言葉が通じない相手とどこまで深く結びつける?「紅椿」三田六十

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オトクにBLが読みたい!

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こんにちは!海ホタルです

わたし、ものすごく忘れっぽくて・・・

もう・・・これ脳の障害じゃないの?って思うくらい

曜日や日にちなんかをすぐに忘れちゃうんですよ・・・

朝、曜日と日にちを確認して、お昼には忘れているという・・・・

だから、絶対に買うべきコミックについては、忘れないようにカレンダーに記録をつけるようにしているんですね

そしたら・・・

12月10日のところに「紅椿」と書いていて・・・

書いた私自身も「はて?これは何の作品だろう?」と全く覚えがないという・・・

調べたら、三田六十先生の作品で・・・

口コミを見ると、どうも、「泣けるBL」らしい・・・

うーーーーーん・・・

一体、なにを見て、この作品を絶対に買わねば!と思ったのかはまったく記憶にないのですが

とりあえず読んどけ!!!とポチしてみたんです

そしたらねー!もう!!!

涙腺崩壊!!!

まんまと号泣!!!

分類としては「お伽話BL」です

オニが登場するので「人外BL」要素もありです

生まれ持っての不憫や孤独を背負う主人公が幸せになるBLが好きな人におススメな作品です

では!紹介に行ってみましょう!

作品紹介

孤独な青年・佐吉が拾ったのは鬼の赤子。アカと名付け育てるが、アカの将来を案じ山に戻す。しかし時が過ぎても心の中で燻る想いから、佐吉はアカを探しに山へ、そこで出会ったのは…。人と鬼の言葉の通じぬもどかしさと深まるふれあいを描いた人外BL草紙。

「紅椿」のここが面白い

号泣必須の悲劇からのハピエン!ほんとうにすばらしかった!

時代は、ちょっとばかり昔々って頃・・・

山の奥にはオニがいるという言い伝えが残る村にうまれた佐吉

生まれながらに色素が薄かった佐吉は、村人たちに忌み嫌われ、村からちょっと離れた場所でひとりで暮らしている

そんな孤独な佐吉が、ある日、山の中で赤い髪をしたオニの赤子を拾うのです

オニの赤子をひとりで育て始める佐吉

オニの子といえど、子供は子供

人間の幼児と同じように泣き、いろんなものに興味を持ち、自分を守ってくれる人のそばにいようとする

一人ぼっちだった佐吉は、オニの子を育てることで心が満たされていくんですね

けれど・・・

オニの子が人間の子供にはなれるはずもなく・・・

佐吉がいくら言葉を教えても、人の言葉を話さず、「ギッ!ギッ!」と獣のような言葉しか発さないオニの子

言葉が通じているのかどうかがわからない佐吉

でも、佐吉は、オニの子が何を考えているのかわからなくとも、常に話しかけ彼を育てていく

ほんとうに、それは大事に、大事にオニの子を育てるのです

けれど・・・

幼児から子供に成長したオニの子は、体を血だらけにして獣をつかまえ、食べるようになり・・・

佐吉は、本来、彼が生きるべき場所に返すため、一度はオニの子を手放すのです

数年たち・・・

その間も、ずっと、オニの子が無事に山で暮らしているか心配しつづけている佐吉

彼は、オニの子の無事を確かめたいと、山の奥を探し始め、成長したオニの子と再会します

別れたときとは違い、きれいな姿に成長したオニの子

佐吉は、裸同然で暮らしている彼に綺麗な着物を与え、櫛で髪をとき

それこそ、大事に大事にオニの子を扱うのです

しかし・・・

この時の、オニの子が大事って気持ちは、もう、子供だったオニの子に対する「大事」って気持ちとは別物になっていて・・・

いわゆる「美しいオニに夢中」状態なんですね・・・

そして・・・佐吉は、周りのことを冷静にみれなくなってしまう

そのため、悲劇が起こるのです

もう・・・この悲劇が起こったシーンは、ほんとうに涙腺崩壊!

佐吉は、恋に夢中になって、オニの子が出したサインの意味に気づけなかった自分を責めるけど

でも・・・だって・・・オニの子・・・人間の言葉が喋れないんだもん!!!

ここ!!佐吉は悪くないよ!と強く思いましたよ!!

オニの子の目からあふれる涙も本当にせつない!

いつもぼやーーんって感じのオニの子だったのに!

ちゃんと「悲しい」って感情があるんだ!と思いながら読ませてもらいました!!!

そして・・・そして・・・ここまでの胸締め付けられる悲劇の展開を経て・・・

実は、最後はハピエンなんです!

えええ!!!よかった!!!

物語の最初に落とした布石がちゃんと最後に生きてきます

いや・・・本当にすばらしい作品だと思います

三田六十先生の絵に、この物語のはかなさが見事にマッチしています

色彩イメージが湧きやすい作品なので、白黒なのが残念!!

すぐに立ち読み!

エロシーンはあるの?ないの?

佐吉が美しく成長したオニの子を抱くシーンはあります

だけど、読者を楽しませるためのエロシーンではなく

あくまで物語を進めるうえで必要な描写のひとつって感じです

わたしは、最初のエロターンから佐吉の中でオニの子に対しての気持ちが育っていっていると思うんですね

オニの子の肌と触れ合ったことで、一層、オニの子に対する気持ちが特別なものになっていく感じがしました

オニの子の方は、言葉が通じず、なにを考えているかさっぱりわからないんですけど

でも、きっと、佐吉のそばにいるのを心地いいものと思っていると思います

言葉が通じずとも、ふたりの気持ちが寄り添っているのがよかったですね

海ホタルのまとめ

しかし・・・わたしは何を見て、カレンダーにタイトルを書きこんだんでしょう

きっかけを思い出せないって、ほんとうに滅多にないんですよ!

わたし・・・大丈夫か?

SNSで好きな作家さんがおススメしていたとかかなー・・・

読者様におススメされた可能性も・・・(←だといたら、ごめんなさい!!!)

でも・・・タイトルを書き残しておいて、本当に大正解な作品でした

試し読みは下のボタンリンクからどうぞ!

試し読みはこちらから

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2 件のコメント

  • この作者さんの他の作品も
    好きです。
    このお話はまとまるのを
    楽しみに待ってたので
    早速読まないと〜😊

    • WRさんへ
      いやー・・・これ、むっちゃよかったです!
      悲劇からのハピエンがよかったです!この作家さんの他の作品もチェックしてみます(^^♪

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