こんにちは!海ホタルです
「兎の森」2巻の電子配信がスタートしています
「兎の森」・・・いいですよね・・・
幼なじみBLなのですが、片方がシリアスな問題を抱えていて、それが今後、どう解消されていくのか気になって仕方ありません
シリアスさの中に、息抜きできるコミカルさを挟んでくるので、あまり重くなりすぎず楽しめるのでおすすめです
作品紹介
幼い頃から一緒に遊んでいた環と志井は1歳差の幼なじみ。
高校生になった二人は、志井が押し切るかたちで付き合う事になる。
「1年だけ」で終わる約束。環は友達感覚のままだが、志井はどうにか一線を越えようとする。
──セックスなんかする必要ない。
志井の欲求とは裏腹に、隠れていた環の心が揺れ動き…?
「兎の森 2巻」のここが面白い
幼なじみの一つ年上の環のことを性的に好きだと自覚した志井
一時は、環から距離的に離れることで、その気持ちに蓋をしようとしたが、それを乗り越え、突っ切って猛アタックをしはじめる1巻!
気乗りしない環のことを言いくるめ、「一年間限定のお付き合い」を強引にスタートさせることに成功!
しかし!
ここで問題が勃発!
志井は全く気づいていないが、実は、環には毒母がいた
この毒母・・・環のことを女手ひとつで育てているが、彼氏を作っては、幼い環がいる家の中でエッチして、男と別れては、男の悪口を環に愚痴る母親だった!
母親のその場限りの無責任な感情が幼い環に植え付けられていき・・・
環の中で、性的なことに対しての嫌悪感や罪悪感が育ち始める
これが、環の中で、「性的欲求」へのストッパーになる
2巻で、一年間限定のおつきあいをスタートさせた志井は、環にエロいことをしたくてたまらないという欲望を伝えるが
その欲望にいい顔をしない環
志井にとって、「キスをすることやエッチなことをすること」は恋人同士ならば当然の事だけど
環は、肉体的つながりより、気持ちのつながりの方が重要?って感じ・・・
だから、志井が環になにか性的なリアクションを起こすたび、環が不機嫌になり、志井が謝り倒すことになる
環が抱える問題を考えると深刻なのですが!
志井の必死さが、情けなくて!面白くて!笑えて来るんですよね~
でもでも!
2巻のラストでようやく環がかかえる母親との関係を知ることができた志井!
ようやく環の内側に1歩入った感がします!
じわじわと展開していくふたりの関係・・・
だけど、確実に進んでいる手ごたえがあった2巻でした!
毒母にしばられた環を志井が救うことができるのか?
続きが楽しみな作品となっています
描きおろしはタクミ先輩のお話!
タクミ先輩のお話が描きおろしで7P入っています
本編で、志井と出会い系で出会ったタクミ
このタクミは、性に関してカンジュアルな思考の持ち主で、志井に様々な影響を与えていきます
軽くてちょっとエッチなタクミ先輩は、息抜き要因として活躍しているキャラなのですが
描き下ろしでは、志井と出会う前のタクミやタクミ視点の志井が楽しめます
大きなストーリー性はありませんが、タクミの人柄がむちゃくちゃわかる内容で、個人的にはタクミへの好感度がアップです!
山野辺さんが登場の描きおろしも!
第7話で登場した山野辺さんが登場する描きおろしも収録です
この山野辺さんと松山さんは、今後、環と志井に絡んでくる感じなのかな?
ちょっと立ち位置がわからないキャラですが・・・
今後の登場に期待したい
海ホタルの感想まとめ
志井の環の歯列の凹んでいる部分を舐めたいっていうシーンが、すごく衝撃でした!
し・・・歯列の凹んだところ~?!
でも、歯の並び方って個性があって、そこの部分にエロスを感じるのもわかる気がする・・・
ちょっと変態っぽいな・・・と思いつつ、なんか理解できる気がするって自分もいて!(笑)
そういう「え?」って感性がちりばめられているのもこの作品の面白さだと思います
苑生先生のファンって、ほんとたくさんいるんですが、きっと、苑生先生ならではのエロへの感性に共感できるファンがたくさんいるんだと思います
2巻のはじめで志位が環に「弓永環クイズ大会があったら余裕で準決勝までいける」と言っていて・・・
でも、この時、優勝できるかどうか自信はないって言っているんですよね!
きっと!「優勝できる!」って自信満々に言える日がくることを信じています
今後、ふたりの関係がどう育っていくのか?
期待したいと思います!!!