一途男子の長い片思いが叶うお話「夜明けのリトルマーメイド」上野ポテト

IMG

オトクにBLが読みたい!

αの花嫁 共鳴恋情 1【コミックス版】

αの花嫁 共鳴恋情 1【コミックス版】

11/26まで30%OFF

新装版 秋山くん

新装版 秋山くん

11/27まで無料配信



当ページのリンクには広告が含まれています。

上野ポテト先生の作品って・・・なんというか独特ですよね・・・

どの作品も、強い「読み応え」は感じないのですが・・・どこか惹かれる部分もあって、結局、作品は全部読んでるって感じです

この世界観を「じわりとくる」という表現で表す人もいるんだろうなって感じ

口コミを読むと、好きな人はむちゃくちゃ好きなんだと思います

こちらの作品も、正直なところ、今のところ、いまひとつ共感ができず(かみ砕ききっていない感じ・・・)

けれど、印象的な表紙から、中を気になっている方もいると思うので、どんなお話なのか?紹介したいと思います

作品紹介

これは、ハッピーエンドを諦めなかった人魚姫(ある男)の物語。

歌うことが好きな少年・マコトは人前で歌うのが苦手だった。
ある夜、海に向かってひとりで歌っているとノブアキという少年に出会う。
黙ってマコトの歌を聞いてくれたノブアキに居心地の良さを感じたが、気づけば彼はいなくなっていた。
もう二度と会えないと思っていたノブアキと高校で再会したマコトは、彼に恋していることに気が付く。

しかし思いを告げられないまま卒業を迎えた。
そして再び、大学生になった二人は巡り合い──…。

ドライなイケメン男子×健気な一途男子が織りなす、長い長い片想いラブストーリー。

「夜明けのリトルマーメイド」の詳しいあらすじ紹介

歌うことが大好きなマコト。だけど、ある日、友達とカラオケに行った時に笑われて以来、人前で歌うのが苦手に・・・

でも、歌うことは好きで、海に向かって思う存分大きな声で歌っていたら・・・

初めて会う少年・信章が近づいてくる

信章に「歌って」と言われて大きな声で歌いだすマコト

人前で歌うのは苦手だったのに、どんどん大きな声が出てくる

歌い終わった後、横を見たら、信章は寝ている

ブランケットを家から取ってこようと家へ戻るマコト

その間に、目を覚ました信章は、夢でも見ていたのかな?と帰ってしまう

マコトがブランケットを持って堤防に戻ると、そこには、信章の姿は、もうなくて・・・

信章がどこに住んでいるのかもわからず、ひたすら海に通う日々

もう一度会いたい・・・という気持ちがどんどん膨らんでいって、ある日、それが「初恋」だと気づく

 

そして、高校に入って、信章と再会するマコト

マコトを見ても、昔会ったことなど覚えていない信章

マコトは、何も言えず、遠くから信章を見つめるだけの日々・・・

そして、卒業・・・

そして、大学生になって、マコトがバイトする居酒屋に客として信章が入ってきたことで再会・・・

この時、気持ちが高まったマコトは、信章に「好き」と伝えます

長年秘めていた恋心をついに言葉にしたマコトはむちゃくちゃ緊張しているのに、信章はあっさりマコトにキスをしてきて・・・・

真剣な気持ちをかわされた?と思ったマコトはそのままフェードアウトする

しかし、運命力が働いて・・・・

この後も、何度も信章と別れと出会いを繰り返していく

再会しては後悔を残したままフェードアウトを繰り返す。その時の後悔を繰り返したくないと、再会の度になにかしら行動を起こすマコト・・・でも、なかなか恋人関係にはならないんです

「夜明けのリトルマーメイド」の感想

信章が猛烈にわかりづらいキャラなんです

マコトが信章のことを好きになったのは、たぶん、マコトにとって信章は「ありのままの自分」を見せれる相手だったからだと思う

たぶん、マコトは歌がヘタなんですよね・・・それを聞いてくれたってことだけで、ありのままの自分を受け入れてもらったって感覚になっちゃったんだと思う・・・

でも、信章が、猛烈にわかりにくいキャラなんですよね・・・

あらすじにもありますが、この人、むちゃくちゃドライで、感情に対して鈍感な男なのです

なんというか、他人の心を汲み取れない・・・・気づかない・・・

マコトからの告白に、信章がキスを返すシーンがありますが、この時、マコトが「どうしてキスしたの?」と尋ねたら、「する流れだと思ったから」と答えます

この時、信章は、キスを返すことで、マコトからの好意がうれしいと返事をしたつもりになっています

しかし、それは、その時点までに、好き?好きじゃない?というかけひきめいた関係があるからこそ成立する行為の返し方!

再会した当日に、そんな返事のされかたをしたら、そりゃ、マコトだって「からかわれた」と勘違いしちゃいます

でも、信章には、他人の気持ちが読めないから、小説や映画で得た知識としての返事しかできないわけです

信章は、途中、結婚もしますが・・・この人、よく、女性とつきあえたな・・・。と思ったし、離婚すると聞いて、そりゃ、離婚するよなって思いました

他人と「心の交流ができない」男?

信章も、高校の時からマコトのことを忘れずにいたみたいなんだけど、そこの部分の説明も、読んでて「難しいキャラだなー」って感じで、共感がしづらかったです

でも、マコトには、信章が「誠実」に見えるみたい!

(他人の気持ちがわからない分、ちゃんと、自分の気持ちを言葉で伝えようとがんばってくれる一面もある!!)

つきあった後は幸せそう

ドライで、思っていることが顔に出ない信章

くっついたら、昔で言う、無口な亭主関白的な彼氏になるのでは?と思っていましたが、つきあったあとのふたりは幸せそうです

こんなに鈍感な男相手で、本当にマコトは幸せになれるのか?って心配したんだけど、信章なりにマコトの気持ちを汲み取ろうとしてくれている

マコトも、生き上手って感じのキャラじゃないし、お互い、不足しているなにかを充足しあえる関係に見える

それはそれで幸せそうだなって思いました

エロはあるの?

残念ですが、エロシーンはありません・・・

エロなしBLに分類していいと思います

海ホタルの感想まとめ

口コミを見ると、「二度三度、読むと深みが出る作品」「心情の描写が切なく繊細」などのコメントがありましたが・・・

単純脳のわたしには難しい作品だったかな・・・

あの、一度目の告白の後・・・

信章が、本当にマコトの気持ちがうれしいと思っていたら、マコトのバイト先へ顔を出すはずでは?!とか・・・

マコトも、勝手にフェードアウトしたことを後悔しているなら、信章の家を知ってるんだし行けばいいのにって思っちゃう

(そう思うわたしは、せっかちすぎる?)

あと、受けがなにかアクションを起こさないと、関係が変わらないって言う部分は、ちょっと「わたし好み」ではなかったかも!

あー--でも、この作品、「人魚姫」がモチーフになっているんですよね

そういえば、人魚姫も、王子のハートをつかむため、命をかけて一生懸命がんばってたわーって考えちゃう・・・

 

うー---ん・・・わたしには難しいお話でした

でも、良い口コミもあるので!

ぜひ、口コミも併せてチェックしてみて!

試し読みはこちらから

シェアしてくれたらうれしいです!

コメントはこちらから