しています
(表紙にもなっているしね!)

鼎は、なんやかんやといって国生とくっつくことになるんじゃないでしょうか?

国生は、今は、周りが見えない自分勝手な若造だけど、将来性はかなりあると思うんですよねー

こういう先が見えない展開のBL小説ってほんと面白いですよね!!

クロスラブを期待させる要素があるからですかねー?

ではでは!

来月の下巻がでたら、引き続き、記事を書きたいと思います

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