愛しているのは魂か、容れ物か「カッコウの夢」ためこう

IMG

オトクにBLが読みたい!

αの花嫁 共鳴恋情 1【コミックス版】

αの花嫁 共鳴恋情 1【コミックス版】

11/26まで30%OFF

新装版 秋山くん

新装版 秋山くん

11/27まで無料配信



当ページのリンクには広告が含まれています。

こんにちは!!海ホタルです!!

今日のレビューは、ためこう先生の「カッコウの夢」

これ、上下巻一気に発売されてよかったですよね・・・

上巻が「うげっ!!で?それで、どうなるの!!!」ってところで終わっていますからねー。

ちょっと、私の文章力でどこまでこの作品の深さが伝わるか自信がないんですが・・・・

面白い作品なのでレビューを書かせていただきたいと思います

では、レビューにいってみよー!!

 

関連ためこう「カッコウの夢」ウラガワインタビュー

作品紹介

あらすじ・・・大学生の名塚(なつか)は、高校からの親友・白島(はくしま)に4年間片思い中。しかし、眩しく完璧な白島を汚せないと告白できず、破裂しそうな恋心を抑えるために、白島の代わりとしてセフレの瀬野(せの)を抱いている。
ある日、瀬野のバイクと白島が事故に遭い、白島は意識不明に。一方、目覚めた瀬野は「俺は白島だ」と言い出した! 本命の魂が抱き慣れたセフレの体に入ったことで、名塚は「この身体なら白島に触れる」と思ってしまい――。愛しているのは心か、身体か。入れ替わり三角関係ラブストーリー。

あらすじ・・・「一生このままの身体でも愛してくれるのか」名塚(なつか)は、瀬野(せの)の身体に入った白島(はくしま)に4年越しの恋心を告白。身体を丹念に愛撫して事に及ぼうとするが「魂を愛してほしい」と拒まれる。困惑する名塚だが、傍に居続けることで思いを深め、「たとえ一生元に戻らなくても愛する」と再度告げる。ついに結ばれた2人が互いの身体に溺れ合う中、白島の「身体」が目覚めたと連絡が入り…!? 白島と瀬野の入れ替わりはどうなる? そして、名塚の決断は――?

「カッコウの夢」のここが面白い

「魂を愛せるか?」その言葉の意味を探す物語

好きなのは魂か、それとも、その容れ物か・・・

それについて考えたことのある女子ってたくさんいると思うんですよ・・・

「もし、私がこの顔じゃないなかったら、カレシは自分を選んでくれたかな?」とか・・・

「もし、わたしが事故にあって姿形が変わってもカレシは自分を愛してくれるかな?」とか・・・

逆に、性格なんてどうでもいいから、とりあえず可愛い子(かっこいい子)と歩ければいいわー!!って、思っている人もいるかもしれないけどね!!

この作品は、セフレと本命の体が入れ替わっちゃうってお話なんですね

IMG

撮影:海ホタル(帯裏より)

一匹狼気質で誰にも媚びず尖った性格の主人公名塚には、高校時代から片思いしている白島という友人がいる

白島は、名塚とは真逆の人間で、品性方向、真面目な優等生タイプ

でも、見た目や噂で人を判断したりしない白島の正しさに、名塚はどうしようもなく惹かれてしまうの

片思いも4年目に突入するが、白島の持つ眩しさを汚すことができず告白できずにいる

そして、欲望だけを吐き出す相手として盛り場で出会った瀬野と関係を持っている。しかし、瀬野がどういう人間なんかなんて興味がない。ほんとただのセフレ状態なの

瀬野は白島とは違うタイプの人間で、鎖骨のあたりにTシャツを羽織っても見えるタトゥーはしてるわ。ピアスをつけてるわ。言葉遣いも悪いわって どう見ても育ちがいいとは思えないタイプ

そして、そんなふたりが事故がきっかけにカラダが入れ替わり、姿形は瀬野で、心は白島になってしまう

名塚は「カラダ(容れ物)が変わってしまったら白島を愛せないかどうか」の決断を迫られます

この作品の面白いところは、ほぼ、名塚視点で話が進むところ

読者も名塚目線で、自分だったらどうするか?って考えてしまう

姿形は変わっても、仕草や表情の中に、自分が好きだった白島の姿を見つけると安心する名塚

「魂を愛してほしい」と白島(姿は瀬名)に言われ、その言葉の本当の意味にたどり着こうとします

そして、たどり着こうとする流れの中で、自分が白島だけを見続けていた4年間の中で大きな見落としをしていたことに気づくのです

上下巻合わせてとても読み応えがあったと思います

瀬野視点となる最終話

ずっと名塚視点で話が進みますが、最後のオチともいえる最終話は瀬野視点です

最後の最後で瀬野視点を入れるのが面白いなって思った

「こいつはこういうやつだから」って思っていても、実は、フィルターを通してみているだけで、本質部分を見ないことってよくあると思うの

名塚視点で見ている瀬名と、瀬名視点で見る彼は、かなりの別人

そして、白島も、名塚に、本当の自分の姿をさらけ出してはいません

瀬野の場合は、名塚の前では、出会ったときから演技をしていたから、そりゃそうなっても仕方ないけど、でも、結局のところ、名塚が見ようとしなかったって部分も大きいと思う

結局は、瀬野の思いが三人の中で一番強かったってことかな・・・

まとめ

3人共、なにかしら抱えてて、最後は、それが解消され、そしてハピエンとなっています

結局は、本当の姿を見せれる相手とつきあうのが一番幸せってことかな

相手によって立場が変わるっていうのも面白いって思った。

名塚は、白島相手だと面倒を見られる側で、瀬野相手だと面倒を見る側になるんだよね・・・・

そういうところも含めて、ドラマにしたら受けそうなストーリーだと思った

ためこう先生らしい間のとり方と登場人物の表情がすばらしかったです。

ぜひ、読むなら、一気読みすることをおすすめします

この作品が気になる方は、下のボタンリンクから試し読みをどうぞ!!

関連巨弾新鋭・ためこうが放つ、業深き兄弟の歪な執着愛「泥中の蓮」48H/3チケ

本日の記事はいかがだしたか?ドラマCD化も決定しています!!ファンにはとっても楽しみですよね!

シェアしてくれたらうれしいです!

4 件のコメント

  • まだ読めていないんだけど、この作品は絶対に表紙買いしてしまう作品だな~

    • sayurinさんへ
      すごくいい表紙ですよね。紙書籍だと、表カバーから裏カバーまでの全体デザインがみごとで!!つい写メ取っちゃいました。

    • STさんへ
      ご指摘ありがとうございます!
      あわわ・・・ほんとうだ!
      記事の方は「白鳥→白島」に修正させていただきました!
      教えていただきありがとうございました~!ペコリ

  • 海ホタル にコメントする コメントをキャンセル