こんにちは!海ホタルです!
一昨日「オンブルー vol.34」が発売されました
akabeko先生のイラストが 本屋で目立っててうれしかったです
「男の色気 新常識」って煽りもかっこいい!!
先生の絵ととても合っていますよね!!
それでは本日は 1巻が「おいーーーーーっ!!!!」ってところで終わった「四人のにびいろ」第6話のご紹介です
第6話は 1巻の続きとなります
ネタバレNGの方は ここで戻るボタンをお願いします
「続きが気になって寝れんがな!!」って方は このまま読み進めていただければ・・・
では行ってみましょー!!
目次
「オンブルーvol.34」はこういう感じです
「四人のにびいろ」第6話より
親に愛されなかった暴力的なクズの兄・誠の劣等感の吐き出し口として生きるのが自分の役目だと思う弟の相(※異父兄弟)
兄・誠がヤクザになるといえば 一緒にヤクザの世界で生きることを選んだが 誠が相に抱え持つ劣等感は大きくなるばかりで・・・
1巻の最後では 誠に脅されているカタギの少年の勇が誠に指定された場所へと行きます
すると そこはヤクザが集まる定例会の真っ只中の場所で・・・
勇が部屋を覗くと美馬が「その男 ヒットマンです」と叫ぶ! 部屋に緊迫した緊張が走る
とっさに勇をかばうように前に立った相
その相に「おまえか 貴道会の裏切り者は」と言う誠
ここから下がネタバレ記事となります
誠に嵌められた相!どうなる?!
ざわめくヤクザたち
誠の言葉に 相は「誠に嵌められた」と思いますが 次にどう動くべきか思考がまとまらず動けなくなります
その相に本部会長(←組で一番えらい)が 「おまえはヤクザに向いてねぇ 様子ばっか見てるからそうなんだ」と言い 自分から動け!と恫喝します
本部会長の言葉に 勇を連れてその場を逃げ出す相
「裏切りもんを逃がすな」と荒れるヤクザたちですが 本部会長は これは相が仕組んだことじゃないとわかっている
そして 相の親(←ヤクザ的意味でのね!)にあたる山之辺が土下座し 自分の舎弟がしでかしたことを謝ります
土下座する山之辺を見て なぜ山之辺が土下座しなければならないのかわかっていない顔をする誠
耳の穴だけで腰砕けちゃうの? 新人ホストのレオは、罰ゲームで男性向け風俗店に連れて来られた。現れた男は何だか逆らえない雰囲気。腹部を水で満たされ放出させられる羞恥に、男をゲスと罵るレオ。しかし、未通の穴を抉られる快楽には抗えない…!
山之辺に「女を抱け」と命令される誠
シーンは変わり 誠と美馬がふたりで喋っています
二人の会話から 全ては美馬の描いたシナリオだとわかります
相の姿が傑作だったと笑い 俺の言うとおりにしてよかっただろ?と言う美馬
誠は 煮え切らない顔をしながら「ああ」と返事をしています
そこに山之辺が部屋に入ってくる
美馬と誠は どうも山之辺待ちだったようで 「本部の方は大丈夫だったか?」と山之辺に声をかけます
山之辺は「散々だ」と機嫌がかなり悪そう
そして 誠に「飲みに行くからついてこい」と声をかけます
自分のいきつけのキャバクラに誠を連れて行く山之辺
女の子をはべらせ「カタギに迷惑かけるなんてチンピラのすることだ」と誠にいう山之辺
山之辺の言葉に カタギの勇を利用した誠は緊張します
かわいいキャバクラの女の子にサービスされカラダを固くする誠(←根っからの女嫌い)を見ながら「おまえ 女のカラダ知ってんのか?」と声をかける山之辺
そして 自分が懲役中 同じ部屋のやつに襲われてひどい目にあったことを話し「俺はホモは嫌いだ」と言います
そして そのまま 誠をヘルスへと連れて行く
暴力をふるうことでコーフンする誠が満足できるよう 「殴られて喜ぶ女を用意してやるから 俺の前で抱け!」と命令する山之辺
大胆に股を開くヘルス嬢を見て ついに吐き出す誠
「女を抱け」と誠を追い詰める山之辺
グラグラになっている誠は 思わず「相」の名前を口にします
「いねえやつの名前を呼んでどうすんだ!」と山之辺に殴られる誠
学生時代に厳しい上下関係に慣らされた新入社員の花田は直属の先輩である蝶野のゆるい指導がなんだか物足りない。そんなある日、歓迎会で酔いつぶれた花田は介抱する蝶野にムリヤリ吐かされて苦しいはずなのに気づけばギンギンに勃起していた――!!
ベティに慰められる誠が思い出す景色は・・・
誠は ぐったり焦燥し家に帰ってくる
シャワーをご機嫌で浴びているベティ
ぐったりしている誠を見て 「する?」と声をかけます
誠はベティの顔を涙目で見て 抱き寄せます
ベティは誠の頭を抱え込み「よしよし」とやさしくなすります
ベティの手のぬくもりに 誠は 幼い頃 母親が相ばかりをかわいがっていた記憶がよみがえるのです
海ホタルの感想
ぶっちゃけますけど・・・・akabeko先生の作品は すごく表情が読み取りにくいんですよ
このモヤっと感が 話が続いていくことで「あ!!なるほど!!」ってなるのが面白いんですが・・・
だから 書きながら「ここは どういう気持ちなんだ?うーん・・・」と思う箇所がたくさんありまして・・・
できましたら 雰囲気で話の流れを汲み取っていただければ・・・と思います
さて!!
今話は 誠の表情はずっと曇ったままです
相を陥れようというシーンは生き生きしてたけど 自分の親(←ヤクザのね!)にあたる山之辺を土下座させちゃったあたりから 顔色がかわってきます
よく考えれば 貴道会の本部会長って相と誠の実の親でしたよね・・・(相にとっては育ての親か・・・ややこしい~・・・)
その実の親である組長からも疑いの目を向けられている誠は もはや 崖っぷち状態・・・・
その上 女が嫌いなのに 山之辺に「女を抱け」と言われ もはや 「やばい」を通り越して 思考停止状態って感じに追い詰められています・・・
これは 山之辺的には 今回の定例会で誠を解任する計画が狂ったことでの苛立ちを 誠本人にぶつけたってことなんでしょうか?
しかし・・・誠が女の女性器を見て吐くシーンは上手いなって思いました
母親の女性器を通って生まれてきたはずなのに 愛されなかった自分
女性器の存在そのものを受け入れることができないんでしょうね・・・
あ!!女性器そのものは描かれていませんからご安心を~(誠の頭で隠れて 読者には見えない描写になっています!)
あと 途中で 勇が実の弟を嵌めようとするなんてひどい!って言っているのに対し相が 「誰からも愛されたことがないから 愛し方も知らないんだ」と言っています・・・
このどうしようもない誠のキャラクター性を許せるか?どうかで この作品の評価もかわってきそうですね
ではでは!!
akabeko先生が好きなので 読んでいてとてもテンションが上りました!
のばらあいこ先生の「寄越す犬、めくる夜」は番外編で エロいふたりの受けが楽しめる内容となっています。本編では緊迫感ある展開がヒートアップしているので ちょっとホッとニヤニヤできる時間を楽しめました
夏野寛子先生の新連載「25時、赤坂で」はギョーカイBLでなかなか面白かったです
お値段以上の価値のある 読み応えのある一冊だったと思います