くれの又秋「愛し」とかいて“かなし”と読む

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オトクにBLが読みたい!

αの花嫁 共鳴恋情 1【コミックス版】

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こんにちは!海ホタルです

くれの又秋先生の「愛し」の発売を楽しみにしていました!

煽りが「BL史上最高のリバ、誕生」ですよ!!

けど、読み終わった身としていえることは、「う・・・うーん・・・・・」

実は、わたしの好きなリバへの欲求がそれほど満たされなかったんですよね・・・

え?お前、どんなリバが好きなんだ?って聞かれたら・・・

お互いエチが好きで仕方なくてエロへの探究心がスパークしてのリバとかさ・・・

どちらもタチでいたくて、じゃ、いっそリバになっちゃうって思いやり展開のリバとかさ・・・

お互いがお互いのことが好きすぎて、お互いが挿れたり挿れられたりする甘いリバとかさ・・・

わたし、そういう「お互いの好き」が溢れているリバが好きなんですよね・・・

えっと・・・この作品のリバは、そうじゃなかったんですよねー・・・

「BL史上最高のリバ、誕生」と書いてある帯を見て、ちょっと頭を悩ませちゃっています

内容の方は、登場人物の心理描写を大事に描いているタイプのBLコミックです

この煽りをみちゃって勝手にエロへのハードル上げた私が悪かったね!

では、どんな作品か紹介したいと思いますが・・・

かなりのぶっちゃけトークになっています。

くれの又秋先生のファンの方は不快になる表現があるかもしれません。閲覧にご注意をお願いします

作品紹介

「俺のこと好きにならないでね」 こじらせプレイボーイとお人好し純朴青年の再会ラブ。大学生の翔真(しょうま)がある晩に介抱したのは、中学の同級生・芦田(あしだ)だった。彼が男もいけることは知っていたが、警戒心なく一晩泊まらせた翔真は、真夜中に芦田が自分のモノをしゃぶる感覚で目を覚ましてパニック状態!しかも、彼氏にフラれて住むところがないという芦田に押し切られ、そのまま同居生活がスタート…。最初の夜以降も、からかうように距離を詰めてくる芦田に、経験値ほぼゼロの翔真は振り回されるばかりで――?

「愛し」のここが面白い

芦田くんの矛盾する心が難しい!

はっきり書きますと・・・・

主人公の芦田くん(黒髪でバイ男子)が超絶めんどくさいです・・・

2読、3読して、芦田くんの持つ複雑さを理解しようとがんばりましたが・・・けど・・・まったく、芦田くんに共感できる部分がなかった!!

高校時代、男子生徒の机に口づけていたのを目撃され、少々、クラスメイトからちょっかいを受けていた芦田くん

どちらかというとおとなしくて内気な印象だった芦田くんは、高校を卒業して、その魅力を開花

自分から好きになってはつきあい・・・距離が縮まると別れるを繰り返すプレイボーイぶりを発揮

誰かと別れると人恋しくてしくしく泣くから、きっと、別れたことで寂しい思いをしていると思うんですけど・・・でも・・・自分から振っているんですよ?

彼女のマミちゃん(交際期間数日の女子)と別れたあと、しくしく泣きながら主人公の翔真の布団に入ってきて、自分でも「好きだから一緒にいたいって思うのに、距離が近づくほど離れたくなる。自分でも矛盾してるって思うよ」と言っていますが・・・

芦田くん自身が自分のその矛盾の原因がわからないのに、読者のわたしに理解ができるはずがない・・・!!!

そして、恋に破れては、人恋しさを理由にノンケである翔真に手を出して、いざ、翔真に告白されたら逃げる

いやいやいや・・・これ、酷すぎでしょ?

一応、翔真の告白を断ったのは、つきあったらすぐに別れる自分のクセを思うとつきあえなかったってところがあるみたいなんですけどね・・・

最後の最後まで芦田くんがフラフラ悩んでて、翔真からの「一緒に悩んでいく」って言葉に胸がいっぱいになり芦田くんは翔真を抱きしめます

ここでグッとくるセリフが入るのかな?と思っていたら・・・

いきなりそこで幕が落ちる的終わり方をしているのも驚き!!

芦田くんの「好き」って告白は結局聞けずに本編が終わってしまいました・・・

救いは「描き下ろし」ですね!

どうも、本編終了後、描き下ろしでふたりは体を重ねているので、無事におつきあいする流れになったようです

手中に落としていいですか /くれの又秋
やり手のゲイAV男優スカウトマンである巳鹿島(みかじま)が狙いを定めたのは、街で見かけた素人男子の新田(にった)だった。
共通の趣味を餌に近づいた巳鹿島は、新田の素質を引き出すため、酒に酔わせ、彼の体に淫らなイタズラを仕掛けていく。

もうひとりの主人公・翔真の存在に心が温まりました

わたしが、いいなって思ったのは、もうひとりの主人公の翔真

翔真は、ノンケのはずなのに、芦田にドキドキしだして迷っています

でも、翔真は迷いながらも、ちゃんと芦田が恋愛対象として好きだって答えをちゃんと出しています

私から見たら、自分が寂しいからってノンケの翔真に手を出して責任を取るつもりもなかった芦田は「ふてぇ野郎」ですが

翔真から芦田を見ると、芦田くんの恋愛下手なところや、弱ると甘えたさんになっちゃうところや、実は、見た目に反して堅実で義理堅いところが全てキュンポイントなんですよ

たぶん・・・この翔真・・・ダメな子ほど自分がかまってあげなきゃって思う面倒見のいい長男タイプの男性だと思われます

とにかく翔真がやさしいんです

芦田くんが「下になって」といえば、ノンケなのに、それに了承しちゃうしね

DTなのに、処女を一方的に奪われたことも怒らないしね

極めつけは、「俺、絶対に、翔真くんのことを泣かすよ。でも、俺は絶対に振り返らず、また別の人を探すよ」と芦田に言われるラストシーンで、芦田が「自分と別れた後のことを考えてくれてうれしい」と笑顔で答えちゃうところ!

うわー!!そういう考え方しちゃうんだ!!どこまで!!ええ人なんや!!!!!

 

こんな器の大きい男子!!どこにいるんですかぁぁぁー?!

 

相手のダメなところを全部「かわいい」に変換できる翔真の人の良さと器の大きさに感動しました

ある意味・・・芦田にはぴったりな相手だと思います

割れ蓋に綴じ蓋的な!

矛盾だらけの男と、その男の駄目なところもかわいいって思える男の恋愛が、近づいたり・・・離れたりしながら・・・不器用ながらも一生懸命悩んでいる姿には好感が持てました

獣欲に恋して

獣欲に恋して

獣欲に恋して /くれの又秋
強面無口で喧嘩上等の高校生・浅野十蔵が恋をした。お相手は、同高三年生のちょっぴり天然な先輩・橘兼久。恋する十蔵は、弓道部の兼久の元に足繁く通っては、凛々しい袴姿をオカズに淡々とエロ妄想に励んでいた。そんな矢先、急に兼久に避けられるようになって――?

海ホタルの感想

この作品、「愛し」と書いて「かなし」と読むんですね

「いとし」とふりがなにしなかったのは、作者様的にどういう意味があったのか?気になるところです

描き下ろしまで読むと、くっつくと、芦田はなかなかかわいいやつだなーって思えます

このふたりはくっついた後の方が面白いんじゃないかなー?

もし、続編があるならぜひ読みたいですね!!

エロの方は、くれの又秋先生ということで、なかなか大胆な感じでわたしは楽しめました

個人的なリバへの欲求は満たされませんでしたが、リバはリバです

ぜひ、続編を描いてもらって、わたしの好きな甘えろリバを拝みたいなって思います

この作品に興味を持ってくれた人は、ぜひ、試し読みページを覗いてみてね!

Rentaさんのクチコミは概ね好評です

試し読みはこちらから

Rentaさんが先行配信となっています

愛し
愛し

愛し

いろいろ書きましたが、くれの又秋先生はすごく好きな作家先生です

作家買いしていますしね!!

「手中に落としていいですか」もよかったし「獣欲に恋して」もよかった!!

これからくれの又秋先生を読みますって方には、こちらの作品から読んで!とおすすめしたいと思います☆

シェアしてくれたらうれしいです!

2 件のコメント

  • 海ホタルさん
    おはようござます!とっても晴れやかな気持ちでコメント書いています!「おっさんずラブ」最終話、最っ高ーーーーーでした!!
    もうもう、ありがとうございます!としか言えない・・・は〜、アレですよ、全腐女子の思う完璧なラストだったと思うわ♡
    もうこの際、牧春だろうと、春牧だろうと、どっちでもいいわ!2人が幸せならば。部長、ごめんなさい(>_<)
    いつもドラマとかは、録画してまとめて一気に見るんですが、今回は毎週楽しみに見させてもらいました。1週間が早かった・・・もう、ロスが始まっている・・・円盤も出るらしいので買おうかしらと思ってます♡

    • みかりんさんへ
      只今、無事に感想記事がアップできました!最終回!よかったですよね!!
      ドラマでBLってどうなの?ちゃんとハピエンで終わるの?って思うところもあったんですけど・・・最後までちゃんと恋愛しているって感じに最後までキュンキュンさせられっぱなしでした!!ほんと、牧春でも春牧でもどっちでもいいよ!ふたりが幸せならそれでいい!!と思えるラストでしたよね。
      でも・・・遠距離か~・・・まだまだこれから一波乱も二波乱もありそうなふたりなので、続きがあったら、むっちゃうれしいですよねー・・・今はとりあえず、妄想で我慢してきます。わたしも、ロスになりそう・・・

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