超人気オメガバーススピンオフ!「アンチアルファアナザー」奥田枠

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こんにちは!海ホタルです

奥田枠先生の描く大人気オメガバース「アンチアルファ」のスピンオフ(?)になる「アンチアルファアナザー」の電子配信がスタートしました

これ・・・前作同様!

運命の番じゃない相手と結ばれています!

コミックの最後の方でさらりと出る「運命の番だってうまくいくとは限らない」という一言が重いです

では!

紹介に行ってみましょう

作品紹介

ページ数204P
設定 オメガバース
テイストシリアス
レーベルequal
エロ度数 ←エロ描写が激しい!

番(つがい)の相手を殺しかけた男・類次と、その弁護を引き受けた・上代。
上代は類次の体臭でヒートを起こし……!?
超人気オメガバーススピンオフ&続篇!

「アンチアルファアナザー」のここが面白い

礼の叔父が登場!彼も偽りのアルファだった!

「アンチアルファ」で登場した礼は、自分の息子がオメガであることを認めない母親によって、小さいころから、薬を使ってオメガとしての発情を抑えられていた

本人自身も自分がアルファだと信じ、アルファだけが通える高校に通ったのだが

そこで圧倒的にアルファとしてのフェロモンを持つ瀬名と出会い、オメガとしてのヒートが始まる

 

そして・・・この「アンチアルファ―アナザー」に登場するのが、この礼の叔父の静

静は物腰が柔らかくいつも冷静で心やさしいアルファで、弁護士として活躍している

そんな彼が、自分の番相手を日夜を求め続け、ほぼ監禁状態にし殺しかけた大学生の類次の弁護を引き受けることになる

類次の目の下のクマが怖い~!

あきらかに人としてのなにかを失っているような眼もゾクリとするのですが

冷静沈着で誰にでも平等に優しい静は、類次の本質部分はすごく優しい子だとわかっていて

彼が正しい方向に更生できるよう身元引受人になり、彼を自宅で見守ることになるのです

しかし・・・

この時、静は、自分のことをアルファだと信じていますが!

実は礼と同じように、子供の頃からクスリを飲まされ、オメガ性が目覚めないようにコントロールされている身体だったんですね!

強烈な類次のフェロモンを嗅いだ静は、目がグルグルし、本能むき出し状態で、類次に「わたしをオメガにしてください」というのです!

けっこう!ここ!衝撃なシーンで!

アルファとして生きてきて、過去に、番相手(←番相手は早逝)もいた人が、年下のオメガにひざまずいて、エッチしてください!と頼むのって!

もう・・・本能を抑えられなかった負け犬感みたいな悲壮感しかないじゃないですか?!

読んでいるわたしは、けっこう「イタタタタ!」って感じだったのですが

この静自身が、自分が本当にアルファなのか・・・ずっと、心の奥底で疑問に思ってきたというのが救いで~!

 

アルファのはずなのに?

性欲が薄くて、自分の番相手を満足させることができなかった静

本当はオメガなのに、それを薬で抑えているのだから、静自身の中でいろんな違和感がこれまでにあったんでしょう

類次と結ばれて、はじめて、自分の本当の姿を知れた・・・と安心している

全3話で終わっています

類次がいうには、運命の番だからこそ、身体先行になってしまい、相手の人となりなど考えられなかったって感じのセリフが投下されていますが・・・

個人的には、美味しい材料がいっぱい落ちているので、もう少し深堀りしてほしかった気もしました

後半には、礼と悠仁の番外編が収録です

コミックの後半には「アンチアルファアダルト」前後編、大人になった礼と悠仁のその後のお話が収録されています

礼と悠仁はとっても好きなカップルなので!

読めてうれしい!

礼と悠仁は、学校を卒業してからも番関係を結んでいません

なぜなら、礼の母親が、いまだ、礼がアルファであることに執着しているから!

家から離れる準備が完璧に整ってから、番関係を結ぶつもりだったのですが

「アンチアルファ」で嫌なアルファだった悠仁の叔父に襲われそうになった礼は発情してしまいます

悠仁以外に発情をすることが許せない静は、悠仁にうなじを噛むことをお願いします

うなじを噛まれたことで自分の中に大きな変化を感じた礼

だけど、アルファの悠仁はどう変化したんだろう?と不安になりだすのです

悠仁の叔父は、アルファがオメガのうなじを噛むという行為は、ただの「支配」だ!というけど

悠仁は、相手を支配して満足するような相手じゃないと信じる礼!

礼の母親が出てくるけど、これがかなりクレイジーな母親で!

父親も登場するけど・・・礼の父親と母親は「運命の番」じゃないみたいで

自分の父と母の会話を聞いて「アルファだけがイニシアチブを取れる番関係ってなんだ?!」と苦しみます

その礼に静が「運命の番だって、うまくいくとは限らないよ」と声をかけます

これは、類次と類次の元番のことをいっているのかな?

最後には、礼と悠仁らしい関係を見せつけてくれてのハピエンです

このふたりはとても対等なふたり!

俺様なのに、礼にメロメロな悠仁が最高にいいですよね!

読んでいて、とても楽しかったです!

描きおろし「それぞれのカタチ」

描きおろしは9P

礼と悠仁が、静に頼まれて類次を空港まで迎えに行くっていくお話です

礼と悠仁をみた類次が、一目で「番」だとわかってくれて、じーんって感動をする礼

家に帰った類次

静が、礼と悠仁のことを「素敵な番だったろ」とほめるから

「俺と静さんだって素敵な番だ!」と言って、エッチしちゃうお話です

海ホタルの感想まとめ

前作の「アンチアルファ」を知らないと、面白さ半減のコミックです(笑)

前作同様にエチシーンが激しい~!

もう・・・ピンコの太さとか!凶器レベルですよね!

夢見る乙女思考の腐女子の方はどん引きになる可能性があります!笑!

個人的には、その激しさの中に、大事なメッセージ性がちゃんと描かれているのが好きです

ぜひ!前作の「アンチアルファ」が未読なら、併せて読んでいただきたいと思います

試し読みはこちらから

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