ぼく以外の名前を呼ばないで「ロマンスとジェラシー」重い実

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オトクにBLが読みたい!

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今日、買いに行きたいなって思いつつ、用事もあってどうかな?と思っていた重い実先生の新刊「ロマンスとジェラシー」

なんと!!電子書籍配信されてて、朝から「ウッハー!!」と浮かれてしまいました!!

やっぱり、紙書籍と同時配信は、楽~!!紙書籍特典も、すばらしいしほしいんだけど、自由に動けない身には、同時配信はほんとにありがたい!!

重い実先生は大好きだけど、今作を読んで、やっぱり「好きだな」って思ってしまったよ・・・ほんと、面白いよね、この先生のコミック。

では、レビューに行ってみよう!!

本日の記事には大人女子向けの表現がございます。NGな方は、戻るボタンをお願いします。

作品紹介

ロマンスとジェラシー (gateauコミックス)
重い実

男前な京田(攻め)に一目惚れした四ツ川(受け)は出会ったその日に声をかけ誘われるまま熱い一夜を過ごす。
その後すぐに交際を始めラブラブの二人だったが、四ツ川は、京田が夜な夜な他の男の夢を見ていることに気づいてしまい…

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「ロマンスとジェラシー」のここが面白い

乙女な受けへの女子の共感度は高し!!

この作品の何がいいって「ツッコミどころ満載の描写の数々」と「乙女な受け」の構図の絶妙バランス!!

描写のつっこみどころについては、後でつっこむとして、まずは、今作の乙女な受けについて・・・

夜な夜な別の男の名前を呼ぶ寝言を言う最愛の恋人のことが好きすぎて、スマホを盗み見!財布のレシート確認!寝言の名前の相手に無言電話をかける!の、それはやっちゃいかんだろ!?のオンパレード!!笑!!

でも、本人も「やっちゃだめだ・・・」「見ちゃだめだ・・・」と、ゴゴゴ・・・という効果音が聞こえそうなほどの形相をしながらやっているのを読むと、相手が好きすぎるがゆえにやっちゃう行動だと思えて許容範囲な気がしてくるからスゴイ・・・

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出典:「ロマンスとジェラシー」

攻めがお金に困ったことがないようなタイプの男性で、それに比べて、自分は中卒でギャンブル狂の母親に育てられ、職場もパチンコ屋。

攻めに対し、自分に劣等感をいだきながらも、それゆえ、まともな環境で育ち学校をでて就職した攻めが好きで好きで仕方ない!!という受けの重い愛を最後まで微笑ましく楽しめます。

 

ツッコミどころ満載の描写の数々

重い実先生は、決して美麗な絵を描くとは言い難い先生なんですけど、とにかく、その無骨であらっぽい描写の中に、コミカルさあり、ホロリとくる描写ありって感じで、勢いがある展開で読者をグイグイ引っ張っていく魅力があるんですよね。

今作のつっこみどころは。まず!!四ツ川くんが京田に一目惚れしちゃうシーンだ!!

京田と四ツ川は広島に向かう飛行機の中で席が近くなるんだけど、乱気流で揺れる飛行機の中、平然と寝ている京田の姿に四ツ川が惚れてしまう・・・

なぜ?その姿に惚れるのか!?まったくもって共感できない!!笑!!

四ツ川くんは図太く眠る京田の姿を「男らしい」って思うんだけど、それって、「鈍感」って言うんじゃない?

でも、飛行機を降りて、四ツ川が真っ赤になって京田に告白している姿と、その後のホテルにGO!の素早い展開に、「よくわからんが、四ツ川くんの琴線に触れた相手なんだね」と納得せざるを得ない!!

あと、乱気流に入った飛行機では「シートベルト」をしよう!!

アナウンスでも「シートベルトの着用」をお願いしてるのに、こいつら、シートベルトをしてねー!!

京田の図太く眠る姿が、シートベルトをするのを忘れるほどインパクトが大きかったのか!?

そういうことにしておこう!!

次のツッコミどころは、京田の職業だ!!

中卒の四ツ川に比べ、京田は立派な大学を出て、きちんと働いていて、ほどほどいいところのぼっちゃん風に描かれているんだけど・・・

この人、ずっと、大好きな恋人の四ツ川のストーカーをしてるんだよね・・・

んでもって「証券会社」に働いている・・・らしい・・・けど、証券会社に働いてて、ストーカーなんてできるものなの?!

ほんとは「実は違って・・・」ってオチがあるんじゃないかと最後まで思ったよ。(なかったけど!!)

好きな人のストーカーができるほど時間に余裕のあるポジションにいるということだろうか・・・?

仕方ない・・・そういうことにしておこう・・・

そんな具合に、読んでたら、ほんと、いろんなところでツッコんでしまう・・・いろいろ、おかしいんだけど、でも「ふたりとも幸せそうだし、ま、いっか」って納得させられてしまう勢いがコワイです。(※褒めてします)

深く考えてはいけません。マンガなんて、面白ければいいんですよ!!わはは!!

 

過去を思い出にしてくれる相手と出会えてよかったね!

お互いが、好きで好きで、この上なく重い依存性の愛をぶつけあうふたりなんですけど、京田は夜、高校生時代の同級生の「高橋」の夢を見て寝言で彼の名前を呼ぶんですね・・・

それが、四ツ川には不安で仕方ないってマンガです。

この高橋くんも登場するんですけど、これまた、不思議家族に囲まれてて、ちょっとサイコ入ってて、コワイワラエル・・・

京田が、高校生時代に友情と尊敬が入り混じった気持ちで見つめていた高橋くんは、間違いなく京田にとって初恋の相手だったと思うんだけど、その気持ちが四ツ川と過ごすことで、浄化されていくのがとってもいいなって思いました。

好きな人と過ごすことで過去は思い出となり、気持ちが未来に向いていくというポジティブな感じがよかったです!!

眠っている京田の姿をひたすら見つめる四ツ川もある意味コワイ!!そして、京田の「高橋」という寝言がなくなっていくことに安心している姿に素直に「よかったね」って思えます。

 

まとめ

重い実先生といえば、とにかく勢いのあるエロ描写も定評があるんですけど、今作も、けっこう、ふたりがんばっていました。

もうお互いが「好き」「好き」って感じで、会話をはさみながらも、余裕のない感じがほんといいんだよね。

四ツ川は京田のことを疑って、スマホを見たり、財布チェックしたりしたけど、この行為が京田にバレたとしても、京田だったら喜びそう!!

最後の、近所のスーパーに買い物に行くってシーンもキュンってきました。たった数分の距離をこんなふうに好きな人と歩けるってほんと素敵だと思う。

好きすぎて、気持ちがスパークしまくっている依存性のラブラブカップルの恋愛が楽しめました。

寂しかった四ツ川が、京田のようなストーカー気質のスパダリと出会えてよかったです。読み応えアリのBLコミックだと思います。

中身が気になった方は、ストアボタンを押したら、試し読みができます。

電子書籍

各ストアのボタンを押すと、中身をちら見できます。

本日の記事はいかがだしたか?こういうラブラブがスパークしまくっている作品も面白いですね。ふたりして「好き」「好き」言ってるだけなんだけどなぁ・・・やっぱり、描き方が上手いのかな?重い実先生の次回作にも期待しちゃいます!!

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