キタハラリイ先生の新刊「フルーツ、ガトーショコラ」が紙書籍と同時電子配信しています！！
今回の表紙、見ているだけで思わずコーヒーを用意して、生クリームたっぷりのデザートが食べたくなるのは私だけじゃないはず！！
んで・・・中身を読んでみたら、ケーキじゃ物足りなくって、ゴージャスな美味しいものを食べたくなります！！
やばいです！！飯テロです！！
ぐぅぅぅぅぅ～・・・・
決して、腹ペコの時に読んではいけません！！
ストーリーの方は、表紙に負けない糖度高めな内容だと思います！！
では！！レビューに行ってみよう！！
作品紹介
フルーツ、ガトーショコラ
食の好みは合えど、釣り合いがとれていないふたり
美味しいものが好きだ 和食も洋食も関係ない 口に入れた途端 思わず微笑んでしまうような
主人公米倉のモノローグから始まるこのコミック。
米倉は、かなりの食通なのか、いろいろなお店に行って新しい味を開拓していくのがお好きな男性のようで・・・
そんな米倉を取引先のイケメンの椎名が、食事に誘うんですね。
味覚が合うという理由から金曜の夜には、一緒に、いろんなお店に行って一緒にご飯を楽しむ仲になります。
でも、見た目もパッとしない自分なんかと、いくら味覚が合うからと行って、一緒に過ごしていて楽しいのかな～？って、ずっと米倉くんは思っているのです。
だから、ある夜、酔った勢いで、聞いちゃうんですよ。
「どうして僕なんかとご飯を食べてくれるんですか？」
「金曜日の夜にこんな地味なやつに付き合わなくても・・・」
今まで疑問に思っていたことをぶつける米倉に、椎名がきっぱり「僕の好きな人をそんな風に言わないでください」って言うんだよね・・・
ズキューーーーン！！
イケメンが言うと、破壊力のあるセリフだな！！
思わず、告白することになった椎名なんだけど、どこまでもかっこよく取り乱すこと無く、真っ赤になっている米倉のことをタクシーに乗せ、帰すんですねー。
イケメンだって恋には臆病になるらしい
でも、実は、椎名は、米倉からの返事を待って、すごく不安になっているんですよ。
告白した手前、自分から、誘うことができなくて、困ってる。
告白された米倉は、そんな椎名の気持ちに気づいて、前向きに考え出ることを伝えるんですね。
そこからは、椎名くんの猛攻がすごくって・・・
ひたすら、美味しいものを米倉くんに食べさせています。（しかも！！高級料理！！むっちゃ美味しそうやのー！！）
美味しいご飯を食べて、別れ際にやさしいキスをひとつ置いていく感じが、なんとも、キュンってきます。
そして、徐々に、米倉も、前の彼女には感じなかったような感情が心に芽生え始めるんですね。
そんな時に、椎名の仕事が猛烈に忙しくなり、会えない日が続いてしまい、今までのように会えなくなってしまう・・・
離れることで気づく恋心が読んでて、ほんと、甘いです。
まとめ
最後は、ハピエンです！！
読者から見たら、最初っから、ふたりとも両思いなんですけど、でも、はっきり「YES」がもらえるまでの恋の不安や、とまどいを描いている作品です。
嫉妬イベントや、勘違い、すれ違いという流れは一切ありません。
最初から、甘くって、どんどん、激甘になっていくって感じストーリーです。
個人的には、ノンケ同士のBLとしては、好きになった理由が、ちょっと弱かった気がしますが・・・
でも、作中にあるんですよね・・・
何でもなかった金曜日がいつのまにか待ち遠しくなったりすることって…それだけで十分人を好きになる理由になる
ってセリフ・・・（米倉のセリフです）
味覚が合って、ささやかな会話で何時間でも美味しい時間を一緒に楽しめる相手って、なかなか出会えないものですよね。
そう思うと、お互いが一番安らげる相手だったんでしょうね。
ふたりとも、すごく初々しいです。社会人とは思えないくらい、恋愛にウブ！！
でも、やることは、がっつりやるぞ！！って感じがすばらしいと思いました！！
ノンケ同士、末永く、幸せになって欲しいと思えるふたりでしたよ。
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