かわいい桃がおしゃべりする?号泣必至のおとぎ話「天水桃綺譚」凪良ゆう

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こんにちは!!海ホタルです!本屋さんで、凪良先生の新刊「天水桃綺譚」を見かけ、あらすじも確認せずにソッコーレジへと持っていきました。

で、家に帰って、ワクワクしながら表紙をめくって、1ページ目のカラーイラストを見て「あ!!これ、ファンタジーだ!!」って知ったんですね!!

このブログを読んでいる方ならご存知だと思うんですが、わたし、ファンタジーってどうも読む前から身構えてしまうんです。だから、ファンタジーだと知って、ちょっと、テンション下がっちゃって、ややこしい設定とか出てきてついていけなかったらどうしよう・・・と、ドキドキしながら読んだんですけど・・・・

 

もう!!号泣した!!!

 

号泣したよーーー!!!!

 

凪良先生、デビュー前、12年前に書いた作品(旧題「うすくれないのお伽噺」にて電子書籍化されています)をリライトした作品と、今回発刊するにあたり描き下ろした作品の2作品収録ですが、どちらも、号泣させていただきました!!

受けが、人外だから、BLと断言し難い気もしますが、読後、娘に読ませたいって思ったくらい、とても心温まるやさしい気持ちになれるおとぎ話BLなんです。

 

作品紹介

桃農家の亨が見つけた、金色の芳しい桃。それは、天から落ちた桃の精だった。金髪の美しい少年に変じてモモと名付けられた彼は、天真爛漫に下界での暮らしを楽しむ。ぎこちなくも不器用な優しさで見守る亨と、純真なモモは、やがて想いを寄り添わせていくが、それは許されぬ恋だったー。その後のふたりに加え、白虎さまに恋慕する、未熟な桃の精、コモモの切ない恋物語を書き下ろし。

引用:文庫裏表紙より

 

登場人物

「攻」亨
桃農家を営む不器用ながらもやさしい男性
「受」モモ
桃の精

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モモが主人公の「天水桃綺譚 」のここが面白い

性根がやさしい桃の精がほんとに愛おしい

時代は戦後ぐらいなのかな?亡くなった親の桃農家を継いだ亨は、ある日、道端に落ちている光輝く桃を拾うのね。

新種だろうか?と家まで持ち帰り、一度側を離れ、再び桃のところへと戻ると、そこには、息を呑むほど美しい金色の髪をしたした16、.7歳の少年がいて、「ボクは天の桃林に成った桃です。助けていただいてありがとうございます」とお礼を言うの

少年から出るお話は、自分は、天にいる白虎さまのいたずらで起こした風に吹き飛ばされて下界に落ちてしまったということ。きっと、白虎様が迎えに来てくれるということ。

生真面目な亨は、頭のおかしい少年だと思うのね。きっと、家に帰りたくない事情があるに違いないと、親が見つかるまで預かることにするの

自分は「天の桃」だと言い張る少年をモモと名付け、お風呂に入る事、服を着ることも嫌がる少年との奇妙な生活が始まるんだけど、このモモが、ほんとに、かわいいんです。

亨の桃を一緒に育てるお手伝いをするんですけど、桃の声が聞こえると言い、亨同様に桃を大事に育ててくれる。繊細だけど頑張り屋さんで、可憐で愛らしく心根がほんとにやさしい子なんです。

読んでる私もモモのかわいさに癒やされるくらいですから、一緒に暮らしている亨も、どんどんモモのことがとても愛しくなってくるんですね。

無骨で鈍感な亨が、モモと暮らすことで、やさしい気持ちを抱くようになり、いつしか、モモへの思いが父性としての感情なのか、恋情なのかがわからなくなってくる。

でも、モモは神様である白虎様のところへ戻らなければなりません。

私が号泣したのは、神様である白虎様の元へと戻ったモモを何十年も思い続ける亨の変わらない思いを綴っているところですね(そこまでも、ウルウルしてたけど・・・)。武骨者でヨメにも逃げられるような男がモモと出会ったことで、恋を知り、その恋心を枯らすこと無く大事に持ち続けている姿に胸が打たれました。

最後は、ちゃんとハピエンです。

過去を語るって構成になっているのもすごくニクい演出だと思いました。

 

コモモが主人公の「桃と虎」のここが面白い

いつも一生懸命なモモの弟分のコモモもかわいすぎる

いやー・・・甘くてかわいらしい桃を擬人化すると、たしかに、こういう性根のいい可愛らしく愛らしいキャラクターになっちゃいますよね!

こちらは、モモの弟分になるコモモのお話です。

モモが美しい桃の精なのに、モモが亨に会いたくて泣いてばかりだったから養分が行き渡らず、体も小さく見栄えもいまひとつのコモモ。花芽の時から、養分が行き渡らないから、何度も枯れかけたんだけど、白虎様がそれはそれは大事に大事に育てたんですね。

いつかは、兄であるモモのように美しくなると自分でも信じていたけど、いつまでたっても、ちっぽけでみすぼらしいまま・・・白虎様に育ててもらったのに、こんなみすぼらしい姿では申し訳ないと、別の方法で白虎様に尽くすのだと、一生懸命、白虎様の身の回りのお世話をするの。

そして、その強い白虎様への感謝の思いが、いつしか恋に変わっていってしまう。

天の桃ごときが神である白虎様に恋情を持つなど、恐れ多いことと、白虎様への気持ちを別の人にすり替えることで苦しい思いから逃れようとするのね・・・

白虎様は嫉妬しまくっているのに、まったくそれに気づかない自分評価が低いコモモが、ほんとにかわいいです。

自分に自信が持てなくて泣くこともあるけれど・・・小さくて非力ながらも、白虎様のために一生懸命がんばる姿は、涙無しでは読めません・・・

 

その他の面白いと思ったポイント!

天の桃には、性別がない!?

そうなんですよ!!実は、桃の精には性別がないんだそうです!!びっくりですね!!見た目は、男の子って感じのようですけど、下は、どうなっているんでしょうね?

気になって仕方ない部分なんですが、エロ描写は、比較的あっさりなんです。

だから、わかりません?

おとぎ話なんで、心の洗濯のための作品ということで、受け止めました。

オスメスがないので、妊娠エピまであります!

まあ、ファンタジーだしね!!遊びの部分もあっても受け止める!!

藤たまき先生の世界観がしっくり合う!!

イラストを手掛けた藤たまき先生の画が、ほんと、ピッタリと合っていました!!ストーリーを読んでて、脳内で藤たまき先生の画が容易に想像できますもん!!

小説の内容と、イラストを手がける先生の世界観がぴったり合った時、その小説は、何倍も素敵になりますよね!!

ほんと、すばらしかったです!!

桃の姿になっても喋っている!!

どうやら、この桃の精たち、力が尽きると桃の姿になっちゃうようなんですけど・・・・

桃の姿になっても喋るんですよ!!

もう!!これが、どう想像しても、かわいシュールな姿しか思い浮かべなくて!!!

何度読み直しても、プクク・・・ってなっちゃいますね!!

 

まとめ

「天の桃はいい子です。わがままは言いません」ってモモが言うんだけど、ほんと、かわいいよね!!亨のような真面目な人間に拾われてほんとによかったよね!!
桃の精っていうのが、ほんと、ベストです。これが、りんごだったり・・・みかんだったりすると、もう、別物になってしまう気がします。

わたしがいままで読んできた凪良先生のテイストとはちょっと違うだけど、根底に流れるやさしさはそのままな感じです。すごく楽しめた1冊でした!

凪良ゆう先生デビュー10周年記念 書き下ろし番外外編小冊子 応募者全員サービス!

『天水桃綺譚』を買ったら、応募用紙が入ってました。『天水桃綺譚』と『闇を呼ぶ声 -周と西門-』のカバーに付いている応募台紙が必要です!!

小冊子がほしい方は、ぜひ、電子書籍ではなく紙書籍をお求めくださいね!!

わたし?わたしは、もちろん応募するよーーー!!!!

 

海ホタル
本日の記事はいかがだってでしょうか?ほんと、号泣したので、熱く語ってしまいましたが、ハードな内容がお好きな方には物足りない作品かもしれません。
心温まるやさしいテイストが好きな方にはオススメでします!!
こんな長い記事を、最後まで読んでいただきありがとうございました!!

 

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2 件のコメント

  • 海ホタルさんこんにちは^_^
    久々凪良ゆう先生の小説読みました!
    で、私も同様溢れる涙を止めることができないほど泣きながら読みました(笑)
    私もBLを愛し始めた当初はファンタジーの良さが全く皆無で見向きもしませんでしたが、数年たった今では大好物♡
    凪良ゆう先生もたくさんの本をお出しになってますが、私は凪良先生は泣きのファンタジーを描かせたら右に出るものはいないんでは、と思うほど素敵な作品をつくりあげらてると思います。
    「ショートケーキの苺にはさわらないで」
    「まばたきを三回」
    とか。何度読んでも泣けますw
    しかも今回の「天水桃奇譚」はエロ薄!
    小説の面白いとこは濃厚なエロを文字でどのように表現し読み手を興奮させてくれるかってところが楽しみのひとつですが、それがなくともぐいぐい話に吸い込まれる。さすが凪良先生!!
    私も小冊子がほしいからまだ読んでない「闇を呼ぶ声」も読んでみたいと思います^_^

    • まめ子さんへ
      この作品は、ほんと、大号泣の作品でしたね!!しっとりした濡れ場こそないんですけど、その分、美しい少女漫画のような初々しさがあったというか、やさしさがあったというか・・・
      なんど、読み返しても、ウルウルしてしまいます。

      わたし、ファンタジーって嫌いじゃないんですけど、どうも、身構えちゃうんですよね・・・設定がややこしかったり、相関図がややこしかったり・・・下手な作家のファンタジーものだと、嘘っぽかったりして、どうも、当たりハズレが多くって・・・その点、凪良先生のファンタジーは、文体がやさしいこともあって、読みやすいです。
      「ショートケーキの苺にはさわらないで」は、私も読みましたが、ほんと、よかったですよね!!シンが球体になっちゃうところが、一番好きです!!
      「まばたきを三回」は、未読なんです。あらすじを読んで、「あ・・・これダメなやつかも・・・」って読んでない・・・(汗)
      ほんとにダメかどうかは、読んでみないとわからないんですけどね。

      「闇を呼ぶ声」は続きものですが面白かったです。これも、ちょっとファンタジー入っていますが・・・主人公達にすごく魅力がありました!!
      凪良先生作品は、まだまだ未読なものが多くって・・・楽しみがまだまだあると楽しんでいきたいです。

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