「いびつなボクらのカタチ」見多ほむろ

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オトクにBLが読みたい!

αの花嫁 共鳴恋情 1【コミックス版】

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新装版 秋山くん

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こんにちは!海ホタルです

見多ほむろ先生!久しぶりの新刊ですね!

見多ほむろ先生の作品は、とにかくテンポがよくて、中だるみがなく最後まで駆け抜ける感じがすごく好きで~!

こちらの作品も、上下巻、一気に読めました!!

うわーーーーん!よかったよぉぉぉ!!!

人と人の縁を大事にした作品です

紹介に行ってみましょう!

一部、ネタバレが含まれていますので、ネタバレNGの方はご注意をお願いします

作品紹介

7年付き合った彼氏に、置手紙一つでふられたピアノ教師の佑真(ゆうま)。自暴自棄になり行きずりの男と身体を重ねた翌朝、母親が怪我をしたという報せが入る。慌てて実家に帰ると、そこには見知らぬ男・伊吹(いぶき)が!! 偶然町で出会った母を気にかけてくれていたという彼は、なんとピアノ教室の生徒・舞花(まいか)の父親だった!! 介護士をしながら、男手一つで娘を育てているらしい。数奇な巡りあわせに、佑真は伊吹のことを少しずつ意識するようになって…!?

「いびつなボクらのカタチ」のここが面白い

ストーリーはこんな感じ!支え合う姿に胸がじーーーーん・・・

上巻の表紙にいるのが受け

40歳のピアノ講師の阿部さん

ベスト有りのスーツ姿で子供たちにピアノを教えている姿がかっこいい~!

そんな阿部さん・・・7年も同棲していた彼氏にある日突然、出て行かれて?

メールをしても電話をしても返信がなく、自分が信じてきた7年間の月日がいきなり不安定なものになって自暴自棄になるんだけど

そんな中、母親がケガをしたという電話をもらって!

あわてて実家にかけつける!!

すると、自分の母親は、親切な父娘ふたり連れと楽しい毎日を過ごしていた

個人的には、いくら子供連れの人畜無害そうなイケメン優男風な男と言えど、見ず知らずの人間ってところで、私なら完全にシャットアウト!

独り身のおばあちゃんを狙った遺産狙いの詐欺でしょ!と私ならば追い出すよ~!

けれど、阿部さんは、人の好さそうな柔らかい雰囲気を持つ伊吹と、その娘の舞花を快く受け入れるのです

阿部さん!かなりのお人よしですよね~!
下巻ではお母さんが阿部さんの人柄を語るシーンがあって!本当にいい人だ~!と思った!!

 

そして、知れば知るほど、伊吹が、人に尽くすのが大好き人間で、とてつもなく面倒見がいい男だと言うことを知る阿部さん

でもって、ちょっとおっちょこちょいで涙もろい一面を持っている伊吹

娘の舞花は、そんなパパを、小さいながらに、懸命に心配している

阿部さんは、そんな伊吹と娘の舞花と、自分の母と過ごす時間を増やしていくのです

 

そして、伊吹は、阿部と一緒に過ごす時間が増えた分、心を許し始めて・・・

舞花が自分の本当の娘じゃないことを語り始めるのです

伊吹は、舞花と血のつながりはなくとも本物の親子のようになりたいと思っていて

でも、そうなれるのか不安で不安で仕方がない

阿部は、そんな伊吹を支えます

寄り添う伊吹と阿部の姿を見た舞花は、ふたりに一緒になってもらおうと奮闘するのですが・・・

号泣ポイントがたくさんある作品

BLというよりも、人と人が支え合う姿を見事に描いているこちらの作品

じわって涙がうるうるくるポイントがたくさんあります!

わたしは、伊吹と舞花と舞花の実のお父さんと暮らすシーンを描いた2巻のはじめあたりでグワッときました・・・

血のつながりも何もない伊吹を信頼し家に住まわせた舞花の実のお父さん

舞花のお父さんの見返りを求めない愛情に救われた10代の伊吹

無条件に他人を信じると言うことが難しいこの時代だからこそ、この3人の関係は涙なしでは読めないです!

そして、舞花と伊吹は、パパと娘でありながら、同時に同じ痛みを持っている同志であるんですね・・・

血のつながり以上に強い絆で結ばれたふたりなのです

だけど、舞花には伊吹を幸せにすることはできない

だから、伊吹を支えて幸せにしてくれる相手として阿部と一緒になってほしいと思い、ひとりでいろんな冒険をします

小さい子が、小さいながらに知恵を絞って、懸命にがんばる姿にもじーーーんってきました

やっていることは、本当にすごく幼いんですが!

その幼さが涙を誘います!

下巻は、本当に泣きポイントが多いですね~!

エロターンは最後の最後に!

告白して!ぐわっと燃え上がって!!!って感じのエロでなくて、しっとりした感じの誘い方から始めるエロターンが下巻のラスト近くで入ります

阿部が自分の胸に伊吹の手を置いて、「骨ばっているだろう・・・自分は今年で40になるし・・・」と語るシーンはすごく好きです

そんな阿部の身体を見て頬を染める伊吹がこれまたかわいい!!!!

しっとり満たされる感じのエロターンを楽しんでほしいです

描きおろしとか・・・上下巻セットのおまけとかの紹介

本編の方では、最後のクライマックスシーンのみでしかエロが見れず・・・

さびしかったです・・・!

描きおろしの番外編の方では、ふたりの初エロの後の会話が描かれています

ぎゅっと満たされる感じのふたりの姿に心が満たされる!

電子限定の描き下ろし番外編は、その時の会話を伊吹目線で見ているお話となっています

この伊吹・・・なぜか、勃ちっぱなしという特殊能力を持っている攻めでして・・・

その特殊能力を阿部に気づかれまいとしています!

この特殊能力については・・・一体なんだったんでしょうね~?(笑)

シャセーしても勃ちっぱなしって?そんなことあるんでしょうか???

個人的には、本編のラストでは、くっついてから15年後のふたりが登場しますが!

15年間、この伊吹の特殊能力が阿部に気づかれずにきたのかどうかがむちゃくちゃ気になりましたよ!

答えは・・・わらかぬまま~・・・・

残念です!

電子の方では「上下巻セット」が配信されています

上下巻セットには、最後に、カラーイラストが入っていました

連載時に使われたカラーイラストだと思われます

ふたりの構図のイラストもいいんですけど、舞花を挟んだ三人の構図もすごく好きです!

海ホタルの感想まとめ

すっごい胸にじわりとくる素敵な作品でした!

ただ・・・個人的には、BLというならば、阿部さんと伊吹がくっついた後の15年間の方を見たかった!という気も~・・・

くっついてからの15年間・・・一緒に暮らしていなかったということだけはわかっていて~・・・

通い妻状態で15年?!

15年たって、40歳だった阿部さんは55歳になり

三十路手前だった伊吹は四十路手前あたりになっていて

これからも、ふたりで残りの人生を共に一緒に過ごすんだろうなって思えるラストがとても素敵でした

一人娘の舞花ちゃんの成長を共に見守ってきたっていうのも大きな萌えポイントです

ストーリー重視のいい話を読みたい方におすすめの作品です☆

試し読みはこちらから

上下巻セットはこちらから

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