こんにちは!海ホタルです
ためこう先生の「ララの結婚」3巻が発売されました!
ほんとう、最後の最後のラムダンとウルジの抱擁シーンに胸がギュッとくる巻でした!
ラムダンの迷いの心を描きつつ、あの強引攻め代表ともいえるウルジがラムダンを気遣う姿に胸きゅん!
いやー・・・・いいですね~・・・
では!紹介に行ってみたいと思います
目次
作品紹介
酷い男を好きになってしまった 女と偽り妻としてブルクティーン家に留まっていたラムダンは、ある夜偶然にも仮の夫・ウルジと、ララの駆け落ち相手であるロサンの会話を聞き、二人の婚儀の企てを知る。 激情のまま家を飛び出し、ララを探すラムダンが辿り着いたのは、 華やかな都と寂れたスラムの間に建つ娼館で? 異国の嫁入り奇譚、三巻描き下ろしはぎこちない二人の夜のお話。
「ララの結婚 3巻」のここが面白い
これまでのふりかえり!反発するふたりの恋がとても面白い作品です
双子の妹を好きな男と添い遂げさせてやるため、妹の身代わりとして権力者であるブルクティーン家に嫁いだラムダン
男だとバレる前に逃げるはずが、夫となったウルジに手ひどく抱かれ、自分でも知らなかった身体の内側にある快楽を叩きこまれてしまう
自分を女性のように抱くウルジを憎み、彼の元を逃げ出したいラムダン
けれど、それを許さないウルジ
なぜなら・・・ウルジの目的は妹のララではなく、最初から兄のラムダンを手に入れることだったから
このお話の面白いのは、ベッドの中で嫌がるラムダンを容赦なく抱くひどい男であるウルジが、実は、子供の頃からラムダンのことが好きで好きで、その淡い初恋を実らすために、様々な策略をめぐらせ、強引にラムダンを自分のものにしたところ
そして、最初は、ウルジの乱暴さと強引さを嫌がっていたラムダンが、ウルジの言葉の端々にある子供のような独占欲に気づき、惹かれ始める展開!
2巻で、少しづつウルジに惹かれ始めたラムダン
けれど、妹の恋でさえもウルジの計画のひとつでしかなかったことを知り、憤り、妹を探しに家を飛び出します
どうなる!どうなるんだ!!!!と展開が気になる3巻なのです
魅力的な女性陣が増える3巻
BLにおいて、女性の登場人物って、本当に微妙な立ち位置で・・・
わたしも、女性キャラが登場して眉間に皺が寄ってしまうことがしょっちゅうあるのですが・・・
なんというか・・・「ララの結婚」の場合は、すでに、BLという枠を飛び出しちゃっているので、女性キャラが増えてもあまり嫌じゃない
まず!
3巻では、ラムダンの妹のララが初登場です
ラムダンが「妹を守らなきゃ」と言っているので、なんとなく、守りたくなるような女性のイメージがあったのですが
ラムダンそっくりの勝ち気さと潔さを持った女性でした!
ラムダンと同じ顔をしてウルジを責めるララ
そして!第二夫人としてウルジと結婚することになったアリアナ
子供の頃からウルジのことが好きで好きで・・・ちょっとズルをしてウルジとの婚礼を執り行おうとしますが
あえなく玉砕!
っていうか、自分から潔く身を引いてしまった・・・・
個人的には、もう少し、狡さがある方がよかったかな・・・と思うが、好きな人の幸せを祈って、自ら身を引き、涙を流すアリアナには同情する気持ちが湧く
アリアナには、ウルジとは結婚できなかったけれど!幸せになってほしい!
そして、ラムダンの付き人女中であるヤン
ヤン!!!
この子!!!むっちゃいい子!!!
自分の主人であるラムダンの幸せを祈って、とにかくラムダンに尽くす!尽くす!
雇われの身であるながら、第2夫人を迎えるウルジにも、文句を言っています
そして、3巻では、家出したラムダンが娼館で働き始めますが、その娼館で働く娼婦のお姉さんたちも明るくて元気!
いやー・・・こんなに女性が登場するBLって・・・今まであったかな?
思い出す限りないわ~・・・
ウルジの魅力的な身体にドキドキ・・・
いや・・・まじでウルジの身体がむちゃぅくちゃたくましくて!
見ているだけで冥福~!至福~!うっとり~!!!
3巻の本編ではエロターンがないので・・・
本編の方ではウルジの身体を拝めることはあまりないのですが、扉画などで上半身裸のウルジが描かれてて!
この男らしい体を服の下に隠していると思うと、むっちゃドキドキしました!
ラムダンたちが着ている民族衣装は、何重にも着物を羽織るタイプなので体の線が見えないんですよ~
もうね~・・・誰も知らないラムダンの身体のたくましさを直に触ることができるのはラムダンひとりだっていうのもキュンキュンするし!
ウルジとラムダンの体格差にもドキドキします
はぁぁぁぁ~・・・ウルジ・・・もっと脱いでくれ!!!
物語は最高潮の展開へ!
ウルジの家を飛び出し、妹のララを探し始めたラムダン
けれど頭の中は、ウルジへの憎しみでいっぱい!
でも、憎しみの気持ちのさらに奥にある気持ちも無視ができず、むちゃくちゃ苦しんでいる
ウルジの方も、跡継ぎ問題でもめていた父親から頭まで下げられて・・・第二夫人を娶ることを了承しそうな雰囲気になり・・・
けれど、3巻のラストでは、無事、再会!
この再会シーンが、ほんと、クライマックスか?!ってくらいいいんですよ!
ずっと抱いてきたウルジへの憎しみと違う感情を受け入れることのつらさと、自分の感情に嘘がつけない苦しさ・・・
そういう葛藤がラムダンの目線を通して伝わってくる
そして、苦しむラムダンの肩に手を置くウルジの愛情の深さ・・・
ふたりが抱き合うシーンは、もう、胸がきゅーーーーん!!!
え?これ、もう、クライマックスだよね?え?続く?クライマックスじゃないの?!って感じです!!!
描き下ろし「初夜」
描きおろしは12P
タイトルが「初夜」とあったので・・・婚礼の日の夜の事かな?と思っていたら・・・
3巻「本編」のその後が描かれています
ラムダンと再会し、ようやく気持ちを通じ合わせることができたウルジは
娼館宿にあるラムダンの部屋へ行き、そこで、ラムダンを気持ちよくさせています
「お前をお前のまま、抱きたい・・・」
いや~ん!!!ウルジ!かっこいい~!
ヒュー!ヒュー!!!
「初夜」というタイトルがなかなかニクイ描きおろしとなっています
これ描きおろしでいいの?本編で描くことじゃないの?と思ったのですが
よくよく見ると、前戯までしか描かれていないから・・・
結合シーンは本編で見れることを祈っています!
アニメイト小冊子
アニメイトの小冊子の漫画は、いつも、女性ものの下着を履いているラムダンの謎があかされます!笑!
ラムダンはいつもきわどい下着をはいていますよね~
この表面積の少ない下着をはきこなすのは、アンダーヘアのお手入れがさぞや大変だろう・・・という目で私も眺めていますが
これはラムダンのお付き女中であるヤンの心遣いのおかげでした!
ヤン!グッジョブ!!!笑!!!
海ホタルの感想まとめ
紙書籍で購入しましたが、扉絵の何点かがカラーイラストでした
本体価格689円で、BLとしては、よく見る価格帯なのに、カラーのイラストが入っているのはまじで得した気分になります
これ、電子版の方もカラーになっているのかな・・・
あと・・・
作中で、ラムダンの妹のララがふらつくシーンがあって・・・
そこが気になりましたね!
妊娠してるのかな?と想像してみたり・・・
そして!ウルジも子供の頃からの思いが叶ってよかったね!
好きが暴走しすぎて!
ほんと色々あったけれど、最後のラムダンを見る顔の幸せそうな目に胸がキュッとしました
この続きは2021年に新章スタートと言う告知が入っていました
跡継ぎ問題がまだ残っているけれど、ふたりが幸せになることを祈っています