二人でいれば怖いことなんてないよ「Life 線上の僕ら」常倉三矢

当ページのリンクには広告が含まれています。
lifeIMG

メディア化もされた「Life 線上の僕ら」

有名な作品なので、すでにご存知の方が多いと思うのでズバリ言っちゃいますけど!

「Life 線上の僕ら」は、主人公たちが出会って、そして死が二人を分かつまでを描いたBLコミックです

わたし、こういうラストは、絶対に泣く人なので、号泣しながら読ませてもらいました

とってもおすすめな作品なので、たくさんの人に読んでほしいと思います

では、紹介にいってみましょう!

目次

作品詳細

下校途中の一人遊び「白線ゲーム」で偶然出会った生真面目な伊東と無邪気な西。恋に落ち、「白線の上だけの逢瀬」にもどかしさを覚えた伊東は咄嗟に西へキスしてしまって……高校生から大学生、そして大人へ―――変わらない想いと、変わりゆく現実の狭間で愛に翻弄された二人の男の人生を描いた感動の話題作。描き下ろし10ページあり。

引用元:Renta!「内容紹介」より

登場人物

LifeIMG「攻」伊東晃
生真面目な性格の男の子
lifeIMG西夕希
天然。無邪気な男の子

「Life 線上の僕ら」のここが面白い!!

ふたりの運命は白線の上で繋がっている

世の中に溢れる人!人!人!!これだけの人がいるのに、リアルに自分の人生に関わり合いになる人はごくわずか・・・
でも、出会う人とは、絶対に出会うようになっていて、この世で出会う人とは前世からの繋がりがあるのかもしれないと思うことは誰だって一度くらいはあると思う。

学校が違う主人公二人・・・本来ならすれ違うことはあっても会話する機会なんてないはずの伊東と西。そんなふたりが、白線ゲームの上で出会うんだよね。

いや・・・まずさ・・・つっこんじゃうのがさ・・・白線ゲームって、今もやっている子いるんだね!!(しかも!!高校生で!!)

え?白線ゲームって何さ?って人も多いでしょ?

ほら!!あれよあれ!!道路の車道と歩行者の道を隔てる白線からはみ出てちゃったらアウトっていうゲーム!!男子なら高校生になってもやるのか?やるかもしれないな・・・

想像力豊かで、無邪気で笑顔がかわいい西と、生真面目な伊東くんはその白線の上で出会うわけです。無邪気に笑う西くんの笑顔に次第に惹かれていって、ある日、言葉にできない気持ちがせり上がってキスしちゃう伊東くん。逃げる伊東くんを笑って受け入れてくれる西くん。

ううー・・・ええやん・・・青春やねぇ・・・

すごく、あっさりとくっついた感が否めないんだけど、なんか、このふたりだとそれが許される気がするんだよね。友達以上、恋人未満という一緒にいる時間が2年もあるせいかもしれないし、生まれる前から繋がっている関係だからかもしれない。

白線の上で始まったふたりの関係が、ふたりの時間が止まるまでを描いているんですけど、この白線は運命の赤い糸のごとくお互いに繋がっている線だったんだなって思えるラストに胸がギュッとなっちゃう作品なんです。運命で繋がっているから、何度離れても、やっぱり、一緒にいる。そんなふたりの人生を楽しめる一冊です。

LifeIMG

出典:「Life 線上の僕ら」

 

長い人生だからこそ、一度や二度の別れもあるもの?

17才で出会ったふたりは、19才で一線を超え、就職をし大人になっていく・・・
伊東がリアルな現実に目を向けてしまうのが30才手前のこと・・・

BLにおいてのお決まりの別れのセリフ「男同士の不毛な関係」ってやつがあるじゃないですか?

そのセリフを伊東もついに口にしちゃうんですね。いつまでもフワフワしてて無邪気な西でも、自分から離れていく伊東の気持ちに気づいていて、少しでも一緒にいたくて伊東くんと未来の約束をしようとするシーンは、本当に、胸がつらい・・・

自分を愛していてくれたはずの相手は目の前にいるのに、その心がもうないつらさ・・・西の心は砕けてしまいます。

まあ、このあたりは、ほんとに伊東がひどい・・・自分が傷つきたくなくて、西への気持ちを閉ざしてしまって、同時に世間一般の幸せを選んじゃうんだもん・・・好きすぎると、相手を失うかもしれない未来が怖くなっちゃうのかな?伊東くんは真面目だからこそいろいろ考えちゃったのかもしれません。いつだって、西は、無邪気に伊東の横で笑っているのにね・・・

8年ぶりに再開した伊東から「愛している」なんて言われ西はボコボコにするけど、私なら、もっとボコボコにするよ・・・離婚した妻も不幸にし、本当に好きな相手をひとりぼっちにするなんて許せんもん・・・でも、伊東は、別れていたから気づくことがあるって思っているのがよかった。生真面目な伊東は、こういう状況にならなきゃ気づかったんだね・・・やり直しができて本当によかったね。

 

まとめ

その後、死がふたりを分かつまでが描かれているんですけど、そこからは、もう涙なしでは読めないです。

運命でつながっていたふたりの一生を描いた作品・・・「Life」という題名はこの作品にぴったりだと思います。老後のふたりがとってもおちゃめでかわいいです。

そして、どちらかがどちらかを残して逝かなければならないラストは、もらった幸福と失う寂しさとが描かれていて、読んでて胸が詰まっちゃいますね。

仲良しってこういうカップルのことをいうんだと思います。泣きたい時にオススメしたいBLコミックかな?

 

電子書籍で試し読み

 

「死が二人を分かつまで」って展開がお好きな方にオススメBLはこちら!!
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次