今日読めるかな・・・どうかな・・・と思っていたら・・・
お昼を食べただんなさんが昼寝
つられて娘も昼寝してしまい
ラッキーなことに読むことができました!!
連載も追いかけていますが、一気に読むと、新たな気づきがあるね!
記事を書くにあたり・・・
一応前置きしておくと・・・
わたし、「囀る鳥は羽ばたかない」をBLとして読んでいない自分に今日気づいちゃいました・・・(←やばい!)
だから、BLとして読んでいる人が読んだら不快な記事になっているかもしれません・・・
そこらへんは・・・本当に「ごめんね」としか言えない・・・
ほんま、ごめんな・・・・
それでもいいなら、この先を読み進めて頂戴!
「BLとして読んでいない?それはありえない!!」って思った方は・・・
ごめん・・・・「戻るボタン」を推奨します
では!!
感想記事いってみよー!!!
作品紹介
これまで守り通してきた一線を、ついに越えてしまった矢代と百目鬼。
百目鬼は矢代がかけがえのない存在であることを、矢代は百目鬼への感情の正体と、自らをかたちづくる矛盾の正体に直面する。
大切だから、離れない。
大切だから、手離す。
平田との抗争が切迫する中、百目鬼を捨て、ひとりでけりをつけようとする矢代だったが……命をかけた抗争の行方は?
矢代と百目鬼の関係は?
怒濤の新展開!!
衝撃!!平田!死す!!!
ヤクザの世界はよくわかりませんが・・・
でも、ここまで嘘偽りで相手をだましだまされを繰り返したら、どこかで大物の血が流れなきゃ収拾がつかない事態にはなっているとは素人でもわかる
はい・・・
それゆえ、平田!死す!!!!という衝撃の展開が描かれた6巻!!
1巻からずっと登場してきた平田
無表情で何を考えているかわからない胡散臭さ
そして、この上なく男らしい言動や行動を見せてくれながら、同時に女々しく嫉妬深い一面を何度も読者に見せてくれ
最後はゴミ同然にこの世からいなくなりました
主人公である矢代を苦しめた平田が嫌いって人が多いのは知っているけどさ・・・
でも、わたしは平田の心情に一番共感ができたかな・・・
上役の側近を殺すことで、お手柄を自分の物にし、臭い飯を食って、自分が思っていた地位にまで登りつめた狡猾さ
なのに、それでも、一番欲しいものが手に入らなかったという虚しさ・・・
欲は満たされず、一番ほしいものが手に入らなかったという最後が悲しすぎました
そもそも・・・平田自身が、自分で一番ほしいものがわかっていない
それを見ないふりをしているのがつらい!
けど、そこが一番共感できるんです!(ええ・・・わたしの場合ね・・・わからない人は絶対にわからないと思われます)
最後は、矢代の手のひらで踊り、すべてを告白してしまった平田
ほんま・・・アホや・・・この人・・・詰めが甘いねん・・・と思う気持ちと共に、私自身の甘さや弱さを見ている気持ちにさせられました
途中で、矢代が三角に「あんたが俺を溺愛しすぎる程、事態がややこしくなる」っていうセリフがあるんですけど
まさに、「その通り!」!!!
三角は自分が大事にしていた側近を平田に殺られたのかもしれない・・・という疑いがあったがゆえに、平田を信用しきれず、上にあげることができなかったと思うんだけど・・・
大事にしている矢代のことを考えれば、嘘でも平田に花を持たせてやってもよかったんじゃないかな・・・って気もする
でもでも
平田は他人の愛情の機微に鋭いところがあるから、そういう嘘は見抜いたかもな・・・
なにはともあれ、6巻で、矢代の最大の敵だった平田が亡くなりました・・・
大きなターニングポイントと言える巻だと思います
百目鬼×矢代はどうなった?
矢代に一度は捨てられた百目鬼
でも、必死に矢代の後を追いかけ、ここぞ!というところで矢代の命を助けています
BLとして読んでいる方は、このふたりの動向・会話にむっちゃスポットをあてて、いろいろ考察していると思う
でさ・・・もはや、BLとして読んでいない私がここで爆弾を投下しちゃうとさ・・・
わたし、この6巻で完結でもいいんちゃう?って・・・一瞬・・・思っちゃったんですよ・・・・
うわーーーー!!!
ごめん!!!
まあ・・・矢代の最大の敵だった平田が亡くなり・・・
矢代は百目鬼のことを忘れたと記憶喪失になり(なったふりをし)
百目鬼も家族の元に帰り・・・・という6巻のラスト
アンハピなんだけど・・・すっごい達成感を感じてしまったんです!!!
なんでなんだろう・・・って考えてみると・・・
そもそも、この作品に恋愛的ハピエンを望んでいない・・・のかも・・・
最近、話題になった作品で「BANANA FISH」がありますが
あれも、アンハピなんですよね・・・・
連載当時は、最後のアンハピ展開に衝撃を受け、「このラストは受け入れられない!」って強い気持ちがワーーーッて湧いたんですが
最終回から云十年たった今でも、私の中で、主人公たちが生き続けているのは、ふたりが末永く共に・・・ってラストじゃないからだと思います
だからね・・・
正直・・・
矢代が平田に殺されそうになった時・・・
「ようやく俺は俺を終わらせることができる」と思った矢代のセリフに
「この人は、死んだ方が幸せなのかもしれない・・・」と、ふっと思いました
「早く死にたい」と思っている人間に、「恋愛」をし、誰かのために生き、なにかを生み出し生きる人生を押し付けてもいいのか?という疑問が大きく残った6巻です
でも・・・
続くのであれば・・・
わたしのこの思いを大きく裏切ってほしい!って期待もある!!!!
「早く死にたい」と思っている人間が誰かに愛し愛される気持ちを知りました。ってハピエンも好きなので!!
今後の矢代・百目鬼も見逃せないですね!
海ホタルの感想
6巻を読んで・・・
ワーッと気持ちが戻るのは5巻の百目鬼と矢代のエロターンですよね
ここも大きなターニングポイントでした
6巻の最後の描きおろしでは、七原が百目鬼に「頭(矢代)には百目鬼の記憶がない」と伝えています
納得のいかない百目鬼だけど・・・
七原の言葉に、矢代がエロの最中に涙を流したことを思い出すんです
この時・・・百目鬼はなにかを覚悟した表情をするのも気になります
これも、今後の展開のヒントかな?って気もする
さまざまな複雑さを残したまま続く「囀る鳥は羽ばたかない」
今後の展開が楽しみです
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