西本ろう先生の新刊がさっそく電子配信されました
本屋で帯にある「男しか愛せない既婚者に恋をした」を見て・・・
当たりか?それとも地雷か?と迷いながら買ったんですけど・・・・
読んでよかったです!!
不倫はもちろんダメですが、そういうモラル云々以上に、登場人物たちの迫ってくるような描写と心理描写の数々に圧倒されました!!
いやー・・・・すごい・・・・
では紹介にいってみましょう
目次
作品紹介
「あの人が好きなのに他の男でも欲情するんだ あなたは」
大学生の歩が働くバーに現れた既婚者の男・義孝(よしたか)。“この人は誰かのモノだ”とよぎりながらも、歩(あゆむ)は魔性の身体に溺れていく。口説けど躱され、焦れる歩。既婚者なのに自分を掻き乱し、その上、学生時代に付き合っていた“男”への想いを断ち切れない義孝に歩はーー…!?
「この背中に爪を立てて」のここが面白い
面白半分に手を出した年下の男に本気になっていく流れが面白い!
バーテンダーとして働く歩は、大学生で、どちらかというと硬派で真面目な性格
なのに・・・
ある日、来店したオーナーの友人である義孝との出会いをきっかけに救いのない不倫沼へと入り込んでしまう
妻という存在がありながら、オーナーと意味ありげな雰囲気を醸し出す義孝
義孝は、学生時代に、オーナーとつきあっていたが
オーナーが別の女性との間に子供をつくり振られてしまい
その時、義孝に熱心に言い寄ってきていた女性と結婚した
だが・・・オーナーとばったり再会したことで、その時の熱情が義孝の中にむくむくとよみがえってしまった
義孝はオーナー目当てでバーへと通うが、オーナーに相手はされない
だから、余った熱情を、自分に好意を持っている歩を弄ぶことで発散させようとする
義孝から見たら大学生の歩なんて、子供同然
自分がちょっとスキを見せれば、すぐに真っ赤になり・・・
大胆にフェラをしてあげれば動揺いてしまう歩を見て、楽しんでいるんだけど・・・
いつの間にか・・・
歩の持つ情熱にほだされていってしまう・・・
年下の男を翻弄する美人な魔性の魅力を持つ男・義孝の魅力にドキドキするけど・・・
同時に余裕をもって歩を弄んでいた義孝がいつの間にか年下の歩に心の根っこ部分を握られている流れが面白いんです
恋のマウントがいつの間にか逆転する面白さを楽しめる1冊!
年上の美人に翻弄される歩
ほんと・・・ほぼ一目ぼれ状態で義孝に恋に落ちてしまった歩
しかも、相手は思わせぶりな態度をしてくるわけです
最初は「男同士だし・・・」と踏みとどまっていた歩も、どんどん、その箍が外れていき
オーナーとキスをする義孝に嫉妬して店の奥で乱暴に義孝を犯しちゃう・・・
「本気だから振り回されているんだ」という歩のセリフは・・・
まさに、不倫沼に入り込んでしまい、冷静な判断ができない情けない男そのもの!
そして・・・一度、体を重ねたら・・・
今度は歯止めがきかず、ところかまわず盛ってしまう・・・
まさに「不倫」という制約があるからこその盛り上がりなんですよね・・・
この後も、歩は何度も義孝に振り回されます
手に入ったと思っても、逃げていく義孝に振り回され続ける歩の姿は、ある意味「滑稽」で・・・同時に「そこまで好きになれるなんてうらやましい」って感じ!
真面目で優等生の歩が、どんどん不倫沼に入り込んでいく姿がこの上なく面白かった!!
エロシーンはばっちり
西本ろう先生のエロシーンは・・・なんていうか・・・ドエロイと思うんですよ
身体が雄々しい感じで描かれているからかなー・・・
なんというか・・・生々しいんですよね・・・
熱と熱がぶつかり合うって感じがポルノっぽい感じでドキドキします
受けが自分の穴を攻めに見せながら誘うシーンがあったり・・・構図とか、アングルもエロいんだよな・・・
余裕がないエロや・・・甘いエロなど・・・
いろんなタイプのエロ描写を楽しむことができます
海ホタルの感想
乙女思考タイプの腐女子さんにはオススメは難しい作品かな
なんていったって!!「不倫」ですから!!!!(笑)
最後は、義孝が嫁との関係を解消し、歩とハピエンとなっています
あ!!ヨメなんですが・・・もともと義孝が「ゲイ」と知って、それでも「結婚したい」と結婚しています
このヨメも、いろいろ覚悟をもって結婚したんだろうけど・・・それでも、つらかったと思うな・・・
ヨメのことを考えると・・・心の奥底から「よかったね!」とは言えないんだけど・・・
でも、とにかく迫力のある絵とストーリーが見ごたえがある
読んでよかったと思えた作品です
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