こんにちは!
海ホタルです
こちらの記事では、「ひとりぼっちのワルツ」を紹介しています
☆原作は松本いさ先生、作画は羽純ハナ先生です☆
この作品には、たいへん、かよわい健気受けが登場します
あまりに弱々しく健気な受け大好きの私の性癖にドンピシャにはまりました!!!
しかし・・・
この作品、むっちゃおすすめです!!!と声高に言えない部分もあって・・・
それは、攻めが、いいとも悪いとも言えないってところ!?
攻めに関しては、私好みではないが、受けが好みなので紹介したいと思います
どんな受けと攻めが登場し、どういう恋愛をしていくのか?
気になりますよね?
では行ってみよう!!!
目次
作品紹介
登場人物
見た目はごくごく平凡・・・華やかさのかけらもない男だが「純潔」というだけで、良家の「雄」たちから数多く求婚されてきた
数ある見合い話の中で、葵は、昔、とあることで心惹かれた「総三 征爾」を自分の番相手に選ぶ
しかし、自分は、「純潔の雌」という理由だけで結婚相手に選ばれた身
嫁いだ総三家の使用人たちからも見下される
しかし、葵は、どんなにつらい目にあっても、自分の人生のただ一度の恋を貫く
攻め役の「総三 征爾」
成り上がりものの「総三家」に生まれた征爾
親が、権力やお金にしがみついているのを見ているせいか、征爾には感情の起伏がなくなってしまった
親が決めた結婚相手の葵にも、最初は関心がなかったのだが・・・・
「ひとりぼっちのワルツ」のここが面白い
どんなにつらくても好きな人のそばにいたい
「純潔の雌」という理由だけで、征爾に嫁いだ葵
使用人たちからは見下され、征爾も葵に興味がなさげ・・・
葵は、そんなつらい境遇の中で、「自分が席に着くまで朝食を食べずに征爾が待っていた」などの、ささいなことで、好きな人(征爾)のそばにいれる幸せをかみしめている
しかし、ある日、酔っぱらった征爾が葵を抱き、番の契約を交わしたことで状況は変化する
征爾の気持ちなど・・・なにひとつわからないが、番の契約に答えてしまう葵!!!
しかし、翌朝、征爾は、葵を抱いたことを覚えておらず・・・
番の契約を交わしたことも覚えていなかった!!!
契約を交わした「雌」の体は、妊娠できる体に徐々に変化をしていく
この期間に、ものすごい痛みが「雌」の体を襲う
その痛みを和らげるために「雄」の体液(精液とか・・・唾液とか)を摂取せねばならないのに・・・
征爾は契約を交わしたことを覚えていないため、征爾が食べ残したプリンを食べることで征爾の体液を摂取し、痛みを乗り越える葵
そして、契約を交わしたことを征爾に話さず、自分一人でその痛みを乗り越え、このまま死んでしまうのだと、征爾の前から消えるのです・・・
祖母たちからは、番の契約の申し出に答えるか否かは慎重になる様にと教育を受けていたのに!!!
でも、葵の人生にとって、好きな人と一時でも気持ちが結ばれるという一瞬が、人生のすべてだったんですよね・・・
感情がない攻め
この作品は、受けが究極の尽くし&健気系!!!
個人的には、そんな尽くし系の受けに愛されて劇的な溺愛攻めになるシーンを楽しみたい!!!と思ったのですが・・・
しかし!!!
この作品に登場する攻めは、なんというか・・・むちゃくちゃクール・・・・!!!
やる気がない。何事にも心を動かされない攻め
しかし、葵の見返りの求めない愛に、徐々に心を変化させていく!
その部分は、ちゃんと描かれているのですが・・・
なんというか・・・
「執着」だったり「独占欲」だったりという強く欲望があまり見えない展開です
静かに・・・心の奥深い場所で葵のことを大事に思い始めているのだというのはわかるのですが。
葵が命をかけて攻めを愛したように、攻めも、命を懸けて葵を愛するっていうシーンがないまま終わってしまいました・・・
受け至上主義としては、そこの部分が、どうしてもひっかかったかな?
海ホタルの感想まとめ
なんというか・・・攻めの気持ちは掴みにくいし、もやっとする部分があるのですが、作品全体に漂う悲壮感みたいな空気が個人的にはすごく好きです
羽純ハナ先生・・・絵が変わった気がしますが、これは、ストーリーに合わせての画なんですかね?
ストーリーと画が絶妙にマッチしてて・・・そこもよかったです
あと、気になったのが・・・
是枝家の祖母が、葵に「兄弟の中で嫁ぐ相手が決まっていないのはお前だけ」というシーンがあります
ということは・・・
葵のことを助けてくれた円兄も結婚相手がいるってことなんでしょうか?
円の友達役で登場した直杜(なおと)と円兄は、いい感じだと思っていたんですが・・・
違うのかなーともやもやが残ります
まあ、そういうもやもや部分も含めて楽しんでいただければ・・・
ぜひ、試し読みで中身をチェックしてみて