今朝から鼻がつらくて・・・つらくて・・・
クシュン!クシュン!とくしゃみが止まらない海ホタルです・・・
アレルギー反応なんですけどね、本当、つらい。
BLを読んでる横でティッシュのゴミが山積みになっていき、今は、PCの横にティッシュのゴミが山積みになっていきます・・・
でも、がんばって、更新しますよー!!(って、言ってる先から、鼻かんでるけど・・・かみすぎて、もう、鼻そのものが痛いけど・・・)
今日は、富士山ひょうた先生の「愛すべき男」のレビューです。
2巻にて、無事、完結しています。
スパダリ感もあるのに、ここぞというときのツメが甘い判断力の残念イケメンの攻めに恋にニヤニヤさせられるBLコミック作品です!!
では、レビューにいってみよう!!
目次
作品紹介
あらすじ・・・恋愛に真摯で誠実、なのにフラレ続ける残念イケメン藤堂慎(とうどうしん)。彼が今度こそはと運命を感じ惹かれたのは、勤務する会社の会長ご令孫・有迫律(ありさこりつ)。超絶鈍感で天然な律に翻弄される藤堂だけど――!?
フラレ男藤堂の、たぶんきっと最後の恋。
「愛すべき男」(1)(2)のここが面白い
残念イケメンのスパダリ藤堂がいいよ
このお話は、イケメンなのに一目惚れしやすい気質ゆえに、アプローチのタイミングをいつも失敗してしまう藤堂グループの御曹司の藤堂慎が主人公です。
ある日、自分が勤める会社会長の孫が入社してきて、教育係を押し付けられてしまうんだけど、その孫である律の笑顔にズキュンと一目惚れをしちゃいます。
まあ、この藤堂が、ほんと、いいキャラクターなんですよ。
受けである律は、いわゆる社会的常識を知らない今時男子なのね。
ラフな服で会社に来るという世間知らずぶりなんだけど、そんな彼に、スーツ一式をポーンって買い与えちゃうんですよ
しかも、この時点では、下心なし!!
スーツ一式を貢がれる覚えがない律は、もちろん断るんですが
「じゃあ、先輩からの就職祝いってことで」
とさわやかな笑顔で言っちゃう。
その笑顔に、律も、「納得とは程遠いですけどありがたく着させてもらいます」って受け入れるのね
それに対しての返事が
「うん 着てください。とてもよく似合っている」
お・・・おそろしい・・・このスマートさ・・・この金持ち特有だけに許されるさりげない余裕の空気!!
もう!!こんなこと言われて恋に落ちない女子はいない!!
(しかし、律は、男の子なので、こんなセリフで簡単には落ちない!)
こんなにスマートでさりげない気遣いもできて誠実な好物件なのに、ふられ続ける理由は、どうも、この人、自分のことになると、いろいろ判断能力が鈍るみたで・・・
この後、藤堂は律に一目惚れをし、さりげないアプローチを繰り返すんです。
んで律の方が「これは、もしかして・・・」と思い出し、「俺のこと好きなんですか?」とストレートに聞いてくるんです
律のその言葉に、ここはどう切り返すべきか一瞬、慎重になるんですよ。
慎重に考えるのに、それとは裏腹に、「僕は君が好きだ」って、どストレートに言っちゃうんだよねー!!
手応えもなにもないのに、ノンケ相手に、そんな一か八かの告白はしたらあかん!!
はい!!1巻の前半にて、藤堂、玉砕!!
藤堂さん・・・こんなにイケメンなのに・・・自分の事になるとツメが甘すぎる・・・もっと、恋は打算的にならなきゃ!!
でも・・・この後、巻き返していくんです!!
この巻き返していく流れがね、とっても読んでて面白いんです。
気になって意識して、受けが攻めの告白を受け入れるまでがいい
ノンケな受けは、攻めからの告白をソッコーお断りしています。(当たり前だ!!)
ここで断ったら、今後、会社の先輩、後輩としてどう付き合っていくことになるか?などと、全く、考えないところが今時の若者って感じですよね(いや・・・律の性格そのもののせいか?)
まあ、断っても、面倒見のいい先輩のままでいてくれるよね?って思っていたら、告白を断ってから、藤堂に避けられるようになってしまう。
仕事に支障はでないけど、今まで教育係としてべったり一緒にいたので、寂しいなって思っちゃうんですね
そして、それに追い打ちをかけるように藤堂の元カレが登場!!
(会社の取引先に藤堂の元カレがいて再会するという!!BLあるあるよ!!)
藤堂の元カレが積極的に藤堂にアプローチしている姿に、どうもやきもきしてしまう・
藤堂も、元カレとのキスシーンを律に見られ、あせって言い訳するシーンがあるんだけど、それを、嫉妬まるだしでたしなめる律との会話は、ほんとに、ニヤニヤできます
あまりに機嫌の悪い律の態度に、「もしかして嫉妬している?」って言っちゃう藤堂
藤堂のその言葉に、顔を真赤にさせて、「何言ってんですか」って言い返すしかない律
藤堂と別れた後の律は、「そういんじゃねーから!」って心ですっごく否定しているんですけど、顔は赤いままで・・・
なに・・・この子・・・かわいい!!
律は、ちょっと喜怒哀楽が乏しい子なのね。だから、表情が読み取れないコマが多いんです。
その彼が、真っ赤になったり、笑顔を見せたりするシーンが、ほんとキュンってくるんです。
脇もいい仕事をしているよ
あと、藤堂の幼馴染の晃(あきら)がすごいいい役なんですよ
主に藤堂の恋の相談役です。
バーテンダーなんですけど、律を連れてバーに来たときも、元カレ、律、藤堂というおかしな組み合わせでバーに来たときも、常にアイキャッチで藤堂と会話します。
(時々、会話が不成立なときもある!!笑)
状況が目ぐるましく変わる藤堂の恋愛話にとことん付き合ってくれます。
藤堂は、いい友人を持ったよね。こんなに熱心に人の恋話を聞いてくれる友人を持って!
1巻の終わりの描き下ろしでは、この晃から見た藤堂が描かれています。
晃はほんとうにイイやつやな~って惚れ惚れしちゃいます。
まとめ
一度、振られた藤堂さんが、律がヤキモチを見せた途端、「まだ可能性はゼロじゃない!」と再びアプローチする姿が、すごくよかったですよね。
ここで諦めたら、このふたりはくっつくことなかったと思う。
計算高く強かに好きな人を落とすって流れも好きなんですけど、こういうふうに、凸凹になりながらも、がんばる恋は読んでいて応援したくなります。
そうはいっても、律は、どうみてもノンケ男子
最後の一線を超えられるのか?って心配していたんですけど、それも、最後にちゃんと超えられました。
これから始まるふたりってところで終わったので、まだまだ見続けたかったなー。
ここで終わっちゃうのは残念だけど、末永く幸せになってほしいです!
描き下ろしは、藤堂ののろけ話です。
藤堂も律も、優良物件だから、いろいろ大変だねってお話で・・・
最後まで、ごちそうさまでした!
このふたりがどんなカップルか気になった方は、下のボタンリンクから、試し読みを確認してくださいね!!
電子書籍
▶「愛すべき男」1巻です。全180ページです
▶「愛すべき男」2巻です。1巻をお持ちの方はこちらのボタンリンクをご利用ください
アレルギー大丈夫ですか? 何のアレルギー?
うちの周囲には田んぼが多くてイネ科アレルギーがある人には辛いですね。私はヒノキとイネがあったのですが年齢と共に軽くなってきましたよ。もうイネは大丈夫ですがスギ花粉が終わりくらいの4~5月にヒノキのアレルギーが出ます。水っぱなと目の痒みです。。お大事にされてくださいね。
富士山ひょうた←面白い名前 初作家さんですが2巻完結なのかな? 長編なので面白そうですね。。
sayurinさんへ
ご心配おかけしましてー(汗)
杉、ひのき、イネと・・・あらゆるアレルギーを持っているんですよ・・・
でも、今日は、マシなので、昨日の酷さはPM2.5とかが原因かもしれないです。
確かに・・・「富士山ひょうた」ってちょっとネーミングが独特ですよね。この作品は、1巻から一気に読んだほうが満足度が高いと思います。