夏目イサク「花恋つらね 7巻」第41話【ネタバレ感想】

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こんにちは!海ホタルです

右手の指をざっくり切ってしまいまして・・・ただいま、PCが打ちにくいです(笑)

誤字脱字がいつもより多くって!

一応、何度も確認していますが、もし、誤字脱字があったらごめんなさい!

本日は、「ディアプラス2021年1月号」より「花恋つらね」の紹介です

では!紹介に行ってみましょう~!

7巻収録予定分は39話以降から!
ネタバレが含まれますので、ネタバレNGの方は閲覧にご注意をお願いします

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「花恋つらね」第41話 紹介(ネタバレ有)

このままではダメだと離れることにしたふたり

お互いに惹かれあう気持ちを抱えながら、いつも通り舞台に立ち続ける雅臣(菊右衛門)と晃生(寿一郎)

けれど、舞台の上では恋人同士の役を演じ続けなければならず

時には命をかけて添い遂げる役をやらなければならない

自分たちにそんな日はこないとわかっているがゆえに心の中に生まれる葛藤に苦しむ雅臣

それは晃生も同じようで、ふたりの関係は見た目には以前と変わらないようだが、微妙な距離感が生まれだす

名コンビとしてやってきたふたりの息が合わないようになり、練習でなんどもダメ出しをされるふたり

雅臣も心底参っているが、晃生もイライラしている

そして、雅臣に「不調の原因はわかってる・・・・考えなおす気はねえか?」という晃生

一瞬、返答に迷う雅臣だが「ないね」と答える

「そうか・・・」と答えた晃生は、いまのままだと芝居はうまくいかないだろうから、おれたち、一度、すっぱりはなれてみるか・・・と言う

雅臣は、晃生と一緒に舞台に立ち続けたくて、気持ちを押し込めたのに・・・一体、なんのために諦めたのか・・・と悔しく思う

でも、もう、なにもなかったころには戻れないこともわかっていて・・・「そうだね・・・」と答えるのです

「あたしたちは“菊右衛門”と“寿一郎”になるんだから・・・」と晃生に向かって言う雅臣

こうしてふたりは周囲の人間に「大喧嘩をした」と言い、「共演NG」にしてもらった

そして、一人でも客が呼べるようになるように精進しつづけるふたり

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そして、一年後・・・さらに年月を重ねて・・・

一年後・・・・電話で晃生に公園に呼び出される雅臣

ベンチに座っている晃生が「久しぶりだな」と雅臣に言う

雅臣も「共演しないと会わないものだねぇ」と返事をする

お互いの活躍を褒め合うふたり

そして、「結婚決まったって聞いたよ・・・・おめでとう」とう雅臣

晃生は「おう」と答える

けれど、雅臣の顔を見ると前の俺が戻ってくるから、まだ共演はできない。という晃生

晃生の言葉に一瞬驚く雅臣だが、「あたしだって無駄なもめごとはごめんだよ」とふっと笑う

雅臣の言葉に晃生も笑って、その場を立ち去っていく

ひとり公園に残った雅臣は夜空を見ながら「これでよかったんだ」と思う

そして、その一年後・・・・雅臣は幼馴染の女の子と結婚が決まり・・・お互いに子供ができ・・・・年月を重ね・・・いつしか「これでよかったんだ」と思えるようになった

昔、晃生と交わした、ふたりで箱一杯の観客を呼ぶ!という夢はかなわなかったけれど・・・・・

あの時の、自分たちは、あれ以外の選択肢を知らなかった・・・とためいきをついて目をつぶる今の菊右衛門

「懐かしいことを思い出しちまったな・・・」と思っているが、その経験を無駄にしないよ・・・と心の中で晃生に声をかけている

そして、最後のコマは、祖父の菊右衛門の舞台のDVDを見ながら、少しでも精進しようとがんばる惚ちゃんの姿が!

海ホタルの感想まとめ

いや・・・せつないですね~

年月を重ねて、これが正解だったんだって思うシーン・・・BLとしては「不正解」でしょう!

でも、晃生と雅臣が結婚していなかったら、惣五郎と源介もいなかったわけだから・・・本当に心境は複雑

しかし、自分たちの恋はかなわなかったけれど、惣五郎と源介の恋はなんとかなるような希望がある感じがあります

菊右衛門の「その経験を無駄にしないよ・・・」ってところが気になりますね

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