先日のこと・・・
腐友さんと「囀る鳥は羽ばたかない」の話をしていたんですよね。
んで、腐友さんが「囀る鳥は羽ばたかない」のことを「しんどいけど面白い」って言ったんですよ。
その一言に、わたくし、目からウロコがオチました!!
「読んでいてしんどいけど、続きが気になって仕方ない面白さ」って感覚・・・
むっちゃ!!ワカルーー!!
登場人物への思い入れや執着があるがゆえに、その登場人物がつらい思いをすることへのハラハラ感
先が読めない展開だからこそ、ドキドキして目が離せないやみつく感じ
やりきれないような、身がちぎれるような感覚の中で、緩んでくる涙腺・・・
読んでいて、ほんとーに、しんどいんだけど、読まずにいられない・・・
そして、今日は、ワタシ的に「しんどいけど、面白くて読んじゃう」って作品を10作品選びました。
ちなみに、わたくし、ハピエン至上主義で、どちらかというとお馬鹿なラブコメの方が好きな腐女子です
痛い系・つらい系のBLコミックを読み尽くしている腐女子さんから見ると、「ケッ!」って思われる可能性が大きいのですが・・・
せっかくなので記事にしちゃいます。
お付き合いいただける方は、ぜひ、お付き合いいただけたらと思います
目次
しんどいけど読まずにいられない面白BLコミック!10選
1作目
この作品、メインカップルのはずの苦味とサクマが、別々の人間とエロエロなことしてるんですよ・・・BLって、受けと攻めがエロするのが当たり前だという考えを覆された作品。本命と抱き合うことができないなんて・・・つらすぎる~!!でも、別々の人間とエロエロなことをしながらも、メインカップルのふたりが思い合っているのがすごい感じ取れるってところがすごいんです!!雲田先生だからこそ描ける世界観だと思う・・・12月25日発売のon BLUE vol.32から、続編がスタートなんだけど、もう、期待しかないよ・・・
関連「on BLUE vol.32」は、雲田はるこ特集「ロングインタビュー」
2作目!!
櫓木の明虎への執着は、望めばなんでも手に入る子供のような無邪気さもあり、それが危なげで読んでいて、すごくハラハラする作品・・・でも、破滅に向かっているような痛々しさを、過去の回想という感じで描いているのがうまいんですよね。どんな過去を過ごして、今の櫓木が生まれたのかが気になって読んでしまうんです・・・
3作目!!
毎回、展開に堪えられるかどうかと思いつつ読む作品。そして、読むと、すごい胸にくる作品。攻めがひとりに受けがふたりっていうのが、まず、すごい!!受けが攻めを自分のものにすべく繰り出す罠の数々にハラハラします・・・「病んでいる。」その一言で片付けられない受けの愛の重さに圧倒されるます。
4作目!!
最近読んだので、まだ考察しきれない部分が多いんですが、すごく、登場人物たちの心理状態が複雑なんです。それが、面白いって思うんだけど、とにかく、読んでいて、ハラハラしすぎてしんどい。しんどいけど、魅力あふれる登場人物たちに、引き込まれます。また、後日、ちゃんと、考察を書きたいと思います。
5作目!!
処女の凪をやさしく抱いた悟だったが、同時に過去のフラッシュバックに動揺する。それは、かつての読者モデル時代、仲間達に輪姦され、脅され続けた記憶であった……。
悟の“抱かれていた側”の気配。そこに気づいた豪は、気持ちが揺れ動き―?
エロエロな3PBLかと思いきや・・・3人のうちのひとりが、かなり、エグい環境下にいます。彼の母親もひどいし、レイプまがいの行為の数々が、かなりヒドイ・・・しかも、現在、救いが見えないまま進行中・・・残り二人が、彼の救いになってくれると信じていますが・・・救いが見えないからこそ、ハピエンを強く望んで読んでします。
6作目
辛くとも気丈にふるまう育郎だったが、そのそばには、常に一人の男がいた。典彦。育郎が幼い頃から仕える年上の使用人である。典彦は、孤独な育郎を蛇のように愛でた。深い口づけを教え、性処理とうそぶきながら股を開かせ、その長い指で尻を抉った。そうして育郎に快楽の種を植え付け体をいやらしく変えていった。
もう、オドロオドロしいといってもいいくらい、ホラーレベルの怖さ・・・3巻を読んでから、続きが気になって仕方ない・・・サイコパスにこの上なく愛されちゃった主人公が哀れすぎるし、救いのない展開の数々に胸がえぐられる・・・どんどん暗闇に堕ちていく受け・・・その暗闇から出る日がくるのかが気になってつい読んじゃいます
7作目
木原音瀬の大人気作コミカライズ本です!小説の方は、Sreep→Light→Feverという順番で、コミックの方は、現在「Sreep」「Light」まで出ています。裏切り、虐待、愛憎・・・記憶喪失ものですが、とにかく展開が痛いです・・・。この作品を「痛い展開」とわかっていて読んでしまうのは、主人公ふたりの行く末がみたいって気持ちが大きいからかな・・・「Fever」は、現在、コミカライズの方が、連載中です。
8作目
もう、これはすごいですよね・・・。メインカップルの攻めの愛が私には全く伝わってきません。脇カプのおかげでなんとかギリギリ読んでいる状態ですが、ここまで愛が感じられないとなると、逆に、どういう着地点にたどり着くのかが気になって仕方ない。たぶん、巻数が進むに連れ、攻めの気持ちがもう少し見えてくるんじゃないかという期待から、痛いとわかっていて読んでしまう作品・・・
9作目!!
あれから時が経ち、にいちゃんを忘れられないゆいは、ある日もあてもなく街を徘徊し、そして、ついに再会の日がくる――。しかし、久しぶりに会ったにいちゃんは、昔のような優しいにいちゃんではなくなっていて……。
まだ小学生だった主人公が、となりのおにいちゃんにいたずらされるという痛さがある作品。(←未遂!!)もう、読んでいて、ほんと、いろいろ痛かった・・・痛かったけど、主人公の芯の強さに感動をした作品。読み手を選ぶ作品ですが、読後、様々なことを考えさせられた作品です。そういう意味で、やっぱり、面白かったと思う
10作目!!
彼は、師ホーガス博士によって導かれ、アラブ人ハムディの独立戦争にかける情熱に触れることで、アラビアの地に魅せられていく……。
わたしが10代の頃に読んだコミックです。ジャンルはBLじゃないんですが、このマンガの主人公のロレンスは、サドでマゾでゲイでナルシスト。10代のわたしにはとてもショッキングな内容で、痛すぎて読んでてしんどい作品だったんですが、とにかく、ロレンスの愛と苦悩に満ちた人生に胸が震えました。
イギリス人でありながらアラブを愛し、たったひとりの男のためにアラブ独立を志したロレンス。
たったひとりの愛する男のために国を動かそうとするんですよ!!壮大すぎる!!時代背景などが難しいですが、「サドでマゾでゲイでナルシスト」にピンときた方は、ぜひ、一度読んでほしい作品です
残念ながら、電子化はされていないようです。運が良ければ、お近くの図書館にあると思いますので、ぜひ、一度、探してみてくださいね!
まとめ
選外になりましたが、他に定広美香先生の作品やSHOOWA先生の作品などがピックアップされていました。
選ぶにあたり、検索もかけてみたんですが、ほんと、痛いBLとか・・・つらいBLとかってたくさんあるんですね・・・
でも、「痛いBL」と、「しんどいけど面白いBL」って、似ているけど、別物なんじゃないかなって思います
しんどいけど面白い作品って、ほんと、胸に奥底に引っかき傷を残すんですよね
その、引っかき傷がジクジク痛むから、治したくて、すごい、そのマンガの主人公たちのことを自分なりにむっちゃ考えるんですよ・・・
今回、完結している古い作品として、「T.E.ロレンス」を選びましたけど、10代、20代で読んだ、「しんどいけど面白い」作品って、BLにかぎらず、未だ、わたしの心の中に、引っかき傷を残してて、何かの拍子に、ジクジク痛むんですよね・・・
連載中のコミックを何点か選んじゃっていますが、どの作品も今後の展開次第で、そういう引っかき傷を残す作品となると思います。
生きている間に、そういうすばらしい作品と出会えてよかったなーと思いつつ・・・
本日の記事はこれで終わります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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