BLコミックにおける受けの定義って個々にあるものと思いますが!
私の場合は
- 攻めよりも身長が低い
- 目が大きくてビジュアル的にかわいい
- 健気で守ってあげたい雰囲気がある
だから、攻めよりも身長が高い受けが登場すると「おお!!」って思ったりする(笑)
しかし・・・最近はねー
攻め顔なのにベッドでは襲い受けだったり、ガチムチだけど心は乙女受けだったりってパターンもあって!
一概には「こうです!」というのも難しくなってきましたよね!
まあ・・・そんな感じなのですが
わたしが、最近、いいなって思っているのが
受けがちゃんと「男らしい」BLコミック
この「受けがちゃんと男らしい」って境界線がこれまた難しくって!
各々に思う境界線があると思うのですが
私の場合は
- 攻めと同じくらい男らしい体を持っている
- 攻めと同等の財力がある!もしくは、自立している
- 攻めでもおかしくない雰囲気がある
こういう感じ?
個人的には、受けがちゃんと自立した人間であるかどうか?ってところが大きいかなって思っています
そういうわけで、本日は、わたしが、「この受けはちゃんと“男性”っぽかったな」って思う作品を10作品ピックアップしてみました
ちゃんと「男らしさ」がある受けを楽しみたい!BLコミック10選!
ビジュアル的には受けだけど!心の部分はしっかり「男」だった
「普段はもっと可愛いメス声出してんだろ?」
普通の会社員なのに、男の娘AVを観ながらメスイキすることが日課となってしまった名取。ある日、同窓会で再会した瀬尾がAV業界で働いていることを知り、アナル開発に理解のある女の子の紹介を頼むことに。しかし部屋に入ってきたのは瀬尾本人…!!「お前の大好きなAVのタチ役、俺なんだよね」と散々オカズにしていたAVの男の娘みたいに奥でとろとろにイカされてしまって…!?
この作品の受け役の名取くんは、「男の娘」AVを見てアナル開発に興味を持つけれど、あくまで、女の子に開発をしてもらいたい!って思考がすでに「男」だと思うんですよ!
まあ・・・結局、男に掘られる羽目になるんだけどさ!
でも一夜限りの過ちでは、自分にゲイの素質があるとは考えもしない
アナルで気持ちよくなっても、ゲイではない的な?
「男」思考だからこそ、男相手に芽生えた恋心を受け入れるまでが面白かった作品
かっこいいクールで年上の先輩が喘ぐ姿がサイコー!
高校生の慎吾は、学校内でお目当て男子の情報を女子にリークする“恋のキューピッド屋さん”。生まれ持っての人懐っこさとテンションでキューピッドの内職(シゴト)も大盛況の毎日だったけれど、ある日、ミステリアスな先輩・蒼生の額にある大きな傷について調べるよう依頼される。クールさで人を寄せつけない蒼生が抱える秘密とは……?
鈴丸みんた先生のよさって・・・
受けが、ちゃんと「男性」として描かれているところだと思うんですよねー
一線を越えて喘がされる側になったとしても、思考が「女性」にならないというか・・・
普段の態度は、ちゃんと「男性」っぽいところがキュンってくると思います
こちらの作品は、攻めがワンコなせいもあって、受けが「男らしいかっこよさ」をちゃんと残していて特に気に入っています!!
普段はクールでかっこいい蒼先輩が受けになる絵面がこの上なく美味しいと思います
攻め経験のある受けは、受けになっても「男らしさ」が残っている?
セフレから始まって、恋人同士になった秀那(しゅうな)と林田(はやしだ)。そんなある日、秀那に大阪支社への転勤の辞令が出て……。ピアス跡だらけの『怪物』林田と、器用な恋しか知らない秀那。おげれつたなかが剥き出しにする、「好き」のその後の物語。
おげれつたなか先生の描く受けも、比較的、男らしい受けが多い気がします
特にこの作品の受けの林田は前作では攻めだったこともあって、態度も仕草も思考もこのうえなく「男」!!!
攻め役の秀那は、もともとはヘテロだけど、男らしい林田に惹かれたから、ある意味、バイなんだろうね!
作品自体は、けっこうシリアスで真面目な感じの作品となっています
せつなくて愛情深い作品がお好きな方におすすめしたい作品
攻めを守ってやるって気持ちが大きいと「男らしく」なる?
「嫌か? 俺とセフレになるのは?」
新入社員としてアメリカから東京に戻ってきた和真は、
会社で中学時代のクラスメイトで、
今はトップデザイナーとして活躍している蓮と再会する。
中学3年の夏の突然の別れ以来、10年ぶりの再会だった。
親友で初恋の人で、──初めての相手、それが蓮だった。
受け役の蓮は、ゲイ
ちゃんと自立した大人で、自分一人でも生きていけそうなタイプ
そんな彼の恋を描いたこちらの作品は、受け役の蓮が攻め役の和真を守ろうとずっと必死で・・・
攻め役の和真は蓮の背負っている重荷を軽くしてあげたいと思っているけれど・・・と、ひたすらせつないターンが現在も進行中です
受けであっても、攻めも守りたいって蓮の気持ちが、このうえなく「男らしい」って思うんですよね
かわいかった受け!しかし!年月とともにおっさん臭が!それでも好き!
「お前が約束を破ったから、もう別れる」高校時代に大恋愛のすえ駆け落ちしてから15年――パートナーの日下(くさか)から、突然別れを切り出された御厨(みくりや)。こんなに激しく愛し合って浮気もしてないのに、なぜなんだ!? 身に覚えのない「約束」に動揺する御厨だが、ある日、日下に秘密にしていたある事を思い出して!?
出会った当時は美少年だった受けも・・・
10年以上一緒にいれば・・・しっかりと「おっさん」に成長!
すっかり色あせたおっさんになった受けが、攻めに色目を使う女の子に牽制をかけるシーンがむちゃくちゃかっこいいんです
そして、美少年からおっさんになってしまった受けをこの上なく愛する攻めもすごくよかった!
美少年時代は美少年時代でいいところがあり
おっさんになった受けには、おこちゃまでは醸し出せない大人の色気があふれています
雄味あふれるふたり!一般誌に連載のBLだと受けも男っぽい?
杉木信也と鈴木信也は、それぞれスタンダードとラテンダンスの日本チャンピオン。杉木からの提案で二人は互いの専門分野を教え合い、10種のダンスで競う「10ダンス」に挑むことになった。深夜の教室で行われる二人だけのレッスン。時にぶつかり、時に認め合う。鈴木と杉木、二人の行く道は果たして――。
一般誌に連載されているということもあって、ふたりとも雄味あふれるいい男すぎて、いまだに、どっちが受けか一瞬迷う「10DANCE」
どんなに男らしい男性でも、甘えたな一面があったり、笑顔がかわいかったり
ふっと受け的要素が見えるときってあるでしょ?
この作品の主人公ふたりは、普段見せる男らしさの中に時々、そういう受け要素がちらりと見えるところがいいんです!
現在、恋愛部分はかなり混戦しているこちらの作品!
男同志ゆえにうまくいかない歯がゆさにじれじれしています
男らしい体を持つ受けのエロがたまらない!
新人弁護士・早坂義人は修習生時代に指導を受けた先輩弁護士・三上陽彦に憧れて、彼の事務所に入所した。頻繁に事務所に出入りする三上の同期弁護士・片山柾にイジられながらも日々忙しく仕事に励んでいる。しかし、三上と片山の間にある友情以上の「何か」に気がついてからはなぜか冷静ではいられなくて……!?
山田ユギ先生の場合・・・
攻めが雄味ありすぎて!パッと見て「あ!こっちが受け!」とわかる部分があるのですが
それでも、受けの子がちゃんと男性らしい体をしているのが、むちゃくちゃいいんですよね!
エロシーンは、まさに「男同士」というエロスがあふれていて!サイコーです!
ノンケ×ゲイ!どっちが受けでもおかしくない!
大学生の目黒(めぐろ)の悩みは、恋多きノンケの友人・秋野(あきの)。目黒がゲイと知ってるくせに、彼女にフラれる度に部屋に入り浸るのだ。「お前の料理や部屋の匂い――硬い筋肉の手触りにしか癒されない!!」そう言う秋野に押し倒されて触られまくり、果てはキスしてぬき合いまでしてしまう!! 「あんたたち、絶対付き合ってる!!」周りに断言されても、本人たちはまったく無自覚で!?
ゆくえ萌葱先生が描く受けも比較的「男らしい」ですよね?
こちらの作品では、彼女に振られるたび、ゲイの友達の家に入り浸り、さらにボディタッチをしてくるノンケくんが登場!
いやー・・・ほんと!むっちゃデレカシーがない失礼なやつです!
ゲイの主人公からしたら、本当に「どういう神経?」と言いたくなるのもワカル!(笑)
お互いを自分のセクシャリティの対象外だと思っているがゆえに、恋心を自覚するまでがけっこう時間がかかったふたり
友人関係の延長に恋愛があるゆえにふたりの対等な感じもよかったし!受け役の目黒の仕草や身体が男らしい感じなのがすごくよかった!
男同士だからこそ醸し出せる色気にドキドキする!
仲間と酒を楽しんだり待ち合わせに使ったり……そんないつものBARで、飛び込みで歌う春本とデート中の水田は出会う。それから映画を観たりメールを送り合ったりと、中学生のような距離感と気持ちで逢瀬を楽しんでいた。互いに素性を明かせないまま、それでも会わずにはいられない二人。このまま夢の様な時間が続くよう願っていたが……?
男らしい受けを書かせたらこの上なくドラマチックな西田ヒガシ先生
どの作品も受けが男らしいんだけど、わたしはこちらの作品が特に好きです
アングラな世界に生きているふたりが、日の当たる場所を夢見ているっていうのがこの上なくよかった!
色気あふれる男ふたりを楽しむことができる
受けが「男」という感じがムンムンする
睡眠中無意識に性行動に走る。その行動を覚えてない。セックスの相手は誰でもいい。……男でも。商売仲間で一緒に部屋を借りているロイスに、その症状が出たのは2週間前の夜。ジュードは以前から想いを寄せているロイスに、もう7回も体を奪われていた。体に火をつけられながらも、「ロイスは異性愛者なのだから、期待をしてはいけない」と自分に言い聞かせる。投薬治療で治る病気だと知っていながら、ジュードはロイスに切り出せずにいたが――。
座裏屋蘭丸先生の描く受けも、「男」って感じがしますよねー
一目見て、こっちが「受けだ!」とわかるんですけど
仕草や言葉使いや空気感は、ちゃんと「男性」として描かれてしますよね!
特にこちらの作品に収録されている「眠り男と恋男」のエロシーンは、受けのジュードがちゃんと男性という見た目であるつつ、受けである羞恥心で赤くなっている姿がこのうえなくエロくて好きです
海ホタルの感想まとめ
書いてから思ったけど
作家別でピックアップしたほうがよかったかも~(笑)
いや、でも、ハル先生や倫敦巴里子先生に関しては、コミックによっては、受けが男らしいとは言い難いかな?(笑)
でも・・・
まあ・・・
男らしい受けを描く先生は、男らしい受けを描く傾向があるかなって思います
ではでは!
迷った時の参考にしていただければ!と思います
海ホタルさん、こんばんは。
海ホタルさんの「ちゃんと男らしさがある受け」のBL作品が好きだというこちらの記事を読んで、海ホタルさんとは好きなテイストが似てるな-、と嬉しくなりました(^^)
「どういうBL小説がお好きなんですか?」という質問にも早々にお答え下さりありがとうございます!私も不憫受け(特に不憫だけど不幸な境遇に負けない健気な美形受け)が登場するBL作品は大好きで、樋口美沙緒先生のパブリックスクールシリーズとか、木原音瀬先生のCOLDシリーズとか、月村けい先生の作品の多くは、何度も読み返してます。なんならBL漫画よりもBL小説のほうが読んでて楽しいくらいです(「りぼん」や「なかよし」を友だちと貸しっこするところから、コバルト文庫にドハマりした過去がありますから(笑))。
私もコバルト文庫の中でも藤本ひとみ先生のマリナシリーズが特に大好きでしたよ-!毎回新刊読むのが本当に楽しみで。出来ればマリナシリーズは完結してから他所に行ってほしかったです。。今どうされているんでしょうね??
今日も長々失礼しました。
チェリーさんへ
わたしも、樋口美沙緒先生のパブリックスクールシリーズ大好きです!
新刊を頼んでいるので!そろそろ届く予定なんですよ!楽しみです
樋口美沙緒先生といえば・・・大人気のムシシリーズがあって・・・これ、ずっと気になっていたんですよね
今回、コミカライズ版が出たので!ようやく話についていけるかも!と期待しています
木原音瀬先生のCOLDシリーズは・・・痛すぎて・・・途中で挫折しちゃいました
コミカライズの方は読んでいますが・・・
木原音瀬先生の作品は、まず口コミをチェックしてからじゃないと買えないです(;’∀’)
わたしも、不憫受けは、前向きな主人公が好きです(^^♪
王子様に見初められてとか・・・夢がありますよね!もう、ほんと・・・あるあるなんですけど・・・そういうのを夢見る年ごろでもないんですけど・・・
いくら読んでも飽きないです!
マリナシリーズ!!
藤本ひとみ先生は、今も現役でいろんなところで執筆されていますが・・・
子供向けの青い鳥文庫などでもお名前を見かけることがあって!すごい作家さんなんですよねー
マリナシリーズは、文体が読みやすかったし、登場人物がすごい魅力的でイケメンがいっぱいでてきましたよね!(笑)
私の場合・・・口コミを見てBL小説を買うってパターンが多いのですが
好き嫌いも多くって・・・買ったものの、未読なままの作品がけっこう手元にあります!
気分がのれば、バーーーッと読み始めるのですが、それにたどり着くまでが長いみたいで・・・汗
未読作品を早く消化していきたいです!