こんにちは!海ホタルです。
今回は、「Daria2025年8月号」(2025年6月20日発売)」掲載『コヨーテ』第22話(52Pの大ボリューム!)を読んだ感想をお届けします。
今回も、ドキドキハラハラの展開が続いています!
マレーネを乗せたドミニクの車が向かう場所はどこ?
そしてヴァラヴォルフに包囲されるサイモンの別邸で繰り広げられる抗争!
舞台は雪の夜、それぞれの運命を分ける瞬間が描かれます。
第22話のネタバレと感想をお届けします。


『ダリア 2025年8月号』に掲載!
表紙イラスト/はかた
◆大好評につき「コントラディクト」が連載再開! 他、人気作品など大ボリュームでお届け!!
★豪華カラー!!
「春雷は、あきらめない」紅
「その目で見てつかまえて」ちゃのき杏≪新連載≫
「5人の王」絵歩(原作:恵庭)
★ダリア初登場・フレッシュなよみきり作品!
「藍沢くんが止まらない!」みじんこ≪初登場&デビュー≫
「はやく気づいて牧島先輩」スズヒロ≪初登場≫
◆続きが気になる大好評連載!
「ねぇ先生、こっち向いて」はかた
「若葉マークのエンゲージ」桃梨あめ≪新連載≫
「きみの春花」有馬 嵐
「社畜はあまく愛されたい」岡本K宗澄≪最終回≫
「きみが隣にいるうちに」壱あらた
「コントラディクト」大島かもめ≪連載再開≫
「誰にも言えない放課後」咲みなん
「最後のキスはアトリエで」渋江ヨフネ
「転生アイドルとドルオタの騎士 ‐恋人編‐」佐久本あゆ
「コヨーテ」座裏屋蘭丸
「ココロを聞かせて」吉田屋ろく≪最終回≫
「恋のふりして君を呼ぶ」松岡よろ
「あまやかに蝶は濡れ ~バタフライ・ブルー~」冬乃郁也(原作:崎谷はるひ)
第22話の衝撃的な展開! ドミニクの真意
降りしきる雪の中、物語は最高潮の緊迫感を迎えます。
雪の中で始まる攻防戦──閉じ込められたサイモン一家
ヴァラヴォルフの周到な作戦によって、サイモン一家は別邸の中に閉じ込められ、孤立無援の状態に陥る。
ヴァラヴォルフのメンバーたちが別邸を完全に包囲し、一人たりとも逃すまいと牙を研いでいる。
別邸の中では、ヴァラヴォルフの狼たちが、サイモン一家に襲いかかる!
ヴァラヴォルフの襲撃だと気づいたサイモンの部下たち!
マレーネの選択──ドミニクが語る「真実」
その頃、車で移動するマレーネは、隣に座るドミニクがヴァラヴォルフの人間だと気づき、警戒を強めていた。「どこに連れて行く気だ?」と問い詰めるマレーネに、ドミニクはこう答える。「君の魂の求める場所へ」。
その答えを聞いたドミニクの部下たちは、「こんな時にふざけたことを……」とでも言いたげに、一瞬呆れた表情を浮かべる。しかしドミニクは構わず、マレーネをヴァラヴォルフが襲撃している別邸へ向かっていると告げる。
「けど、行ってどうするつもり?分かっていると思うけど、君は、ガーランド唯一の直系…行ったら殺されちゃうよ?」
ドミニクはマレーネの心を抉るように問いかける。「跡取りとして身内を案じてヴァラヴォルフを退治するのか?それとも、リリーへの愛と献身を貫き、ガーランド家を潰す手助けをするのか?」
究極の選択を前に、マレーネは言葉を失い悩む。キーファーを説得できるとも思えない。かといって、祖父・サイモンは降伏などしないだろう。関係者すべての命が尽きるまで、この戦いは続くしかないのか──。
「わからない……でも、止めないと!」
苦悩の末、マレーネが絞り出した言葉を聞き、ドミニクは静かに語り始める。
「私たちが求めているのは、どちらかの勝利ではない。争いの終結だ。」
ドミニクの「提案」とマレーネの決断
隣国でも人狼狩りが始まり、この国の人狼たちも狙われていると語るドミニク。この国を支配するガーランド家がいなくなれば、隣国のファミリーに乗っ取られ、人狼狩りは終わらない。
ドミニクは続ける。「この国で最も力のあるガーランド家を、今つぶしてはならない。君がガーランドのトップに立て。君が組織を牛耳った暁には、ヴァラヴォルフと手を組み、あらゆる敵からヴァラヴォルフを守ればいい。」
衝撃的な提案を、驚いた表情で聞くマレーネ。自分にそんなことができるのかと重い表情を浮かべる彼を、ドミニクは雪の中、車から降ろす。
「お前の運命を示してこい!」
ドミニクの言葉を背に、マレーネの表情が変わる。彼が下す決断とは……?
感想&考察|ドミニクの「真意」とマレーネの「運命」
ついに明かされたドミニクの真意!今まで、謎めいていたドミニクの真意がわかりすっきりした回でした!
ドミニクがマレーネに語った「真実」
まさかドミニクが、ヴァラヴォルフの襲撃の最中へ、マレーネを連れていくとは…。
コヨーテ(リリー)が、マレーネを守るため街から遠ざけることも想定内だったってことですよね?
そして、彼が語った「この国で最も力のあるガーランドをつぶしてはいけない」という言葉には、衝撃を受けました。
ヴァラヴォルフのトップであるキーファーがガーランド家を憎んでいるのに対し、ドミニクは争いの終結を望んでいる。
彼はただの復讐者ではなく、もっと大きな視点から物事を見ていたってことですよね…。
彼がマレーネに「君がガーランドのトップに立て」と提案した真意は、「人狼を守るための未来をマレーネに託すこと」。
マレーネの葛藤と決断
ドミニクは、今、この瞬間に、人狼の理想的なリーダーであるキーファーと、政界に身を置いている自分と、人狼を愛したマレーネと、人狼と人間のミックスのコヨーテが揃っていることにワクワクしているって語るんですが、その時のマレーネの表情はドミニクとは対比的にものすごく困惑してて・・・
音楽と静かな時間を好む自分が、マフィアのボスになるなんて、想像もつかないって気持ちがヒシヒシと伝わってきます。
そして、最後にドミニクから「お前の運命を示してこい!」と言われた時の表情。彼が何を「すべき」か、ついに見つけたのだと信じたいです。
この緊迫感、まさに神回!
邸内で繰り広げられる血みどろの戦闘、そして車内で静かに交わされるドミニクとマレーネの会話。同時進行で描かれるこの対比が、物語の緊張感を最高潮に高めていました。ページをめくるごとに心臓がドキドキし、まさに物語に没入する感覚でしたね。
まとめ|次回も気が気じゃない!『コヨーテ』怒涛の展開は止まらない!
今回も怒涛の展開でした!
クライマックスが近づいている緊迫感あふれる紙面にドキドキです!
優しいマレーネがガーランドのトップになるだなんて…大丈夫? どうやって? あのちょっと頭のおかしいサイモンを退けてトップになることなんてできるの?と不安になります。
次回の展開が待ちきれませんね!