ここ一週間ほど 怒涛の電子化ラッシュでしたよねー
え?わたしの気のせいですか?
たまたま 私の好きなコミックの電子化が集中したってことなんでしょうか?
おかげで 読んだコミックのレビューが追いつきません
なので 読んでレビューが追いつかなかったコミックのレビューを一気にアップしたいと思います
購入の際の参考にしていただければ・・・と思います
目次
最近読んで記事にしていないBLコミック一気にレビュー
yoha:さよなら恋人、またきて友だち~ロスト・チャイルド~
前作に当たる「さよなら恋人、またきて友だち」がすごく好きな作品なので こちらの作品も読んでみました
オメガバースものです。
続編となるこちらは・・・「オウギ編」(※オウギは攻めの名前です)とあって この後に「ユキ編」(※ユキは受けであるカナエの兄です)が連載スタート予定のようです
続編があるということですが 続きが気になって仕方ないって感じの終わり方じゃないです
「ユキ編」があるよ・・・と匂わせている感じはあるけれど 一応 「オウギ編」としては ちゃんと終わっています
前作の「さよなら恋人、またきて友だち」の不透明だった部分をちゃんと拾っていく感じの内容になっていますが 「さよなら恋人、またきて友だち」が最後は純愛で終わっているのに対し こちらは 読む人によって 許容できるかどうかが変わってきそうです
簡単にいうと・・・「復讐もの」ですね
「やられたら100倍返し!」は ドラマとしても小説としても すごく好きなんですけど この作品は小気味よさは感じなかったですね
なぜなら・・・攻めの復讐は 受けのことを考えての復讐というより 自分のことだけしか考えていない復讐だったから・・・
受けが抱えている秘密を知るために 隠しカメラをしかけるなんて・・・ちょっと ドン引き・・・
選んだ復讐方法も ちょっと胸糞悪い痛みがある系・・・
自分の運命の番を汚されたのだから これくらいエグさのある復讐も仕方ないのかな?とも思えますが 結局は 受けのことを守りたいという大義名分の元 自分の苛立ちをぶつけただけのように思えます
でも そういやこの攻め 自分の欲を満たすために平気で嘘をつくようなやつだったわ・・・と思い出しました
受けと出会って 改心したように思っていたんですけど 人はなかなか変われないようです
オウギのこの未熟さを「人間くさくていい」というクチコミを見て なるほど。そういう捉え方があるんだなー・・・と思いました
でも わたしも オウギが 受けが抱えている秘密に近づく過程は とてもドキドキしたし ハラハラしましたよ
最初に 異常者犯罪を匂わせる描写が入るので ミステリーっぽい感じで楽しめる感じも新しかったです
yoha先生の鬼気迫る描写がなんともやばいですねー
ちょっと「ユキ編」を読まないと なんとも評価がつけられない感じですが 鬼気迫るゾワリとした流れがお好きな方にはおすすめできます
エロは 物足りなくらいですが メインカップルのオウギとカナエはとってもイチャコラしています
ロッキー:86万円の恋
バラ売りで連載していた作品が一冊にまとまりました
ロッキー先生の雰囲気のある絵柄が作品の空気感に合っています
身元がよくわからない長髪美人くんの86万円のコートにコーヒーをぶちまけ そのまま家に居座られてしまう地味メガネくんという設定です
長髪美人くんの方がグイグイ 地味メガネくんの内側へと入り込んでいくんですけど 地味メガネくん 流されっぱなしで・・・
長髪メガネくんは 流されっぱなしの地味メガネくんが何を考えているのか分からず 不安になっていっちゃうんですね
特定の友達もいないと思っていた地味メガネくんに 実は 唯一の友達がいて それも年上のナイスミドルと知って 気になって仕方ない長髪美人くん
大きな山や谷はないんですけど この長髪美人くんのやきもきを楽しめる作品となっています
美人が地味男子メガネを追いかけるって設定がお好きな方はたまらん作品だと思います
川唯東子:Marble
只今 川唯東子先生 20周年フェア中です!!→フェア会場はこちらから!
わたしの周りには けっこう川唯東子先生ファンが多いんですよ
一度好きになると 既刊本すべて読みたくなる魅力をもつ先生です
わたしも こちらの作品 迷った末に 発売日に紙書籍で購入しました
なんで迷ったかって・・・こちらの作品・・・388Pもある大ボリューム作品なんですよ!
388P!!もうそりゃ むっちゃ分厚いです!!
「え?こんな分厚いの 読めるの?」って不安になってしまいました(←3日間 かけて読破です!)
全17話収録(+描き下ろしもあり) 無愛想で不器用なシェフ・近森と 同じレストランで働く気配り上手なソムリエ・梶のBLです
信頼が好意に変わっていく「お仕事BL」です
最初から最後まで美味しい料理によだれが出そうな作品なんですが 攻めの梶は 結局は 胃袋から掴まれちゃった感じ・・・
受けのシェフの近森が すっごいツンデレくんです
ツンデレ受けがお好きな方はたまらん作品かも!!
川唯東子:雫 花びら 林檎の香り ―スペシャルショート―
川唯東子先生の「雫 花びら 林檎の香り」がすっごく好きなので 「スペシャルショート」が配信されると聞いてソッコーポチしました!
えっと・・・こちらの「スペシャルショート」は 新装版の方に収録されている作品なので 重複買いに気をつけてくださいね
主人公のふたりが一緒に住み始めて ひたすら 受けの子が攻めの子にキュンキュン甘えている感じの作品です
攻めは なんやかんや文句をいいながらも 受けに甘いっていうのが このカップルのよさで~!!
いやー・・・お熱いふたりですねー!!
「雫 花びら 林檎の香り」がお好きな方なら読んで損はない作品となっています
「雫 花びら 林檎の香り」が未読の方のために こちらの作品を紹介させていただきますと ゲイの帰国女子の受けが クールで無愛想な寡黙なノンケ男子に惚れて アタックしまくって つきあうことになっちゃうってBLです
つきあうとなった途端 クールな攻めが 受けに執着を見せちゃう姿に「きゅーーーーんっ」てきちゃう作品
こちらも「お仕事BL」になるのかな?
受けの一途さと健気さとかわいさがほんとすばらしい作品なんです
北畠あけ乃:彼と彼らの243分
ひとつの電車に乗り合わせ 隣に座った3組のカップルの物語
設定がすごく面白いですよねー
田舎に片思いの後輩を置いてきた主人公が たまたま乗り合わせた隣のゲイカップルのプロポーズの協力をすることとなったり・・・
京都~東京間では 意味ありげな雰囲気を醸し出すリーマンふたりが隣に乗り合わせたりします
そして そういうカップルたちを目にすることで 主人公の中で 後輩にちゃんと気持ちを伝えたいって気持ちが大きくなっていき 行き着いた東京駅で後輩に電話を通して告白するという内容となっています
メインカップルの恋もすごく丁寧に描いているし 構成がすごく面白かったです
とてもドラマチックに思えたし その後の3組の物語もちゃんと描かれているのがいいです
個人的には メインカップルの後輩くんが肌を合わせた後に 甘えちゃうセリフを言っちゃうシーンにキュンときました!
たーだー・・・
エロ欲求は満たされない作品となっています
男の子・・・男性が恋をして 臆病になったり 不安になったりする恋模様をのぞき見したいって方におすすめしたい作品です
こういう作品を読むと 電車の中で見る男の子ふたりで立っている姿に夢が膨らんじゃますね
海ホタルのまとめ
エロを目的に読みには おすすめできない作品ばかりですが どの作品も面白い作品だったと思います
いよいよGWですね!!
楽しいBLライフを楽しんでくださいね!
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