こんにちは!海ホタルです
本日のご紹介は山本小鉄子先生の新刊「笑う鬼には福きたる」です
CRAFTさんの方で連載している作品ですね!
正直・・・紙書籍で買うかどうかかなり迷ったんですよね
どういうお話かまったくわからないし、電子化を待ってもいいなーっとも思った
でも、あらすじが「借金500万」。「ツイてない人生。」「笑うのが苦手」
表紙には、愛想がいいとはいえない主人公がドーン!!
うーん・・・・山本小鉄子先生にしては、今までにないタイプの受けが見れるかな?と買ってみました
では・・・
どんなお話か紹介したいと思います
作品紹介
笑う鬼には福きたる(1) (H&C Comics CRAFTシリーズ)
父親が亡くなって一週間。
怒谷 笑を訪ねてきたのは、父親が遺した500万円の借金の取り立てだった。
家は貧しく、笑うのが苦手で、人づきあいが苦手で、誤解されてばかりのツイてない人生を送ってきた笑。
そんな笑に貯金なんてあるはずもなく、ゲイ専門の秘密クラブに売られそうになったとき、
高校時代のクラスメイト・福冨稔持が現れ、「俺が怒谷を買う!」と言い始めて!?
三白眼で卑屈な受けは山本小鉄子作品には珍しいタイプの受け!
主人公の名前は「怒谷笑」!!
しかも!
「笑」と書いて、「えむ」と読むという!!!
いや・・・・可愛い名前ですよね!
「えむちゃん」って響きが、可愛いと思います!!!!
でも!!!
借金取りに「怒谷M(エム)とか拷問プレイにぴったりの名前じゃ~ん」って言われちゃってて・・・
お父さん!!!
名前をつけるとき、息子が将来、借金取りにそんな風に言われるなんて、1ミリだって想像していなかったんだろうなー・・・って思った!!
でも、生きていたころの父に、「なんで自分の名前は“笑”なのか?」って笑が聞くシーンがあるんですよ
お父さん、笑いながら「名字に“怒り”なんて入ってっから、下に楽しげな名前付けてやんなじゃって!ハハハ」って言うんですね
それをきいた笑はなんか満たされている・・・
コンビニ前でお酒を飲んで寝ちゃうようなお父さんだったけど、笑にとっては愛情を注いでくれる大事なお父さんだったんですね
けれど・・・
借金500万を残し、笑ひとりを残して先に逝ってしまう
父の死後、突如現れた借金取りにびっくりするものの、父が借りた500万は、自分の高校へいくためのお金だったと返済することにした笑
生まれたときから貧乏・・・
父の愛をもらい育ててもらったものの、周りからの悪意を散々受けて育った笑
すっかり、やさぐれた青年に成長し、卑屈な男に成長しちゃいました
山本小鉄子先生の受けにしては、愛想のかけらもありません
でも、この子、すごい頑張り屋さんなんです!
借金500万を残した父を恨まず、父が遺したものであれば自分が背負う!という覚悟がある。
もしかして、笑が笑うところがこのマンガのひとつの着地点なのかもしれませんね
攻めは侍気質?無自覚に受けのことが好きらしいが・・・
そして・・・
借金取りに「500万返済しろ」と言われる笑の側をたまたま通りかかったのが、今後、攻めになると予想される福冨くん
お金持ちのボンボンで、高校時代、泥棒扱いされた笑を助けてくれた男の子です
この福冨くん
ものすごくマイペースで侍気質・・・
笑が借金を背負っていると聞いて、力になりたくて仕方ない
でも、笑は福冨くんにやさしくされるとみじめで仕方ないわけです
高校時代からの久しぶりの再会で「怒谷の助けになりたい」という福冨
彼のやさしさを「なんで?」と聞く笑
福冨「ずっと気になっていた・・・怒谷のことだけ・・・・・・・・あ。好きなのかもしれん」
福冨のその一言に固まる笑
福冨「どうした固まって」
笑「そりゃ、固まるだろう!いきなり告白されて!」
福冨「告白?そうか・・・告白になるんだな。ならば、俺と付き合ってくれるか?」
なんだ!なんだ!!この色気もなにもない告白は!
いやー・・・・もう・・・この福冨も、ひとくせふたくせある攻めですよ・・・・
自分で「好き」って言っておいて、それが「告白」だと指摘されるまでそれに気づかないという・・・・
鈍感?マイペース?お人好し?
山本小鉄子先生いわく「侍攻め」だそうです!笑!
そんなふたりが織りなすラブストーリーは、全く先が見えない感じ!
今後の展開に期待したい1巻となっています
海ホタルの感想
1巻は、序章って感じで、ラブ展開など一切ございません!!!
福冨のライバルは、いまのところ、福冨のおじいちゃんって感じ!笑!
作者様のあとがきで、「2巻ではちょいちょいエロシーンもあるんで」とあって・・・
それに期待したいと思います
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