「狼の花嫁」第14話の紹介です
「今できることを・・・」と前を向くルーイ
軟禁状態となったルーイは熱心に刺繍をしている
そんなルーイに、根を詰めずに少し休まれては・・・と声をかけるマルジャ
今のうちにすすめておきたい。と答えるルーイ
軟禁状態になった頃に比べて落ち着いたルーイを見て安心するマルジャ
ルーイは「泣いてばかりじゃなく、今、できることをしようと思って・・・」と答える
マルジャに「僕の侍従になったばかりにこんなことに巻き込んでしまってごめんなさい」と言うルーイ
マルジャは、なるようにしかならないでしょう・・・と落ち着いた感じで答える
ルーイは、なぜ、そんなに落ち着いてられるんですか?と聞く
マルジャは、自分には身内がひとりもいないと話しだす
ルーイの侍従に選ばれたのは、私が死んでも誰も悲しむものがいないからです。というマルジャ
でも、どこにいても人は必ず死にます。母国で死ぬか・・・異国で死ぬか・・・死に場所が変わるだけのこと・・・
自分は、こうして異国の地を見ることができてよかったです・・・というマルジャ
ユルールとゼスの友情
一方、ゼスは隣国との戦の前線に出る準備をしはじめていた
ゼスが前線に出ると知ったユルールは、なぜ!ゼスが前線に?!と心配している
王は、拷問にかけても何も話さないアズラクに代わって、ルーイを拷問にかけたいようで、ゼスは、自分が前線に出て早期に戦を解決するという約束と交換条件に思いとどまらせたと話すゼス
ユルールは「相手の兵力もわからないのに、なんて無茶なことを・・・」と言う
そして、ルーイの身体のことも、なぜ相談してくれなかったんだ?と問うユルール
自分に言ってくれていれば、今のような状況にもならなかったかもしれない・・・とゼスを責める
ゼスは、「あの時、ああしていれば・・・と悔やんでも過去は変えられない・・・後悔しても意味はない」と言う
ユルールは、過去のことばかりじゃない!ルーイを守る別の方法を探そう!という
ゼスは、「これが最善策だ」と答える
ユルールは、ルーイを置いて負け戦に行くのが最善策だっていうのか!残されたルーイのことを考えたか?!とゼスに詰め寄る
「その時は、ルーイを頼む」とユルールに言うゼス
ユルールは、ショックで「俺が、ルーイをこの国から連れ出して番にしてもいいんだな・・・」と聞くんだけど
ゼスは「それでルーイが守れるなら、俺は構わない」と答えて・・・
ゼスの決意の固さを知ったユルールは、怒りと悲しさで震えてる・・・
ゼスは、ユルールに「ルーイのことを頼む」と言うのです
ユルールの心は、自分にとっては、ゼスだって大事な存在なんだ・・・と悲みであふれてる
そして、必ず、戻って来い・・・とゼスに言うのです
拷問を受けたアズラクが思い出すのは・・・
そして、そのころのアズラクは拷問を受け血だらけ状態で拘束され牢に閉じ込められている
意識朦朧のアズラクの頭の中にはザフラ(←ルーイの母)とのやさしい思い出が広がっている
アズラクにとって、打算のないザフラの存在はすさんだ王宮で唯一の救いの存在だった
だけど、アズラクのお気に入りの女性と知った王が興味本位でザフラに手を出し、ルーイを身ごもってしまった・・・
自分がザフラを気にかけなければ・・・王が女好きじゃなければ・・・ルーイが生まれなければ・・・と心が壊れていくアズラク
「どうしてこうなった・・・」と気が狂ったように笑うのです
海ホタルの感想まとめ
ゼスの決意やユルールの気持ちが切ない回でした・・・
アズラクも、こうして語られると、むしろ被害者に見えてくるから不思議!
全ての悪はザフラに手を出した王?
でも、王がザフラに手を出さなければルーイも生まれてないし、ゼスとルーイも出会ってない・・・
アズラクは「どうしてこうなった!どこで間違えた!?」と責めてるけど
ゼスが言うように、過去は変えられませんからね・・・
変えられない過去を受け入れて前に進むしかないんだけど・・・
それが簡単にできないからみんなつらいし苦しんですよね!
なんかね・・・全体に切ない回でした・・・
こちらの記事では、「ダリア」さんで連載中の「狼の花嫁」14話の紹介をしています