壮大!号泣!涙涙涙の嵐!!!「聖邪の蜜月」安西リカ

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オトクにBLが読みたい!

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こんにちは!海ホタルです

本日は安西リカ先生の「聖邪の蜜月」(BL小説)の紹介です

BLアワードの小冊子ほしさに買いました!BLアワード小説部門12位にランクインです

 

発売当初(2021/02/10)、この表紙がものすごく評価が高くって巷で話題になっていることは知っていました

ただ、わたしはラブコメが好きな人間なので・・・

そういった人間にとっては「シリアスそう」「設定が難しそう」って感じがする表紙でして・・・

絵が美しいのはわかるが、なんか敷居が高そうだなぁって思っていた作品です(^^♪

 

なので、手に入れても、ワクワク!早く読みたい!って気持ちはなく・・・電車の移動中の手持無沙汰な時間にちょこちょこと読み進めるといった感じで!!!

なのに、クライマックス近くあたりで、電車の中で泣きそうになって、これはまずい・・・と本を閉じ、クライマックスはおうちで読みました

最後のクライマックスは、涙なしでは読めず、大号泣でした

 

期待をしていなかった分!!

「これはすごい!人にすすめたい」って気持ちが大爆発です!!!

 

きっと、わたしのように「敷居が高そう」と未読な方がいるに違いない!

そういう方に興味を持ってもらえるよう紹介します

作品紹介

奴隷市で売られ「神の愛し子」として聖職者に犯された過去をもつアシュは、偽聖職者として人を欺いて暮らしていた。ある日、絶滅したはずの聖獣の卵を拾い、生まれた仔にサージと名付け、育てることを選択する。純粋なサージを育てる生活のなかで彼の存在は唯一無二となる。人型にもなれるサージは美丈夫に成長した。性を知らなかったはずの思春期の彼がアシュに乗りかかり「アシュが欲しい」と迫ってきて…。

「聖邪の蜜月」のここが面白い

不幸な生い立ちの主人公が聖獣を育てる姿に母性本能がキュンとする

特殊設定BLです

この世界には昔、聖獣がいて、聖獣の鱗は宝石のように美しかったため人間たちによって乱獲され、聖獣たちも人間のことを襲い返すようになります

そして、聖獣は危険な生き物として幼獣であれど駆逐されるようになり、今では、絶滅したと言われている・・・

そんな世界が舞台です


 

主人公のアシュは、幼いころに奴隷市場で売られて、聖職者に買われ、「邪悪を追い出す」儀式として、犯され続ける日々を送っています

聖職者たちは、拾ってきた見目麗しい子供たちを、「邪悪を追い出す」という名目のもと、自分たちの性欲のはけ口として扱っています・・・心痛い展開ですが、救いは、その様子を具体的に描写したシーンがないことだと思います

 

成長したアシュは、聖職者たちの暴力から逃げる

偽聖職者として街から街を旅するようになるアシュ

そんなアシュが絶滅したはずの聖獣の卵を拾うのです

卵から孵った生き物は、鳥のような・・・でも爪もあって尾もあって・・・アシュが見たことがない生き物だったため、「もしかして聖獣では?」と疑いつつも、こんな小さな生き物を殺すことなどできない。とサージと名前を付けて育て始めるのです

サージは、数週間で犬のようなオオカミのような姿になり、そして、人間の子供に変化ができるようになります

誰からも愛情をもらわず生きてきたアシュは、サージの成長を見守るうちに、自分の中にある「愛情」を自覚し始めます

そして、サージのぬくもりを生きる心の支えにするようになるのです

 

ちびっこのサージは、幼くて舌足らずな口で「あしゅ」と名前を呼びます。その様子がむちゃくちゃかわいくて!

そして、成長スピードが速く、あっという間にアシュより大きくなっちゃうのですが、精神年齢は子供のまま!

旅の途中で、アシュが性的な意味で狙われても、心が幼いサージは「性的な空気」がわからないままアシュを暴漢から守ります

そんな純真無垢なサージがほんとうにかわいくて!

そして、アシュが、自分より体の大きくなったサージを守ろうとする姿にも胸が熱くなります

クライマックスは感動が波のように押し寄せる展開に!!!

小さかったサージのことを大事に大事に育てたアシュ

でも、幼かったサージが精通を迎えて、少しづつ立場が逆転します

アシュがサージのことを大切に育てたように、大きくなったサージはアシュのことを守り大事に大事にしてくれる

アシュは、聖獣は聖獣と番になるべきだと思っているけれど、サージはアシュのことを「自分の番」だと言い続けます

サージに愛されて、戸惑いながらも、心満たされる時間を過ごすようになるアシュ

でも、幸せは続かなくて、美しかったアシュがその容姿を失うほどの大けがをするんですね

 

そのシーンが本当にすばらしくて!

 

息も絶え絶えに、やけどを負って醜くなった容姿を「ひどい顔になっただろう・・・」というアシュ

でも、サージは「アシュだって、俺が獣の姿や聖獣になっても同じだと思ってくれただろう」と答えます

与えた愛情がそのまま返ってくるって・・・。

もう・・・泣いちゃいますよね~

相手の魂そのものを愛するって、きっと、こういうことなんだなって思いました

 

もう、ここの部分を書いている時点で、涙が出るのですが、でも、ここがクラマックスのさわり部分でして・・・

 

この後に、涙がこぼれるシーンが波のようにどんどん押し寄せてきます!!!

 

最後まで読めたのは、「安西リカ先生だから、アンハピではないはず!」と信じていたから!

 

本当に美しいクライマックスです!!!

 

最初にあった布石が生きてくる展開にも感動の嵐です!!!

海ホタルの感想まとめ

もともと、受けが育てた相手が、受けより大きくなって、守っていたはずが守られるように・・・って展開に弱いので!

もう・・・本当に、わたしの性癖にドストライクな作品でした!!!

そして、アシュからサージへ・・・サージからアシュへの愛の深さ!!!

アシュがたくさんの愛情を与えてサージを育てて、サージもアシュから教えてもらったようにアシュのことを愛するようになる展開がすばらしすぎました

 

ちなみに、わたしは、小説でもドラマでも映画でも・・・けっこう、最初の部分はあまり身を入れて読まない。見ない。ってタイプです

ストーリーが転がりだしてから読み始める。見始める。タイプなので、おうちの中には、盛り上がるまで読み進めることができず、最後まで読み切れていない小説が何冊もあります(;^_^)

そんなわたしが、最後まで読み切れて号泣したってだけで、もう「高評価!星5つ!」をつけてもいい作品だと思います

ぜひ、電子ストアからの試し読みをチャレンジしてください!

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