こんにちは!先日「Daria 2018年10月号」が発売されました
今月号のダリアは、 ミニドラマCD「コヨーテ」が付録です
電子書籍では付録のドラマCDはついてきません
ですので、「コヨーテ」ファンの方には、紙書籍での購入をおすすめします
さて・・・
本日の記事は、「Daria 2018年10月号」より「レッドベリルにさよなら」の紹介です
今月号は将門といつも一緒にいる師夏(もろなつ)の過去です
ではいってみましょー
「レッドべリルにさよなら」第11話
師夏の過去・・・なぜ吸血鬼になってしまったの?
シーンは長崎の出島です
時代背景は、日本開国当時?ってぐらいでしょうか?
明るい笑顔で父親の帰りを出迎える師夏
帰ってきた父親は師夏の頭を撫でながらやさしい笑顔を向けています
側には美しい女性がいて「おかえりなんし 今日は早うありんすね」と言っています
どこから見ても、微笑ましい家族のワンシーンですが、次のページでは、父親が母国へと帰るよう上から命令が出たと女性に深刻に話しています
師夏の父親は外国人で母親は日本人・・・
歴史の授業を思い出しますと・・・
たしか、この時代、外国人と日本人の結婚は法的にはまだ認められおらず、日本人妻は「お妾さん」って立場のはずで、国からの許可がないと渡航が難しかったと習った記憶がうっすらとあります・・・
父親は、家族と一緒に母国へ帰りたいと、荷物の中にふたりを隠し、蜜出国させようとします
出国前に父親と「母親を守る」と約束する師夏
しかし・・・港で師夏と母親は見つかって捕まってしまうのです
牢屋に入れられた師夏
母親と引き離され、父親とした「母親を守る」約束が果たせないとしくしく泣き続けます
そして、牢屋の中にいる猛者に乱暴されそうになる師夏
その師夏を助けたのが同じ牢の中にいた将門でした
汚らしい猛者の首筋を噛み切る将門
周りにいた人間が大騒ぎになり、あわててかけつけた憲兵たちも真っ青な状態に・・・
一斉に逃げ出す人々
その混乱の中で師夏は「お母様を助けて!」と将門に頼みます
将門は「めんどくさい」って顔をしますが、必死に頼む師夏に巻き込まれ女牢へと一緒に行きます
しかし・・・すでに師夏の母親は自殺をしていて・・・
母親の死体を見た師夏はその場でたおれます
倒れた師夏を自分の屋敷へと連れて帰る将門
うなされて起きる師夏
「母親を守る」という父親との約束を守れなかった師夏は絶望し、その場にあった破片で自分の首を掻っ捌きます
それを見ていた将門は、師夏の首から流れる血を吸う
大きな音に、この家の屋敷の女中が様子を見に来る
女中の叫びに口元を離す将門
中途半端に師夏の血を吸ったことで、師夏は半吸血鬼になる
目を覚ました師夏は、自分が生きていることに驚く
喉を掻っ捌いたはずなのに・・・
「お前を吸血鬼にした」と説明する将門
自分が化物になったということに驚く師夏
にやりと笑う将門
「どうして死なせてくれなかったんだ!」と泣きながら全身で訴える師夏
将門は「おれは噴き出したものを飲んだだけだ。おれを恨むことがお前の生きる理由になるなら好きなだけ恨め」と言うのです
師夏は和重と昭彦に父と母の姿を重ねている?
シーンは昭彦と和重のいる時代へと移ります
将門に吸血鬼にされ、長いときの中でいろんなものを見てきた師夏
この世界は冷たくて哀しいけれど・・・そればかりでもない・・・
和重と昭彦の微笑ましく歩く後ろ姿を見ながら、亡くなった父親や母親に胸を馳せる師夏
そこで次回に続くとなっています
海ホタルの感想
前回からの続きじゃなかったので、一瞬「番外編?」って思ったんですけど、表紙に「第11話」の文字がありました
ちょっと妖しげで湿っぽい師夏ですが、昔は明るくてすんごくかわいかったんですねー
母親が亡くなったシーンはかわいそうでした・・・
しかし・・・将門は師夏がすでにずっと側にいるんだから、和重にそれほど執着する必要性はないのでは・・・?って気がします・・・
次回からは、和重・昭彦・将門ターンになるんでしょうか?
次回の掲載予定は10月22日発売の「ダリア」となっています
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