民族BL×両性具有 「狼の花嫁(1)」 りゆま加奈

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オトクにBLが読みたい!

αの花嫁 共鳴恋情 1【コミックス版】

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こんにちは!海ホタルです

かれこれ1年位前くらいにですね・・・

腐友さんにりゆま加奈先生の「狼シリーズ」をおススメされたんですよね・・・

調べたら、「狼は恋に啼く」「狼は花の馨り(全3巻)」と出てるシリーズ物だったんですよ

んで、今回のりゆま加奈先生の新刊が「狼シリーズ」の新作と知り、ようやく機会が訪れたというわけです

いきなり「狼の花嫁(1)」から読んだけど、問題なしで楽しめた!

受けがむっちゃ泣き虫さんです

でも、イラっと感はない

むしろ、応援したくなる

異世界ファンタジーで民族衣装がとっても素敵!

設定もなかなか面白い!!

では紹介にいってみましょー!!

作品紹介

王と侍女の間に生まれた第六王子のルーイには、誰にも明かせぬ秘密があった。それ故に父王に虐げられ、母の命と引き換えに「女」として政略結婚することを命じられる。嫁ぎ先は隣国、狼と共に生きる民族の住まう地。しかし、婚礼を終えた晩、番となる王子・ゼスに、王女ではないことを見破られてしまう。追いつめられたルーイは、自身が「半陰陽」であることを告白し―――。新たに紡がれる番の運命の物語、開幕。

登場人物
ルーイ
大国の第六王子だが半陰陽の身体を持つ。ゼスと政略結婚をするが・・・
ゼス
狼と共に生きる国の王子。初夜にルーイが半陰陽だと知る
ユルール
ゼスの番だった男性。白い髪を持ち“白鹿”と呼ばれている

「狼の花嫁」のここが面白い

いらない者として扱われた王子ルーイ。嫁いだ先で幸せになれるのか?

第6王子として生まれたルーイの身体は「半陰陽」

母親と共に「気持ち悪い者」として扱われ、その存在を隠すかのようにほぼ幽閉生活を強いられていました

けれど、狼と共に暮らす隣国との政略結婚話が持ち上がり

王様は自分のかわいい姫たちを、狼と共に暮らす国になど嫁がせたくないと

幽閉していたルーイを「姫」として嫁がせることにしたのです

美しい姫がくるかと思っていたら、さえない容姿のルーイが嫁いできて、陰口で盛り上がる人々

主人公のルーイは自国では「気持ち悪い」者として扱われ、嫁いだ先でも「王子には似合わない相手」として扱われるのです

とにかく、このルーイ

すぐ泣く

出来損ないの自分は、どこにいても人に嫌われ、人を悲しませる存在にしかなれないと思っている

王子のゼスは、ルーイが約束していた姫ではなく、王子であることに初夜で気づきます

政略結婚なのに、偽物をよこすとは!

戦争になってもおかしくないことなのですが、ゼスは王様にルーイのことを話さず、ひとまず「妻」ではなく「人質」としてこの国にいることを許すのです

そして・・・

少しづつ・・・少しづつ・・・・ゼスはルーイに関心を抱くようになっていくわけです

この少しづつ変化していく気持ちの描写がこの漫画の面白いところ

見た目にもさえないルーイの髪を「きれいだ」というゼス

自国で「気味悪い者」として扱われてきたルーイもゼスのその言葉を聞いてときめいている!!

恋に落ちていく展開が好きな人にはたまらん作品

わたしも読んでいて、ドキドキさせていただきました

ゼスの元番候補のユルールから聞く不思議な話

ルーイには自国に残してきた母親がいます

この政略結婚が失敗すれば、自国にいる母がどうなるのかわからない

だから、この国にいることにしがみつこうとします

そんなルーイの目の前に現れるのがユルールという白髪のうつくしい男

まつげがバッサバサです

彼は、ルーイがくるまえにゼスの番候補だった男

「(番って)男同士なのにどうしてって顔してるね」とルーイに聞くユルール

ユルールの話によると

この国の人間はみんな黒髪だが、時々、白髪の子供が生まれ

白髪の子供は「幸運をもたらす人間」として性別にかかわらず王族の子供と番になるそう

「僕たちには本当に狼と白鹿の血が流れている」というユルール

ユルールの話を聞いてルーイは一層、自分の存在価値に自信を失うのです

ルーイが思うほど事態は悪くない。それに気づいていないのがもどかしい

ユルールから、この国の民族の祖先は黒い狼と白い雌鹿だと聞かされたルーイ

ルーイは、この話を聞いて、自分がゼスからユルールを奪ったんだ。とショックを受けます

誰からも必要とされず、因習にとらわれた国でひとりぼっちになるルーイ

でも・・・事態はルーイが悲観するほど悪いほうには向かっていない

なにより、ゼスは、少しづつルーイに興味を持ちだします

王子なのに自国の政情を何も知らず、嫁入り道具も質素な最低限のものだけ・・・自国から連れてきた従者でさえもルーイに冷たい

存在を隠されていたとはいえど王子という身分のはずなのに・・・なぜ?とルーイのことが気になって仕方ない

そして、ゼスの番だったユルールもルーイに対してとってもやさしい

ふわりとして笑顔で「ルーイと友達になりたい」と言ってくれる

そして、注目なのが、1巻の最後で、この三人が三角関係になりそうな予感をさせるところで終わっているところです

三角関係ウエルカム!の人には期待値があがりますが!!そこで続くかよ!!って感じ!!(笑)

海ホタルの感想

白鹿や狼を祖先に持つ民族という設定がとってもファンタスティック!!

描きおろしの方では、ゼスには狼の言葉がわかるって小話があって、「へー。面白いな」と思いました

ルーイが「半陰陽」って設定もとってもそそられます

個人的には、もともと「ふたなり」とか「両性具有」とかって設定が大好物なんですよね!!てへへ・・・

ちなみに1巻では結合シーンはありません

ちょっと、むふふってシーンがあった程度です

ゼス・ルーイ・ユルールの関係が今後どう変わっていくのか?

楽しみにしたいと思います

試し読みはこちらから

 「狼は恋に啼く」試し読みはこちらから

 「狼は花の馨り」試し読みはこちらから

とても面白かったので、ぜひ、近々、シリーズを全部読破したいと思います!おススメしてくれた腐友さん!ありがとう!!

シェアしてくれたらうれしいです!

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