「犬と欠け月 3巻 第11話」感想(ネタバレ含)【Cab vol.53】

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今号のcab 53号に、「犬と欠け月」が16P載っています

第11話となりますので、2巻の続きとなります

先日発売された「犬と欠け月」。

2巻から、面白さが増した気がします

トレーナーの一弥に従順なワンコの岳。そんな岳の性格がわかっていてベッドではいじわるになる一弥

このふたりの関係性も美味しいのですが、岳のストイックだったり、芯の強さに痺れた腐女子が増産されたことと思います

こう・・・なんていうか・・・・一弥とのイチャコラが美味しいって思う気持ちもあるんだけど・・・

同時に、岳は、自分が側で支えてあげたい!って気持ちがムクムクと湧いてくるんですよね・・・

こう、眉間にギュッと寄っちゃう表情を見ると、「きゃーん!!わたしが守ってあげたーい!!」って邪な気持ちが湧き出ちゃうの!!

やばい・・・やばいよー・・・この子!!

んじゃ、「犬と欠け月」の最新話、行ってみよー!!

「犬と欠け月 第11話」は、コミック3巻に収録されると思います
この記事には、ネタバレが含まれます。ネタバレがNGな方は、閲覧をお控えください

「犬と欠け月」 第11話より

ここから先がネタバレを含む記事となっています。閲覧にご注意をお願いします

実は面倒見のいい柳井!

2ヶ月後に「東洋太平洋タイトルマッチ」が決まった

ついに世界への前哨戦となるわけですが、岳が外国人選手との試合経験がないこともあり、会長の知り合いがいるバンコクのボクシングジムで修行をすることになるのです

しかし、出発を明後日に控えたあくる日、会長が入院するというアクシデントが!

会長の側には一弥が残ることになり、岳のバンコクへの付き添いは、臨時トレーナーの柳井が行くことになる

一弥との因縁があることから、日本では、いやみったらしい意地悪なトレーナーでしかなかった柳井だったが、バンコクに来た途端に、岳にとって頼りになるトレーナーへと様変わりをする

バンコクの外国人選手相手に苦戦する岳に的確なアドバイスをする柳井

岳の負けず嫌いぶりに、柳井もトレーナーとして期待している目を向けています

フレンドリーな外国人選手からの練習後のあつーいお誘いからも守ってくれるという・・・

「犬と欠け月」の2巻レビューで、柳井は、すっごい、嫌味ばっかりのイヤなやつだと吠えた記憶があるが・・・あれれ?

なんか、すっごい、いい人だよー!!

柳井!世界を目の前に諦めた過去を語る

岳がホテルで着替えていると、明日の練習の予定を伝えに来る柳井

岳が頑張りすぎていることに、「やりすぎるとケガの元だぞ」って会話の流れでアドバイスをくれます

岳は、その柳井のアドバイスを素直に聞き入れます

その岳の素直ぶりを気味悪がる柳井

岳が「なんで 柳井さんは世界を目指さなかったんですか?」と聞くんですが、柳井は「目指さなかったんじゃなくて 目指せなかった」と答えます

昔のことと言いながら、どこか、悔いを残しているような目を見すつつ、「悔いはねえ」という柳井

内もものキスマーク。相手は誰だ?

「寝る前にマッサージをしてやる」「大事なトレーナーの仕事だ」という柳井にマッサージをしてもらう岳

岳の内もものきわどい場所にキスマークがいくつもあることに気づく柳井

「純情そうな顔してやることやってんだな」って笑いながら、岳のキスマークの相手を詮索する柳井

そして、最後に「やっぱり あいつか?」と聞かれ、岳は、真っ赤になりながらも柳井を睨みつけます

その岳の顔を見つめる柳井の表情はどこか緊張している感じもあり、目を見張る感じもあり・・・

しかしその直後、プッと吹き出し「冗談だ」と言います

そして、柳井は、明日の予定を伝え、部屋を出て行きます

柳井が立ち去った後、「やばかったかな」と考える岳

そして、最後のページは、仕事を終えた一弥が月を見上げるところでENDです

海ホタル感想

3巻のラスト近くから柳井の過去のお話がちらほら出てきていますが・・・

柳井自ら話すことはないんですね

いつも、岳が会話の流れで聞いて、それに答えるという感じです

岳としては、世界を目指す立場として、柳井の経験談は参考になる部分も多いんでしょうね

んで、柳井としては、自分に興味を持ってれる相手は当然かわいくなってくわけですよね。

だから、バンコクに来てから、岳の練習に熱が入ってきているのかなって気がします

そして、3巻の登場からしばらくイヤミしか言わず、根性が悪いいじめっ子のような発言ばかりしていた柳井の過去を聞く度に、こう・・・なんというか・・・読んでいるこちらも情が湧いてきてしまうわけです

やっぱり、世界を目指し、それを諦めたって、それ相応の葛藤やドラマがあったと思うんですよね

この11話での、岳の「悔いはないんですか?」と聞いた時の、柳井のなんとも言えない表情からは、いろんな過去と思いを背負っている感が感じられました

柳井が今後、どの程度の当て馬になるかが不明なんですが、あまり情が湧いてくると、それはそれで、いろいろ読んでいる側としては複雑な感情が生まれますよね

それがいい方向に調理されることを期待したいと思います

あと、柳井が岳の内もものキスマークに気づいて言う「やっぱり あいつか?」の“あいつ”とは、やっぱり、一弥のことですよねー・・・

2巻でも、そういう類の言葉で一弥を侮辱するシーンがあるんですが、あれは、ただのイジワルだと思っていたんですが、どうも、本気で疑っているみたいです・・・

やっぱり、ボクサーだから勘がいいんですかね?

個人的には、岳の部屋を出ていった後の柳井の心情を知りたかったなー

ちょっと、そこがわからないまま終わっちゃって「くうううう~!!気になるやんけー!!!」って感じです

16Pというページ数だったんですけど・・・エロはなかったんですけど・・・一弥も、ほぼ出てこなかったんですけど・・・でも、なかなか、読み応えのある回だったと思います

柳井さんは、もしかして、当て馬以上の存在になる予感がします!!

次回の展開も見逃せません!!

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