こんにちは!海ホタルです
ヨネダコウ先生が一般紙で連載中の「Op‐オプ‐ 夜明至の色のない日々」2巻が発売されました!
いやー・・・
文字が多くってさ・・・
読むのすっごい時間がかかりましたヨ・・・・
ストーリーが面白かったから、最後まで読めた!!
さすが、稀代のストーリーテラーと称されるヨネダコウ先生!って感じです
では!紹介に行ってみましょう~!
作品紹介
フリーの保険調査員・夜明至(よあけいたる)、バツイチやもめの38歳。持ち込まれるのはやっかいな依頼ばかり。そんな夜明のもとに舞い込んだのは、撮影中の火災事故で亡くなった人気映画監督・皆川賢吾の保険調査依頼。感情が“色”で見える居候少年・玄(くろ)を伴い調査を進めるが、次第に皆川を取り巻く映画業界の複雑な人間関係が浮かび上がってくる。「事故」か「自殺」か「殺人」か――夜明が導き出す真実とは? 希代のストーリーテラー・ヨネダコウが描く話題沸騰の新感覚ミステリー第2巻!
「Op‐オプ‐ 夜明至の色のない日々」2巻」のここが面白い!
1巻は、登場人物の説明的部分が多かったこちらの作品
主人公は、フリーで働く保険調査員の夜明至
彼を取り巻くわき役たちが大変個性的で!!
人間の感情が「色」で見えるワケアリ男子高校生のクロ
細目の警視庁キャリアである行政は至の苦しむ顔が見たくてたまらないサディスト
裏の仕事もこなす「囀る〜」で登場するおっちょこちょいコンビの鮫と鯨
そして、至の元嫁のクールな美人女医の倫子
どの登場人物も一癖、二癖ありつつ、心の奥底で何かを抱えている人間くささがとても魅力的です
わたしとしては、2巻は倫子がよかったですよね・・・
2巻収録の第3話では、至が映画監督の事故か?自殺か?わからない事件を調査します
第3話の冒頭に至の若いころ(大学生時代)のお話が入るのですが
至と倫子の出会いが描かれていているんです
で、この時、登場したリバイバル映画が、本筋部分で登場する映画監督の事故?自殺?に大きくかかわりを持ってくる
そして、続く第4話で「保険契約直後に事故」という事件の調査をするのですが
そこでも倫子が登場してくる
で、ここで、第3話の伏線回収となっています
倫子は、ちらっ・・・ちらっとしか登場しないんですけど
ものすごい存在感があるんですよね!
倫子は、きっと、離婚しても至のことをずっと好きだと思うんですよね
このクールビューティーな美人が至と出会ったとき、笑ってるし
かわいい表情を見せてるもん・・・
きっと、最初から、至に惹かれるなにかがあって
いろんな複雑な感情を抱えながら至と離婚したと思うんだけど・・・
でも、そこらへんのことを詳しく描いてくれないのがヨネダコウ先生らしいというか・・・・
ふたりの息子がなぜなくなったのかもわからないままとなっていて
そこの部分もすごく気になりますね
人の「業」を描く展開が面白い
主人公の至のお仕事は、保険会社が保険を支払うかどうかグレーに思える少々難癖のある事件や事故を至が調査し、その報告書をつくるというもので
様々な事件か事故か自殺かわからない案件を至が調査していきます
1巻では「射撃場で起きた事故?事件?」と「ひき逃げ事故」の2編
2巻は「映画撮影中の映画監督の事故死?自殺?」と「保険契約直後の交通事故」を追いかけています
この作品の面白いところは、わかった「事実」について、至自身はなにもジャッジを下さいない。ということ
2巻の「映画撮影中の映画監督の事故死」などは、ほんとうに、かかわった人たちの業の部分が見え隠れして面白かったです
特に亡くなった映画監督については「死人に口なし」ですから・・・
彼の周りにいる妻や同業者やライバルたち・・・彼の過去の作品から、彼が亡くなった理由にたどり着くんですね
誰にだって、なかったことにしたい過去があったり
時に、嘘をつき通さなければならない時がある
でも、誰かがついた嘘で、また別の誰かが傷つくというループ
でも、「嘘をついたあなたが悪い」とは決して言わない至の姿そのものがとても印象深い・・・
ジャッジを下すのは読んでいる読者ってことなんでしょうかね?
誰だって、悪いことをした人を責めたい気持ちって多少ないとも生まれると思うんですけど・・・
至にはそういう感情がない
他人の感情の色が見えるクロがいうには、「至には色がない」っていうんですが・・・
彼は、まさに、そういう感じなんですよね・・・
誰の味方でもないし、なにかに心を強く揺さぶられることもない
それが、やさしいと思える時もあるし、冷めているように見えるときもあって・・・
彼の周りに集まってくる人は、そういう至の魅力に引き寄せられてくるんですよね
でも、息子さんが亡くなってるし、彼の心の裏側にはいろんな複雑さがあるのかもしれなくて・・・
そこの部分が、読んでいる側の興味をものすごく引くんですよね・・・
今後、至のそういう裏側部分も明るみになってくるのかな?
今後の展開も楽しみな作品です
海ホタルの感想
こういう事件を追いかけていく系のコミックって・・・
どうしても文字数が多くなりますよね!!!
わたしは、すごいドライアイなので!
ほんとうに、読むのが大変だった!!!
でも、1巻より2巻の方がわたしは面白かったんです!
亡くなった監督には、ほんとうに同情してしまって・・・
こんなに愛情深い人なのに、こんな理由で亡くなったのがつらすぎる・・・
たぶん、こちらの作品は、巻数を重ねるごとに面白くなる作品じゃないかと思っています
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