イシノアヤ作品読んでみた「union」「トリガー」感想レビュー

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オトクにBLが読みたい!

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こんにちは!海ホタルです

先日、腐友さんからのおすすめでイシノアヤ先生の「アイ・ドント・クライ(上)」を読んだんです

イシノアヤ先生は初読みだったんですけど、「あるあるBLじゃないところが面白いな」って思ったんですよね

なんていうか・・・

BLって、ある程度の「お約束」があると思うんですよ

そういう「お約束」に媚びず、自分の描きたい世界やメッセージ性を描いているのがいいな・・・と思いました

ちなみに、わたしは、ゴリゴリの少女漫画畑育ちなので、そういう「お約束」や「セオリー」が大好物派の腐女子です

だからね・・・読んで、ズキュンときた!とか・・・ハアハアときめいたって感じじゃないんですよ・・・

ただただ・・・この先生の持つ世界観を見てみたいって思ったんですよね

一気に2冊読んじゃったので、本日はその紹介をしたいと思います

union

union

union

「アイ・ドント・クライ」で出てくる井田さんが担当しているバンドのお話です

紙書籍は、2014/02/24に出版されています

これ・・・どこかに前作があるのかな?ってくらい、冒頭からナチュラルに主人公ふたりがつきあっています

で、ものすごく日常系マンガでした

日常系BLとは、ちょっと書けません!!笑!!

だって・・・濡れ場シーンがないよ~?

「ケチャッパーズ」というバンドのボーカルとギターのふたりがつきあっています

ギターのワカが、才能はあるのに、マイペースでこだわりの強いちょっと不思議ちゃんで・・・

バンドのみんなを振り回して、マネージャーの井田さんの胃痛の原因となっているんですけど、そのワカを上手く操縦できるのが彼氏であるボーカルのタニくんなんですねー

ワカのこだわりや不思議ちゃん行動が始まると、他のバンドメンバーがタニに「このバカはお前の言うことしか聞かんだろ!」って懇願する

タニは、さすが彼氏とあってワカのことをよくわかっていて、あははって余裕な感じ

すごくいい距離感と信頼感でつきあうふたりの姿にほのぼのさせれれます

さらにいいなって思ったのは、彼らの周りの友人達にもスポットがあたっていて、物語に広がりを感じるところですね

第三者目線から主人公ふたりを見るのも楽しかったです

高校時代のワチャワチャした空気のまま大人になった仲間たちの姿は読んでいてとっても癒やされます

でも・・・これ、BL?

うーん・・これも、きっとBLなんでしょうね・・・

なんてことない日常の中にある言葉や空気感を描くことで幸せや気付きを感じられるマンガが好きな人におすすめできるコミックです

わたしも、BLとしてはどうなの?って思ったんですけど(だって・・・恋愛にスポットが当たってないよ?キスシーン止まりです)、もともと、そういう日常系マンガが好きなんですよねー

だから、最後のページをめくって「え?もっと読みたい!」って思いました~!

こちらの作品は「幻冬舎の日」キャンペーンを利用して読みました。ちょっとオトクに読めて満足です

関連記事 「幻冬舎の日」2000冊が半額!!「とりたん」「恋するインテリジェンス 」など!

トリガー

トリガー

トリガー

これは、口コミ評価からずっと気になっていた作品です

発売が2015/07/25です

「union」とはテイストが全く違って驚いた!

高校時代に自分の性癖にうっすらと気づいていた主人公の三井

けれど、それを直視することなく、しっかり蓋をし、女性と結婚し、子どもも作った

美しい妻とかわいい子ども、商社のエリートとして輝かしい汚点のない人生を歩んでいるはずで、そこに間違いがあるはずがなかった

しかし、妻からの突然の離婚の申し出をされ、輝かしい人生は一転、転落する

そんな彼の隣に、高校生のころ、三井に告白してきた同級生の曽根くんが引っ越してくるんです

曽根くんが同居人の男に片思いをしていることを知った三井は、それをネタにして関係を強要します

とにかく、この三井がむっちゃクズ!!

自分の性癖を偽り、幸せな人生を築いてきたはずだった分、それに裏切られたフラストレーションが強いんでしょうね

うまくいかない人生そのものをぶつけるような手荒いセックスを曽根くんに強いるのです

このコミック、構成が大変うまくて・・・

三井と曽根くんがくっつくまでを描いた作品の後で、三井が10代のときに、自分の性癖になぜ蓋をすることになったのかが描かれていて、その後に、三井と曽根くんの心和やかな日々が描かれています

作者様のあとがきにこうありました

自分を偽って生きていくのはつらくて苦しくて、きっとさびしい

自分の性癖を押さえ込み生きてきたことで歪んでしまった三井

性癖で苦しんた過去があるからこそ、三井により添えた曽根

三井が曽根と出会ったことで救済されたのがよかったと思える作品でした

おすすめ Rentaさんでは9/21まで、48H300PT。無期限480PTとちょっとお安くなっています

海ホタルの感想

いやー・・・面白い作家さんですよね

「アイ ドント クライ(上)」「union」「トリガー」と読みましたが、どれも、テイストが違うのが面白いと思います

特に「トリガー」は口コミ評価が高いのが納得の作品でした

描写として、少々痛い表現もありましたが、それを乗り越えて、二人で使う大きなベッドを買ったシーンにじーんってきました

「アイ ドント クライ(上)」も下巻待ちなんですけど、すっごく期待しているんですよね!

上巻では、メインのふたりがずっと離れ離れというBLにおいてはありえない展開をしています

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おすすめBL「アイ・ドント・クライ 上」イシノアヤ

2018-08-26

ではでは~!

最後まで読んでいただきありがとうございました

シェアしてくれたらうれしいです!

4 件のコメント

  • お久しぶりです!

    「トリガー」の方だけですが…、気になって読みました!
    なんつー、ゲスい男やねん!
    本当に犯罪レベルだわ。
    最後は絆されてお付き合い出来て
    良かったよねー💦
    高校時代から好きだったから、絆されたんでしょうかね…
    最後はハピエンで救われた気がします。

    • WRさんへ
      ほんと!すごいゲスぶりでしたね!
      手を出す相手を間違えていたら即通報レベルですよ!最後は、落ち着くところに落ち着いたふたりが見れてよかったです・・・

      意外に・・・こういうゲスな攻めに限って・・・いざ、受けに別の男の影ができたら、すごく女々しくなりそう・・・だと妄想しちゃって楽しんでいます

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