「狂い鳴くのは僕の番;β 3巻」楔ケリ

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オトクにBLが読みたい!

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こんにちは!海ホタルです

「狂い鳴くのは僕の番:β」の3巻が紙書籍と同時配信です

こちらが鵜藤×雀部の完結巻なのですが!

いやー・・・ほんとここにくるまでむちゃくちゃ焦らされました・・・

1巻の発売が2017年で、(BLとしては)そんなむちゃくちゃ完結まで時間がかかったってわけじゃないのですが、わたしの体感速度としては1巻の発売から5年くらい経っている感じで・・・

一体、この感覚はなんなんでしょうか?

発売を楽しみにしすぎたせいでしょうか?

なにはともあれ!無事!ハピエンを迎えることができて、本当にうれしいです

では紹介に行ってみましょう

作品紹介

「狂い鳴くのは僕の番 ;β 3巻」のあらすじ紹介

オメガバースBLです

この世界ではオメガの立場が劣勢で、主人公の雀部が働く会社でも、上層部がオメガに枕営業をさせて仕事を取ってくると言うクズっぷり

しかし、それは強制的な命令ではない

あらゆる重圧をかけて、オメガが一流企業で働くには、それしか道がないのだ。と追い詰めていくのです

主人公の雀部は、負けん気が強いオメガで、最初は、身体を使って仕事を取ることに反発をするが、発情する身体をもてあまし、それしか道がないような気持ちになる

そんな雀部を上層部から守ってくれたのが、直属の上司である鵜藤

かねてからオメガを使って仕事を取る上層部のことが気に入らなかった鵜藤は、全力で雀部を守ってくれる

雀部は鵜藤に惹かれ始め、鵜藤も雀部の負けん気の強さの奥にあるひたむきさに惹かれ始めるのだが・・・

残念なことに鵜藤はオメガを幸せにすることができないベータだった・・・

オメガを幸せにできるのはアルファだけ・・・と雀部への気持ちを押し殺す鵜藤

そんな鵜藤の態度を勘違いした雀部は、ふとした行き違いをきっかけに、自暴自棄になり取引先の白取さんというアルファの番になってしまう

鵜藤は、雀部が白取さんと番関係を結んだと聞いて、複雑な気持ちをかかえる

だけど、それがオメガである雀部の幸せだと、遠くから雀部のことを見守り続ける

けれど、雀部は、勢いで白取の番になったものの鵜藤のことを忘れることが出来なくて・・・

アルファ・ベータ・オメガという性に囚われて、もがき苦しむふたりの姿がこの上なくドラマチックな作品です
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「狂い鳴くのは僕の番 ;β 3巻」のここが面白い

オメガバースならではのせつない展開がよかった!

雀部と求めあう鵜藤!

けれど、別のアルファの番になった雀部は、番相手以外から触れられると気持ち悪くなり吐き気がしてくる

それでも、鵜藤のことを求めずにいられないって展開がむちゃくちゃよかったですよね!

むちゃくちゃせつない~!!!

雀部は白取さんに、本能部分で番っても、心まで本能に支配されるわけじゃない・・・と言っていますが

これは、オメガバースの永遠のテーマですよね!

心が別の人にあっても番った相手に心動かされる場合もあるし、そうじゃないこともある

だからこそ、オメガバースBLには数多くのドラマが生まれますが、雀部は、白取さんと番っても鵜藤のことを忘れることができなかった

吐きながらも鵜藤を求める雀部の姿に涙!涙!

むちゃくちゃせつないですよね!

いい人だと思っていた白取さんの「実は・・・」な展開に驚愕!

白取さんって・・・ほんといい人なんですよ

けれど、双子の兄がオメガだったり、ベータの鵜藤に負けた過去があったりして、いろいろ屈折しちゃった人なんですね

そう考えると、白取さんもバース性の犠牲者

しかし、だからといって、好きでもないオメガのうなじを噛んじゃダメですよね・・・

白取さんが出会ったばかりの雀部のことを番にしたときは、苦しい思いをしている雀部に多少なりとも情があって噛んだものと思っていたのですが

3巻では、実はそうじゃなかったとわかって驚愕しました!

白取さんの独白ターンがありますが・・・そんな理由で、ひとりのオメガの運命を変えるだなんて・・・許されることじゃないです

けれど、救いはちゃんとあって、最後は、雀部と鵜藤さんは無事くっつくことができました

最終巻まで読んでから、1巻から読み返すと、ほんと、白取さんが雀部を番にしちゃったシーンがつらくなります

同時収録「残痕の藍」

こちらの作品は、前作である「狂い鳴くのは僕の番」が未読だとちょっと意味がわからない作品です

「狂い鳴くのは僕の番」で登場した飛永視点の漫画です

なんで?ここでいきなり飛永さん視点の番外編が入っているの?とびっくりした!

そして、この「残痕の藍」の後に、描きおろしで高羽×烏丸のお話が6P入っていて

最後には、2021年から高羽×烏丸が主人公の「狂い鳴くのは僕の番」の続編がスタートするという告知が!

高羽×烏丸の描きおろしは、ちょっとひっかかる感じで終わっています

そのひっかかり部分が続編でわかるって感じでしょうか?

続編の連載スタートに期待です

海ホタルの感想まとめ

ドラマチックなオメガバースBLがお好きな方におすすめしたい作品です

最後は、かわいい子供にも恵まれて、むちゃくちゃ幸せそうなふたりが拝めます

いやね・・・ほんとね・・・1巻で登場した雀部は、出世意欲が強くて、むちゃくちゃ負けん気が強くて、「この子、大丈夫?」と心配していましたが、鵜藤と出会って、むちゃくちゃかわいくなりましたよね!

そういう成長を楽しめたのも楽しかったです

あと、ベータの鵜藤が幸せになったのもうれしかったな~

かわいい子供と雀部と一緒に笑う鵜藤の笑顔に胸アツです!

3冊一気読みすることをおすすめしたいコミックです!

試し読みはこちらから

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