こんにちは!海ホタルです
akabeko先生の「タケトコタトアオト」を読みましたー
私の中のakabeko先生のイメージって、ちょっと歪み要素がある胸の痛みと愛を描く作家さんってイメージが強くって・・・
だから「ハートフルファミリーBL」かぁ~ってかんじで!
正直、あまり期待せずに読み始めたのですが!
これ!むちゃくちゃ好きです!
ハートフル・・・最高・・・・
では紹介したいと思います
目次
作品紹介
仕事に疲れて自宅に帰ると暗闇で置き去りにされた子供が一人で泣いていた――。
嫁に逃げられ父子家庭となった武(タケ)と健(コタ)。
コタの通う保育園の保育士は昔いじめていた同級生の志田(アオト)だった。
コタが生まれてからは友人達とも疎遠になり、仕事と育児でいっぱいいっぱいの日々を送っていたタケ。
アオトに思わず弱音を吐いたとき、抱きしめられ「頑張っててえらいね」と慰められてから
アオトのことを意識していまい…?
「タケトコタトアオト」のここが面白い
さびしい時にやさしくされて恋に落ちることもある
嫁に浮気され、男手一つで一人息子を育てることになったタケ
よちよち歩きの息子を保育園に入れると、そこで同じ中学に通っていたアオトと再会
アオトは保育園の先生になっていた
まだまだ若くて、周りの友達も遊びまくっている中、子供をそだてるために、友達との縁を切り、ひとりで奮闘していたタケは、寂しさもあって、同じ中学に通っていたと言ってもたいして仲もよくなかったアオトのことを宅飲みに誘う
そして、アオトの前で、自分なんか全然ダメな父親だ・・・と自分を卑下するタケ
でも、タケは子供を育てるため、一生懸命がんばっている
そんなタケのことをぎゅっとして「頑張ってる」と言ってくれるアオト
自分のがんばりを認めてもらえるような気持になって、ぼろぼろ泣いちゃうタケ
そして、自分の弱さを見せたアオトのことを意識しだしちゃう!
正直・・・恋の始まりとしては、チョロいと言えばチョロい感じもするんですが、個人的には、弱っている時にやさしくされてコロリと心が惹かれ始めるっていうのも理解できるんですよね
まあ・・・抱きしめてもらった腕の中が心地よかったとか・・・
アオトの「頑張ってる」って声が心にすとんと落ちたとか・・・
そういう部分も含めて・・タケの中の寂しさを埋めてくれるものをアオトが持っていたと思うんですよ
でも!
ノンケ同士のくせに!
初エロからスムーズにいきすぎって気はしないこともない!(笑)
特に、アオトが初エロから、けっこうテクニシャンで~!(←このむっつりめ~!)
地味な顔をしているくせに、タケが自分の息子に乳首開発されていたと知って、頬を染めつつ、期待の顔をするアオトの顔といったら!
うーーーん・・・アオトの中学生時代の話をするシーンもあるのですが・・・それを読むと、もしかして、アオトはノンケじゃないのかもしれませんね!
中学生の頃から、タケのことを「いいな」くらいは思っていたのかも!
エロはバッチリです!
ファミリー系のBLって、時々、エロがごく微量ってものもありますが、こちらは、なかなかいいエロが描かれています
ゴムがないからできないって時・・・
タケが「イかないようにする!」と半泣きでおねだりするシーンがあるんですが
この時、アオトが「そんなのできるかな」とタケの反応を見ながらエッチをするんですね
タケのことを突きながら「そろそろ吸い付いてきたな」と考えちゃうアオトがとってもよくって~
で、タケが「イキそうだから(動きを)止めて」って言うと
アオトは、動くのを止めるのではなく、タケのピンコをギュッと握って「これで止まるかな」という
タケはギョッてなるけど、アオトは、その後も容赦なくタケを突きまくり~
初めてナカでイって、クラクラ状態のタケを心配して名前を呼ぶアオト
タケは、クラクラ状態で「初めてアオトを全身で感じた・・・もう、死ぬまで離さねえって思った」ってギュッとするんですね~
もう~
ラブラブ~♥
ちびっこのコタがかわいい
小さい子が出てくるマンガってどうしてこんなにかわいいんでしょ~
特にコタは、しょっちゅう眉間に皺をよせてる顔がかわいくて!
コタの保育園に入る年齢から小学校に入るまでの成長が楽しめます
ほんと、泣いたり笑ったり怒ったり・・・
むちゃくちゃかわいかった!
脇キャラの「ババア」にも注目!
タケのお母さんがしょっちゅう出てきますが、このお母さんがこれまたいいキャラで!
タケに「ババァ」呼びされていますが、肝っ玉かーちゃんキャラです
タケとアオトのことも応援してくれてて、子育て中のふたりがデートできるようニヤニヤしながらコタのことを面倒みてくれるんです
途中・・・コタがアオトのことを「パパ」呼びしだすって展開があるのですが、すかさず、タケのことを「ママと呼べ」と教えてる(笑)
夜のお店で働いているようなのですが、とっても明るくて、軽い下ネタもOKの人気の夜のお姉さんって感じで素敵なお母さんだった
海ホタルの感想まとめ
作者様のあとがきを見ると2015年に第一話が描かれているとのこと!
おお~!
5年越しでコミックにまとまったって感じですね!!
ほんと楽しく読むことができました!
いつものakabeko先生の歪みある痛さを求めたら裏切られた感があるかもしれませんが、まあ、表紙からして、どう見てもハートフルだし間違って買う人はいないと思います
心和むおすすめの1冊です