こんにちは!海ホタルです
正直 タッチも荒いし 絵がむちゃ上手いとはいい難い重い実先生
・・・けれど 登場人物たちの会話やご都合主義の力技の数々に いつの間にかグイグイの入り込んでしまうという不思議な魅力を持っている先生なんですよねー
そんな重い実先生の新刊は 高校生BLです!
なんか・・・いろいろつっこみどころが満載なんだけど・・・そこの部分を含めてレビューしちゃいます
お値段が 500円代というのが魅力的!
ではレビューにいってみましょー!
作品紹介
気づいたらセックスしてた。理系の男子校で女子と無縁の生活を送る横井と吉岡は「唇の柔らかさは女子と男子で変わらない」という理系的考えの元、ある日キスをしてしまう。その日を境に勉強会と称してエッチへの探求にも精を出すようになった二人だったが、覚えの早い吉岡はどんどんエスカレートしていき――。
「放課後のYくん」のここが面白い
ツッコミどころ満載の設定に笑おう!
男子校に通う高校生ふたりが勉強オンリーの日々の中で 身近にいた相手の男子と好奇心からキスをして・・・
最初は唇と唇が触れ合う程度のキスが ディープになり・・・服の下に手を這わせ・・・胸の突起物に舌を這わせて・・・と いつの間にか行為がエスカレートしていって・・・という王道BL展開です
だけど・・・
なんか ところどころ設定がおかしいんですよ?笑・・・
攻めの兄は 攻めに勉強を教えるときはなぜか女装をし(←その方が攻めの勉強意欲がアップするから!)
受けは芸術家の叔父のために赤ちゃんの頃からフルヌードモデルをしていて(←叔父の家がなぜかすっごい洋風!むっちゃ洋風!)
受けの家を攻めが覗いていると たまたま攻めの兄がそこに通りかかるという(←しかも たまたま兄は女装グッズも持参しているという・・・)
こう・・・なんていうんですかねー・・・
友達と盛り上がって話を作っていって どんどんおかしくなっていってるけど でも 面白いからいっか!って感じでペン入れまでしちゃいましたって感じの緩さとゴーインさがある!(←たとえですよ!たとえ!!)
でも そういうつっこみどころ満載な流れが重い実先生のタッチで描かれると 「なんかシュールで面白いなー」って受け入れてしまえるこの不思議さ?
ある意味 才能ですよねー・・・しみじみ・・・
重い実先生は視点や台詞回しがなんとも独特なんですよね!
一味違うBLを求めている時におすすめできるBLだと思います
ぜひ!心の中でたくさんツッコミを入れながら楽しんでほしい作品ですね!
無自覚に惹かれていく男子高校生の恋が楽しめる
女子のいない高校生活・・・
「一に勉強!ニに勉強!!」で青春という文字がないふたりが 1番身近にいる相手に手を出しちゃって・・・って流れなんですけど 攻めである吉岡の「キスしたい」という提案を受け入れた時点で横井は ちょっとは吉岡を意識していたと思うんです
でも!この時点では かなり無自覚だから!!!!
初めてキスした日から 横井は吉岡を具体的に意識していくんだけど その胸の高鳴りがなんなのかがわからない
何度めかのキスをしている最中に 吉岡のブツが勃っていることに気づくんだけど でもそれを口にしたら 次のステップに進んじゃう!って思っちゃうシーンは すごく気持ちがわかるって思った!
これ 吉岡に「じゃ次のステップに行こう」と言われたら断れない自分がいることがわかっているんだよね・・・
そして 吉岡に彼女がいるんだろ!!って誤解している時に いよいよ攻めから「次のステップに進んでいい?」的なセリフを言われて 「お前彼女がいるだろ!」って思いながらも 口では次のステップに進むことを了承してしまうチグハグさにもキュンってきた・・・
心では文句をいいながらも体は攻めとの関係を望んじゃって・・・ しかも気持ちよくて頭が回らなくなってきちゃうっていう欲望に流されちゃう感じがよかったですよね☆
攻めは 受けのことが好きな執着系です
重い実先生ワールドでは このタイプの攻めが多くでてきますね
重い実先生の描くこのタイプの攻めは 受けのことがむちゃくちゃ好きでありつつ どこかカッコ悪さがあって 私はすごく好きですね
眠らないで、セックスしてよ。男前な京田に一目惚れした四ツ川は出会ったその日に声をかけ誘われるまま熱い一夜を過ごす。その後すぐに交際を始めラブラブの二人だったが、四ツ川は、京田が夜な夜な他の男の夢を見ていることに気づいてしまい……
海ホタルの感想
この作品・・・
ふたりがくっついた第5話が終わった後に「その後」という話が収録されているのですが・・・
このお話 受けの横井が 吉岡に抱かれながら 社会に出た吉岡は きっと自分より素敵な人に出会うかもしれない・・・でも それに気づかないでほしい・・って思うところでENDなんです。
ぶっちゃけ・・・
ええ!!なんじゃそりゃーーーー!!!!
って思いましたね・・・・
なんていうか・・・BLとして夢がある終わり方ではなかったというか・・・
受けが不安なまま終わったらもやもやしちゃうでしょ!?って感じです
いや・・・受けのずる賢さを描いたって感じもあるんですけどね?
どちらにしても なんかスッキリしない感があるラストなんですよね・・・
だから 「ちょっと!ちょっと!続編をお願いしますよ!!!!」って気持ちでいっぱいです
脇役の横井の叔父と吉岡の兄の関係も気になっているんですよねー!!
くぅぅぅぅぅ・・・・・・
でもでも 攻めは受けが大好きな執着系だし 受けは攻めに愛されていることがちょっと自信がないながらも体は素直でエロいという重い実先生お得意の世界観が楽しめる作品です
重い実先生ワールドがお好きな方は買って損はない一冊だと思います
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