涙なしでは読めない!「親愛なるジーンへ 2」感想レビュー

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こんにちは!海ホタルです

先日、「親愛なるジーン」2巻が発売されました

この作品は、心落ち着けてじっくり読める日に読もうと決めていました

そして、今日、ようやく読むことができたのですが!!

ふたりがハピエンになったのか?バッドエンドになったのか?

気になって気になって!

発売直後から口コミをチェックしていたんですね!

わたしは、ハラハラする展開の場合、ある程度、展開を知ってから読みたい派なので・・・

で、口コミを読むと、けっこう賛否が分かれてる・・・

えー?なんでー?と不思議に思いながら読んでみたら・・・

「確かに、これは、賛否が分かれるのもわかる」というラスト・・・

 

ううううううううううう・・・・・(←心中が複雑すぎて唸ってる・・・・)

 

途中、ものすごく感動して、むちゃくちゃ泣いたのですが、そこでラストにしたほうがよかったのでは?

いや、そこをラストにしたら、いろんな部分が宙ぶらりんになるんだけどさ!(笑)

1巻が未読の方にも興味を持ってもらえるよう感想を書きたいと思います

素敵な表紙にどんなお話か気になっている方は、ぜひ、参考にしてみてね

作品紹介

NYの弁護士・トレヴァーと元アーミッシュの大学生・ジーンが同居して2年。ジーンはカナダの大学教授が自身のエッセイに興味を持ってくれたことを知る。優しく頼りになる恋人との愛に溢れた暮らしに不満はなかった。
でも、NYは故郷ペンシルバニアからたった300マイルの場所でしかない。もっと広い世界を見たい、カナダで学びたいという気持ちは日ごとに募っていった。
ジーンの物思いに気づいていたトレヴァーは彼の選択を祝福するが、内心穏やかではいられず……。

――そして1992年。
トレヴァーの甥・ジーンは手記を読んでいることが伯父にバレてしまい――!?

「親愛なるジーンへ 2」のここが面白い

コミック1巻が未読の方のために軽く説明

未読の方にわかりやすくコミック1巻の展開を説明すると・・・

 

1992年・・・16歳のジーンが、夏休みの間、NYに住む叔父の家へ遊びに行く

叔父のトレヴァーは、面白みがない堅物そうな男で、ジーンは反発ばかりしているが、ある日、部屋掃除中に、叔父の日記を見つける

日記の日付は1973年・・・

そこには、今から、およそ19年前に叔父が出会った19歳の青年「ジーン」との出会いが描かれていた

コミックの1巻は、甥っ子のジーンがトレヴァーの日記を読みすすめていくと同時に、ゲイであるトレヴァーとアーミッシュ出身の青年「ジーン」との出会いから恋人同士になるまでが描かれています

ふたりのつらさがお互いの存在で救われていく展開がものすごく心打つ展開で!ふたりが体を重ねるシーンは映画みたい!

ほんとうに感動する展開なのです!

しかし・・・

気になるのは、19年経った今、トレヴァーの傍には、恋人の「ジーン」がいないということ・・・

なぜトレヴァーの傍にジーンがいないのか?気になる続きがコミックの2巻で描かれています

「どんなにダメな人間であってもゆるされる」と思える感動に涙があふれる

アーミッシュという特殊なコミュニティで育ち、都会へ出てきたジーンは、無職の宿無し生活だった

しかし、トレヴァーと出会い、愛し愛されて充実した日々を送るコミック2巻の冒頭・・・

ジーンが、その幸せに疑問を持ったのは、学校の先生から言われた「故郷から、たった200マイル」の一言・・・

アーミッシュを出る若者もいるが、結局は、みんな狭いコミュニティへと帰っていく

都会に憧れて出ていくが、結局は、生まれ育った場所へ帰りたいって気持ちが膨らんで帰っていくようです・・・生まれ育った場所は、自分のことを傷つけるものなどいない安心な場所って感じなんでしょうね・・・

君は、コミュニティからせっかく離れることができたのに、もっと広い世界を見なくてもいいのか?という先生からのささいな質問に、ジーンの胸はざわめきだします

 

悩んだ末、もっと広い世界を知りたいと、カナダ留学を決意するジーン

相談されたトレヴァーは、笑顔でジーンのことを応援してくれる

トレヴァーの笑顔を見て、安心するジーン

けど、この時、トレヴァーは、笑顔の下で「いつか訪れるジーンとの別れの日がきた」と、とても心を痛めている

ここ・・・私から見たら、留学って1年とか・・・2年とかでしょ?バカンスの間は帰ってくればいいし、「別れる」なんて大げさな!って思うんですけど・・・

たぶん、トレヴァーは、若いジーンには、どんどん世界を広めていく可能性があって、その足かせにはなりたくなかったんでしょうね・・・

勉強をするジーンの背中を見つめるトレヴァー・・・

ジーンよりも年上だからこそ、見えるものがあったのかも・・・

旅立つジーンに、笑顔でさまざまな贈り物をするトレヴァー

そんな日々の中で、ジーンはトレヴァーの気持ちに気づくことができて、カナダ留学をとりやめます

この時、ジーンは、トレヴァーの気持ちに気づかなかったことをものすごく反省している

コミックの1巻で、ジーンのお父さんが小さかったジーンに「蓄え過ぎた知識は、いつしか争いの種になる」と話すシーンがありますが・・・

まさに、知識や教養を身に着けた分、ジーンは他人の心の機微に鈍感になってしまったんだなって思いましたね・・・

きっと、トレヴァーと出会ったころのジーンなら、すぐにトレヴァーの気持ちに気づけたでしょう!

自分のことを高めるため、自分が置かれている世界を知るために勉強をするのに、勉強をすればするほど、他人の気持ちには鈍感になっていくって、なんか、わかる気がするんですよね・・・

切ない・・・

 

自分は特別な人間だと信じて、狭いコミュニティから出たら、きっと何者かになれると思っていたジーン

でも、知ったのは、自分の愚かさや無知ぶりばかり・・・

自分の無力さに泣くジーンを慰めるトレヴァーのセリフが本当に心打つんです

このお話を読むと、どんなにダメな人間でも、自分が好きになれない人間でも、「大丈夫なんだ」って思えてきて、そこがウルウルくるポイントなんですよね!・・・

どんなにダメでも・・・無知でも・・・自分を愛せなくても・・・・「あなたを赦します」と言われているような気がしてきます

前作を読んだ方が深みが出てくる

「親愛なるジーン」は、2巻で完結です

こちらの2冊だけでも十分、楽しめますが、個人的には、前先の「ラムスプリンガの情景」を読むことをおすすめします

前作の「ラムスプリンガの情景」では、主人公に影響を与えた役として子供だったジーンが登場します

 

弟たちに「ニジマス」の話をするジーン

本来は川で一生を終えるニジマスだが、たまに海へ出るやつがいる

海には危険がいっぱいあるが、海に出たニジマスは、川で暮らすニジマスに比べて、体が大きく成長する

大きく成長した「ニジマス」は、「スチールヘッド」と呼ばれるようになる

 

「親愛なるジーン」だけ読んでいたら、トレヴァーを置いて、さらに広い世界へ行きたいと言ったジーンのことを「助けてもらったのにひどい。わがままだ」と思う部分もあるんですが、前作を読むと、ジーンは、子供のころから、広い世界へ出たがっていたことがわかるんですよね

どこがもやもやポイントなの?

口コミを見ると賛否がわかれています

どの口コミにも、バッドエンドです。という文字はありません

でも、「これ、ハピエンなの?」というモヤモヤ感があるラストです

そもそも、トレヴァーとジーンの関係が「恋人」という関係で終わっていません!!!

作者様のあとがきにも「恋人同士に戻るのか、友達同士でいるかは未だわかりません」とあるので、ほんと、今現在、二人の関係はどうなっているんだろう?と、読者が妄想するしかない状況です

 

本音を書くと、これは、BLなので・・・・

最後は、やっぱり、手と手を取り合って、らぶらぶ再会エッチで終わってほしかったっていうのが本音!!!!

いや、でも、コミックの1巻も2巻も、泣きポイントがたくさんあるすばらしい作品!!!

個人的に・・・「BL」というジャンルに収めずに、「一般向け」で発売したほうがよかったのではないかと思いました

「BL」だという期待を持って読み始めるから、ラブラブエッチで終わらないと物足りなくなる・・・・これが「一般向け」だと思って読むと、なぜか「人生っていろいろあって深いよね」って思えてくる・・・

海ホタルの感想まとめ

記事を書いてから、また、読み直したんですが・・・

やっぱり、泣いちゃいます~・・・

コミック1巻が発売されたのが、およそ2年前なのですが、当時は理解できなかった部分も理解ができる

これは、わたしが成長したからなのか?コミック2巻を読んだからなのかはわかりませんが、たぶん、この先、年を重ねるごとに、読み直しては新しい気づきがある作品なのではないかと思いました

もしかして、ふたりが「恋人」という形でENDを迎えなかったのかも、数年後には、納得ができるのかもしれません

本当に素敵な出会いをありがとう!と言いたい作品です

試し読みはこちらから

おすすめネタバレ!

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