丸木戸先生の新刊「オメガ・メガエラ 2巻」が出ました!!
「オメガ・メガエラ」は非BL作品ですが、題材に「オメガバース」を使っており、なかなか面白いコミックとなっています
「財閥を舞台としたお家騒動の愛憎劇」!!
2巻ではついに死人が出てしまいました!!
主人公がどこまで悪人になれるのか?!
ほんとハラハラできる展開となっています
では紹介にいってみましょー!!
目次
作品紹介
話題のSF設定オメガバース×身分制度×華麗なる一族の家督争い、波乱と陰謀の第2巻!!優れた性とされるαが支配する世界。αを産む宿命を背負うΩの人生は、αの子供を持てるか否かにかかっていた。財閥・英家で子を生せず疎まれていたΩ・犀門は、Ωの少年・真宮をαと偽り、跡継ぎ候補として迎え入れることに成功する。ところが、Ωに特有の「発情期」が真宮に訪れてしまう。目の前には英家のα・伊織がいて…!?
「オメガ・メガエラ 2巻」のここが面白い!
執事の斯波(しば)に秘密を知られ脅される立場となる主人公
1巻のラストで登場したベータの斯波(しば)
ベータであればオメガ特有のフェロモンには気づかないはずなのに・・・あきらかに彼の反応は怪しかったんですよね!!
そしたら!
やっぱり!!
オメガフェロモンがわかるベータだったんですね!!
犀門がアルファだと偽り跡取りとして連れ帰ってきた間宮が、アルファではなくオメガだと気づいた斯波(しば)は、主人公の犀門を脅します
タイミングの悪いことに間宮の発情も始まっており、この窮地を切り抜けるための非情さが犀門に求められる
たったひとりの自分の運命の番である夫からの愛を取り戻すため、どこまで人として落ちることができるか?
ここが見どころとなっている2巻!!!
愛を取り戻すためっていうと・・・どこかドラマチックでロマンチックとも言えるのですが・・・
でも、征十郎という男にそこまでの価値があるかどうかはかなり微妙なところ!
読者はみんなそれに気づいている
でもでも!
恋に落ちている犀門自身が、自分がすがっている愛の本当のはかなさに気づいていないというのがこの作品の面白いところ!
恋に盲目となっている犀門の浅はかさは滑稽でもあり・・・でも、同情できる部分があり・・・
どこまで浅はかになれるかがむちゃくちゃ面白いんです!
そして、ついに死人が出てしまう展開に!!
さらに!!
執事の斯波(しば)がなんとも不気味で・・・
目がね・・・人形みたいで時々怖いの・・・・
途中から、犀門の理解者のようにふるまっているけれど、真意はまったくわからないままです
個人的には、ここまできたら、犀門にはとことん修羅の道を歩いてほしいところですが・・・どうなっちゃうんでしょう?
麗子VS間宮!戦いの幕開け!
ここまで跡継ぎ争いがこじれた状態になってしまったのは、明らかに好色である善治郎のせいなのですが・・・
でも、善治郎はここにきて、跡継ぎ問題をまるでゲームのごとく扱います
第一夫人の長女の麗子
自分の子供である間宮
どちらが英家の跡継ぎにふさわしいか?
学校での生徒会選の結果によって決めると言い出す
なんじゃ!そりゃ!?
そんなことであっさり決めてしまってもいい問題なの?っていう気もするし・・・
麗子は学校では圧倒的な人気をほこるアルファで後から転入した間宮には圧倒的不利という状況ともいえる!
わたしとしては間宮を応援したい気もするけれど、麗子の正々堂々とした気丈さは気高くて美しくて・・・麗子のことを憎みきれない・・・
こちらの闘いも気になる状態のまま次巻へと続くとなっています
海ホタルの感想
この作品・・・
BLではありません!!
ですが、愛憎劇が好きな人にはたまらん作品となっています
1巻ではちょっとアダルトな展開もありましたが、2巻では、まったくありませんでした・・・
ちょっとそこの部分は残念・・・
執事の斯波(しば)が犀門狙いだと面白いなーって思いながら読んでいましたが・・・ちょっとそういう展開はなさそうかも!
死人が出た時点で、もはや後戻りもできない状態となっています!!
今後の展開からも見逃せません!
ぜひ!愛憎劇がお好きな方は試し読みをチェックしてみてくださいね
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