みなさん!こんにちは!「おじさん受け」にはそれほど萌えない海ホタルです!!
「おじさん受け」が好きな方には、本当に、ごめんね!!としか言えないです!!ごめんね!!
でもね!私の言い分も聞いておくれよ~!!
わたしはリアルに40代主婦なわけですよ。んで、わたしより16歳年上の主人と暮らしているわけです。
だからね・・・わたしがオジサン受けを読んでてどうしても気になっちゃうのが・・・「加齢臭、気にならないのかな?」って部分・・・
どうしても・・・どうしても、その部分が頭をよぎってしまうのよ!!
あとね、自分自身の立場でも考えちゃうわけです。例えば、わたしがハタチそこそこの子と付き合う・・・なんて・・・こと・・・・「ない!ない!ない!ない!!絶対に有り得ない!!なんておこがましい妄想を!!すみません!!!」って思っちゃうわけですよ。
だから、読んでても面白いけど、でも、どうしても「恋愛」として共感できる部分がないよね?ってなっちゃうの!!
まあ、そういうわけだからさ!!
この作品の1巻にあたる「YOUNG BAD EDUCATION」も、どうも、いまいち萌えなかったわけ!!
自分の生徒のことをこっそりとストーカーのごとく片思いしていた冴えないオジサン先生が、酔った勢いで片思いしている時分の生徒にチュ~しちゃう。ちゅ~された生徒は、それがきっかけで先生のことが気になりだして、逆ストーカーしちゃうってストーリーは面白かったんだけどね。
なんとも思っていない自分より20歳も年上のオジサンに公園で酔った勢いで酒臭いキスされて好きになっちゃうって・・・あるの?気持ち悪いってならないの???って疑問がどうしても残ってしまって、すっきりしなかったの。
まあ、この生徒さん、かなりのいじめっ子気質の変わり者だったから、気にならないのかもしれないけどさ!!
んで、前置きが長くなったけど、今日は、その「YOUNG BAD EDUCATION」の続編になる「YOUNG GOOD BOYFRIEND」の感想です。
口コミ見たら、「すごくいい!」って絶賛の言葉が並んでいるから、読んでみたよ!!
そしたら、むっちゃ、よかったの!!
最後は、ウルウル~ってきたわ!!
目次
作品紹介
登場人物&あらすじ
攻:水沢譲・・・高津からのキスがきっかけで恋に落ちる。ストーカー行為を経て高津を口説き落とした。高津に対してはいじめっこ。受:高津康作・・・水沢の担任教師。高1から恋慕っていた水沢にめっぽう弱い。純情系ストーカー
「YOUNG GOOD BOYFRIEND」のここが面白い
短い小話がぎっしり詰まった心あたたまるのろけ話
譲が高校在学中にくっついた当初から、初めて体を繋げた夜や、誕生日のエピソードなどを詰め込んで最後は、出会ってから13年たってもラブラブなふたりが描かれています。
もともと、わたしはくっついた後のカップルのイチャコラ話が大好物なので、こういうくっついた後のカップルの小話の詰め合わせに弱いんですよね。
しかも、このふたり、喧嘩とかすれ違いとか全くないの。
ヘタレで年上で照れ屋の先生が、かわいい年下の恋人にドキドキしたり、戸惑ったり、悩んだりってしているのが、すごく一生懸命って感じですごくかわいらしいって思いました。
あと、年下の譲が、変わり者なんだけど、やっぱりイケメンのお買得物件なんだよねー
だって、お医者様だよ!!お医者様!!
自分が年下だからと卑屈になることもなく、自分より20歳も年上の先生をいじめたり、可愛がったり、甘えたりして、すごく自然体で先生と過ごす日々を大事に過ごしているのがすごく素敵だと思った!
生意気盛りで無鉄砲ないじめっ子だった高校生の譲が、大人の男性に成長していく過程がわかるのが、この上なく美味しい作品だと思います。
絵や空気感から伝わるラブ
これは、前作の「YOUNG BAD EDUCATION」でも同じことを思ったんだけど、ダヨオ先生って、魅せ方が上手いんですよね!
まず、絵が私好み。冴えない先生は、本当に冴えない顔しているし、譲はすごく顔が整っていて、見ているだけで至福のかっこよさ・・・(先生から見たら、「かわいい」なんだよね。ふふふ)
で、時々入るモノローグにドキッとすることもあるし、空気感あふれる生き生きした登場人物の表情に胸がキュンってなっちゃう。
この絵と、この空気感だけで、好きって気持ちが溢れてるんだよね。
最初のきっかけが、先生からの酔った勢いのキスだったというオシャレ感ゼロだったことなんてどうでもよくなっちゃう。
まとめ
好きな相手と一緒に年を重ねてくてほんといいなって思える作品でした。その時、その時で、ふたりの立場や関係は変わっていくのに、根っこにある「好き」って部分は大きくなっていく一方っていう安定感とラブを楽しめた!
すれ違い多発のBLカップルもハラハラできて大好物なんですけど、こういう穏やかに相手のことが思い合えるカップルは読んでて、本当、心があたたまる。読んだ後、好きな人に優しくしてあげたくなっちゃいます。
くっついて、いつも一緒にいる状況になると、どうしても、相手が自分とつきあってくれた感謝を忘れてしまうものですが、この二人のように、それを当たり前と思わず、常に感謝し合えるってとっても大事なことですよね。
でね・・・でね・・・ここまで、「うう。ええ作品やったー」って感動しながらも、どうしても思っちゃうのが・・・
譲が50歳(まだまだ男盛!)の時、先生は70歳(うーん・・・うーん・・・)だなーってリアルな部分・・・
だって!うちも16歳差夫婦だもん!!その部分、時々考えて、怖くなっちゃうんだもん!
でも、この作品読みながら、そんなリアル、考えちゃダメなんだよね!!きっと、ダメなんだよね!!よし!!考えないぞ!!
でも、このふたりなら、(うちとは違って)どこまでもいつまでもラブラブなんでしょうけどね!!
ダヨオ先生の次回作にも期待大ですね!!
ぜひ、どうぞ!