艶エロ!お江戸BL「百と卍」紗久楽さわ

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オトクにBLが読みたい!

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こんにちはー!!海ホタルだよー!!

今日は、Renta!さんの『ふたりを見守る障子になりたい…!キャンペーン』に注目してみました!!

わたしは、障子そのものになるより、障子に穴を空けて覗きたい派だわー・・・

むふ!

んで、そのキャンペーンの中に「百と卍」があったので、読んでみました!!

百と卍

百と卍

[著]紗久楽さわ

※12/25まで48Hキャンペーン中!

今更ながらの初読みです!!紙書籍発行は2017年2月です!!

この作品、発売された時、すごい、あちこちで熱く話題になっていたんですよねー!!

読者様からのおすすめも数件ありました!!

今!!今!!ようやく読んだからねーーー!!!(勧めてくれた方!!ありがとうございます)

んじゃ、レビューにいってみよー!!

作品紹介

あらすじ・・・時は江戸時代・後期。真夏の蒸し暑くせまい長屋で、熱い吐息交じりにまぐわう男がふたり―。客に男色を売った男娼の総称=陰間(かげま)。元・陰間の百樹(ももき)は、ある雨の日に卍(まんじ)に出逢い拾われた。陰間の仕事としてではなく、やさしく愛おしく、恋人として抱かれる瞬間はまるで夢のようで、そんな日々に百樹は幸せでいっぱいなのだった。たとえ過去に、どんなことがあったとしても。

「百と卍」のここが面白い!

かわいい受けの百(もも)に注目したい!

時は江戸時代後期・・・男相手に体を売っていた百(もも)は、ある雨の日に卍(まんじ)という男に拾われる

卍は、女の体を見ても「女の凸凹した体ぁ どうもいけねェな」なんて言っちゃうゲイ

でも、百(もも)が女に興味を持てば、躊躇なく女郎屋にも入ってくれる器の大きさがある男!(これは結局、女に興味を持ったわけではなかったというオチありの話!!)

背中一面に入れ墨をいれた漢(おとこ)って感じの卍と、もっちりした肌がなんとも色気のある健気で一途な百(もも)の組み合わせは、読んでいて、なんとも、ほっこりさせてくれる愛にあふれています。

そして、特筆すべきは、受けの百の、胸が痛くなるほどの健気なかわいさ!

百(もも)は、無邪気で子供っぽい純粋さを残したまま大人になっちゃった子なんですねー(え?大人だよね?もしかして現代に置き換えると未成年かしら・・・)

自分では、「陰間時代(ウリをしていた頃)、売れっ子じゃなかった」と言っているけど、卍が嫌なことがあって凹んでいたら、「忘れたい?いいよ ももが忘れさせてやろう」なんて言って、一生懸命奉仕をしてくれる

「兄(卍)と、こうしているの夢みてぇだから・・・」

「だって 百(もも)は兄(卍)がかわいい」

百(もも)が吐く言葉、吐く言葉に愛が溢れています

男前の卍(まんじ)とかわいい百(もも)のイチャコラが小話形式で楽しめるコミックです

百(もも)の過去篇では実の兄と○○○!

百(もも)が熱に倒れ、風邪薬と媚薬を間違え飲んで、卍を猛烈に欲しがるという回があるんですが、その時、百は、自分の本当の兄のことを夢うつつに呼ぶんですね・・・

百(もも)は、普段から、卍に実の兄との思い出話をしています

でも、情事の最中に実の兄を呼ぶとなると、それは、ただの兄と弟の関係とは思えませんよね・・・

そして、この回の、次に収録されている「或陰間一期(前後編)」が、百(もも)の過去篇となり、それが、むちゃ!面白いのです!!

まだ下の毛も生え揃わない幼い頃、百(もも)は大好きな兄の奉公先に引き取られるのですが、兄は男娼宿で奉公をしており、実の弟である百(もも)を店に出さなければならないこととなるのです

そして、百(もも)が男娼になるための手練手管を実の兄自らが手ほどきするんですね

大好きな実の兄と一緒に暮らせるようになり、何を具体的に手ほどきされるかまったくわかっていない純粋な百(もも)の、「辛うても 離れていたときよりここで兄ちゃんと居られるのがしあわせ」という言葉が切ない・・・

このストーリーの面白さは、兄と弟という背徳感に加え、この時代の男娼が具体的にどういう流れでどういうものを使って、開発されていたかって部分が事細かく描かれているところ

客のブツを受け入れやすくなるほど後の穴が柔らかくなったら、山椒の粒を混ぜ入れることで穴を痒くさせ、穴を火照らせるなんて辺りは、ひたすら、「へー!!ほー!!はーーー!!!」と、びっくりさせられっぱなし状態!!

でも!!男娼を開発する側は、絶対に最後までしてはいけないので、百(もも)が、どんなに兄のことを好きでこの痛みに耐えようとも、兄から直接的に快楽をもらうことは決してないんです・・・

兄も百(もも)のことが可愛くて仕方ないのに、最後は、客に差し出すんですよね・・・涙・・・

この「或陰間一期」は、ほんとによかった!!

実の兄に店(男娼宿)の商品として開発されていくというつらさや痛みもあるけど、根底にあるのは、百(もも)の兄が好きっていう健気で一途な恋心が胸に響きました!

最後は、兄と百(もも)が、別れ別れになってしまうのがこれまた切ないんです

なんとも艶のある色気が漂うエロがすばらしい

なんというか・・・正直、個性のある絵ですよね・・・

完成度が高い絵だからこそ、マンガ絵としてはどうなの?って思っていました

けど、読み進める内に、絵の中にある、艶やかな色気のようなものがストーリーに上手くマッチしていくんですよ

そして、その色気漂う絵で描かれるエロは、とんでもなく淫心を掻き立てる魅力にあふれています

直接的にブツを挿入して揺さぶるといったものじゃないんですけど、触れる。口付ける。揉む。解す。そして、感じている表情といった具合に、ひとつひとつのコマが完成されて艶めかしいんですよ・・・

こういうの見ごたえがあるっていうのかな?

卍の体と百(もも)の体の対比も、ほんとすばらしいと思います

まとめ

あー!!読んでよかったです!!

独特の江戸言葉の言い回しに文字を追っていくのが大変だったので、二読目にじっくり楽しめた感じです。

江戸言葉に慣れると、なぜか歌舞伎のセリフのようにリズムがついて頭に入ってきたのは私だけ?笑!

今、「onblue」さんで連載されているので、ナンバリングがないけど、きっと、2巻が出るんでしょうね!

今から発売が楽しみですね!!

只今、キャンペーン中につき、「百と卍」は、12/25まで48Hコースがございます

ぜひ、ご興味を持たれた方は試し読みをチェックしてみてくださいね!

ふたりを見守る障子になりたい…!キャンペーン作品紹介

 

キャンペーンは、12/25までとなっています。

キャンペーン内容は、48Hコースに期間限定で追加!!

 

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最後まで読んでくれてありがとー!!最後の、おまけページの「卍的陰間自由研究」もすごく、勉強になりました!江戸時代は、ローションがなかったけど、ちゃーんと代用品を作って男娼たちは持ち歩いていたらしいよ!!いやー!!奥が深いわー!!って読んで感心しましたよ!

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