こんにちは!海ホタルです!!
「オンブルー vol.33」が発売されました!!
今号の「オンブルー」は新連載が多めですねー
どれも ちょいと病んでいる感じがする作品ばかりで 「オンブルー」さんらしい作品だな・・・と思いながら読ませてもらいました
また その内容は後日まとめさせていただきますね
本日は「蟷螂の檻」の最新話のご紹介です
今号の「蟷螂の檻」は 第17話の前編ということで ページ数が20P(人物紹介ページ含む)
典彦と育郎にはスポットは当たっていません
関連快楽の種を植え付け体をいやらしく変えていかれた主人公の運命は…「蟷螂の檻」1巻!48Hレンタル有!
目次
「蟷螂の檻」第17話 前編
さち子に懐き出した蘭蔵。それを見る西浦
野生の草木が生い茂るくすんだ色彩が似合う情景の中 さち子に言葉を教えてもらう蘭蔵
草を手に持ち さち子が「お義兄さま それは“草”と言います」と教えると 蘭蔵も「くさ」と言おうとする
でも 蘭蔵は舌を上手に回せないのか「くぅ・・・あ?」としか言えない
さち子が 「お上手ですね “草”ですよ」と教え 蘭蔵も「くぅ・・・さ」と繰り返します
側で さち子と蘭蔵の姿を見ているしかできない西浦
さち子は 蘭蔵に西浦の名前である「健一」という言葉を教えます
さち子が「健一さん 帰りましょう」というと 蘭蔵も「けぇち あーりましょ」と繰り返す
西浦は とても複雑な表情で「はぁ」と返事を返します
今日の勉強はおしまいと先に屋敷に帰ろうとするさち子を引き止める蘭蔵
「やー」と言って さち子を引き止める蘭蔵の姿は「もっと遊ぼうよ」という子供のようです
蘭蔵はさち子のことを大好きになったみたいです
両親不在、血は繋がっていたり、いなかったり。ちょっとフクザツなお家事情の中山家は叔父兄弟と甥姪の4人ぐらし。それでも歪な「家族」は、なんとかうまくやってきた。―駿人(甥っ子)が優士(叔父)に好きと告げ、キスをするまでは。
さち子の回想…例の場面を見て初めて育郎に会うが・・・
ここからはさち子の回想に入ります
育郎と典彦が屋敷に帰ってきた時 それを出迎えたさち子
さち子は 育郎がおっさんに抱かれている姿を見た後 初めて育郎のことを見るので 平常心を保つのが精一杯・・・
典彦のしなだれかかりながら歩く育郎の姿が 艶めかしく見え 目を背けたくなる気持ちになります
しかし 気丈に 自分が具合の悪そうな育郎を自分が寝室に運ぶと典彦に言います
典彦は「奥様はああおっしゃっていますが どうしますか?」と育郎に聞く
しかし育郎は典彦をギュッと離さない
育郎と典彦はさち子の横を通り過ぎていきます
暗い表情のさち子・・・
複雑な胸中を抱えているのがよくわかります
着たままヤる?
脱がせるなんてもったいない――
全裸厳禁☆オール描き下ろし&読み切りアンソロジー!
ハイヒール、ブラ、スーツ、制服、ストッキング、彼シャツ、××にピアス、裸サスペンダー!?脱いで100点、着て200点――!!
育郎の背中に残る跡に涙を流すさち子
そして さち子の後ろからガシャン!と大きな音がします
何事かと 音のする方を見るさち子
そこには 左目をハンカチで抑えた典彦の姿が・・・
「目をどうしたのか?」と心配するさち子
そのさち子に「陶器の破片で瞼に傷がはいっただけです」と返事をし
「奥様は本当にお優しい 私のようなものでも心配してくれる けれど 優先順位は間違えないほうがいいと思います」と言う典彦
その典彦の言葉に あわてて育郎のいる寝室へと駆け込むさち子
割れた陶器の側で意識を失う育郎を布団に運びます
育郎はその後 3日間 意識が戻らないままで・・・
意識の戻らない育郎の体を拭くさち子
育郎の体にある男に愛された跡(←キスマーク)を見ると あの時の 育郎と男との情事を思い出し 眠る育郎の側でさち子は涙を流します
嫉妬し暴力的になる西浦。泣き出す蘭蔵
シーンは変わり 西浦と蘭蔵の食事風景となります
西浦が持ってきたお膳に見向きもせず 蘭蔵は草を持ちながら 機嫌よく 何度も「くさ」と言っています
西浦が「草は閉まってください 食事が冷めます」と言っても 蘭蔵は自分の世界に入り 西浦の言葉を聞いていません
自分の言葉は届かないのか?とカッとなり 蘭蔵から草を取り上げ 「食事だと言ってるでしょう!」と声を荒げる西浦
草を取り返そうと 西浦に飛びかかる蘭蔵
西浦は どうして 自分のいうことを聞いてくれないのか?と 飛びかかってきた蘭蔵を 組み引きます
西浦は力を込め 蘭蔵の胸ぐらをグッとつかむのです
全身を使い 抵抗する蘭蔵
その強い抵抗に 蘭蔵から手を離す西浦
二人の間に 一瞬緊迫した空気が流れますが 蘭蔵が子供のように「うぇぇぇぇー」と泣き出します
西浦はあわてて 蘭蔵をなぐさめようと手を伸ばします
しかし 西浦が伸ばした手を はたく蘭蔵
蘭蔵は 西浦のことを睨みつけます
その蘭蔵の表情を恐れるように見る西浦
そこで続くとなっています
海ホタルの感想・考察
いやー・・・サイコパスの典彦と育郎の関係も気になるんですけど・・・
さち子にも注目している海ホタルです
自分のだんなと男の情事を見たことだってショックなのに さらにそれが自分を守るための行為だなんて言われて・・・
でも そこから逃げず挑んでいるさち子!!
しかも たったひとりでですよ!!!
育郎の体にある男たちに愛された生々しい跡の数々
それを見たさち子の気持ちを考えると 本当にいたたまれない・・・
あと さち子が「自分が寝室に運びます」といったとき 育郎が典彦を選び さち子は傷ついていますけど・・・
これは 育郎なりに 男たちに愛された汚れた自分の体をさち子には触らせたくないって部分もあると思うんですよ
さち子が嫌いで拒絶したんじゃないと思うんですね
さち子の母性で育郎も救われてほしいですが・・・
けれど BLとして考えると やっぱり 着地点は サイコパス典彦と育郎で歪んだ愛の形を作ってEND?
でもでも!! 育郎の大学時代の友人 飯田の再登場がありうると思うんですよ
それも考えると もしかして 今まであるBLとは違うテイストの展開になるんじゃないかな?って気もします・・・
あと 蘭蔵と西浦の関係も気になりますよね
海ホタルは 蘭蔵がかわいくて・・・かわいくて・・・
西浦の「さち子にはあんな表情を見せるのに 自分のいうことは聞いてくれない!」って嫉妬しちゃう気持ちがよくわかる!!
最後の蘭蔵の表情もすっごくいいんですよ!!
西浦は 今後 どう蘭蔵と関わっていくのか?
蘭蔵に好かれたい。嫌われなくない。って気持ちが 物語にどういう流れをもたらすのか?
次回の展開にも期待したいと思います