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こんにちは！海ホタルです
本日の紹介は、古矢渚先生の「ロングピリオド」です
表紙を見てわかるように男子高校生が主人公の作品です
幼稚園からずっと一緒の幼馴染だったふたり
古矢渚先生らしい片思いのじわじわッとした胸がキュッとなる世界観にずっしり浸れる作品です
どんなふたりが主人公で、どんな片思いが繰り広げられるのか？
紹介します
目次
作品紹介
この気持ちが早く、失くなるように。
何度だって逆の言葉を吐いてやる。高校生の佑征は、幼馴染の樹が「嫌い」だ。
天才肌で人気者、才能の塊みたいな樹に、昔から色んな所に連れ出され、振り回されてきた。
今はなるべく関わらないよう樹を避けているのに、しつこく絡まれる。
だからいつまでも、この恋が、消えてくれない。
この気持ちが叶うことはないのに。
「ロングピリオド」のここが面白い
どんな二人が主人公？関係性は？
子供のころ、ちょっと病弱でおとなしかった佑征
幼稚園の頃からの幼馴染の樹は、佑征とは真逆なタイプでスポーツ万能でなにをしてもソツなくこなす万能型だった
明るくてひょうきんで誰にでもやさしい樹
こっそり物語を書いている佑征の作品を読んでは「すげー」「おもしろい」と全身で褒めてくれる
なんでもできる樹から褒められてうれしい佑征！
タイプは違うけど仲がいい幼馴染関係を続けるのです
でも、ある日、樹が泣いているのを見た佑征は、自分の中にある樹への特別な思いを自覚しちゃう・・・
佑征は、自分に暗示をかけるように「樹を嫌いになりたい」と思い続ける
その思いは態度に出てて、樹に対して塩対応になる
一方、樹の方は、そんな佑征の変化に気づいてて、「なにか隠しているなら、それを解放してやりたいな」と常に佑征の周りをまとわりつくんです
佑征は、樹にやさしくはできないけど、でも、まとわりつかれたら突き放せず一緒にいるって感じとなり・・・
高校生になったころには、ふたりと同じグループの男の子たちから、「おまえたちは、結局、仲がいいのか？悪いのか？」ってツッコまれるような関係になっちゃうのです
佑征視点で描かれる片思いがよかった！
このお話は、主に佑征視点で進むので、佑征の切ない片思いがずっと描かれています
これ以上好きになりたくないから、樹とは距離を離したい
でも、寄ってこられたら冷たく突き放すこともできない
樹が自分に寄ってくるのは、気兼ねなく話せるだけであり、自分と同じ気持ちじゃない
常に一緒にいるから、樹に気のある女の子の存在も目に入り・・・
そんな風に、近すぎる関係だからこそ生まれる片思いのつらさが描かれています
佑征の好きと樹の好きは違う種類の好きだと、胸を痛める佑征の姿がむっちゃ切ないんです～！！！
チートキャラの樹もいろんな悩みを抱えている
なにをやらせても上手にできる万能型タイプの樹！
それを鼻にかけることなく明るくていつも元気なキャラなのですが、実は、なにごともソツなくこなせるがゆえに陰でやっかみや妬みを受けてきました
そんな樹にとって佑征は心の拠り所なんですね！
自分が佑征の存在に助けられているから、佑征に、なにか悩みがあるなら打ち明けてほしいと思ってて・・・
でも、その悩みの正体を実はわかってるぞって展開です
佑征の口から聞けるのをずっと待ってて、時々、隙を見せる樹
樹の心情がふとした瞬間に伝わってくるのが大変よかったです
エロはあるの？ないの？
エロなしです！
最後の最後にいい雰囲気になるんですが、親が帰ってきて、そのままエンドとなっています
個人的には、古矢渚先生にはエロを求めていないので気になりませんでした～
エロがなければBLじゃないって方には、ガクってなっちゃうかも～！！！
海ホタルの感想まとめ
2人の微妙な距離感が、いい意味でムズムズする作品でした
モブキャラで女の子たちが出てきます
ふたり揃ってフラれているけど、この子たちもいい子すぎる～！
安定の古矢渚ワールドが楽しめるコミックです
気になった方は、ぜひ、試し読みからチェックしてみてくださいね
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おすすめネタバレ！
