こんにちは!海ホタルです。
BE-BOY2025年6月号より「酷くしないで」の紹介です。
読んでみて・・・
思わず眠傘に片思い中のアオくんがかわいそうな気がしてきた~
この記事では、作品のあらすじ紹介の後、ネタバレありで感想を綴っています。
「まだ漫画を読んでないからネタバレは避けたい!」という方は、どうぞご注意くださいね。
ネタバレがダメな人は読むのをお気を付けください。
目次
「酷くしないで」コミック12巻に収録と予想!あらすじ紹介(ビーボーイ2025年6月号より)
眠傘と知り合う前の夢を見る真矢
物語は、真矢の高校時代の回想から始まります。
壁に張り出された期末テストの順位発表をキラキラした表情で見ている眠傘。偶然通りかかった真矢は、以前から名前を知っていた眠傘の表情に目を奪われます。そこに、眠傘の名前を呼び現れた先輩である生徒会長。生徒会長とうれしそうに会話をする眠傘。生徒会長がかけた「がんばれ」という温かい言葉に嬉しそうな笑顔を見せる眠傘。真矢は、名前しか知らない眠傘の笑顔に、胸が「ドキッ」と高鳴るのを感じます。生徒会長が去った後、眠傘に声をかけた真矢。しかし、真矢の顔を見て眠傘はビビり顔で立ち去ってしまいます。
この高校時代の出来事は、実は真矢が見ていた夢。目覚めた真矢は、懐かしい夢に浸りながらも、眠傘のことを考えます。戸田の存在が気になって仕方ない真矢ですが、眠傘に戸田を意識させないために、あえて問い詰めない選択をしていたようです。自分の行動を振り返り、「ダサい」と感じる真矢。
眠傘の大学生活。新たな出会い
場面は変わり、眠傘の大学へ。戸田先輩に誘われたゼミに参加している眠傘は、犯罪心理学に興味を持つ個性豊かな先輩たちとの出会いに喜びを感じます。話の合う仲間との交流で気分が上向いた眠傘は、バイト先の事務所でも同僚から「何かいいことがあった?」と尋ねられるほど。
その時、突如として飛び込んできたのは、気分が悪くなった生徒の報告でした。眠傘たちが駆けつけると、廊下には青い顔で座り込むアオくんの姿が。貧血を起こしたアオくんは、事務所のソファで休むことに。眠傘が心配して付き添っていると、回復したアオくんが目を覚まします。
アオくんからの告白、そして眠傘の答え
アオくんは、実は少し前から意識が戻っていたものの、眠傘と一緒にいたくて調子の悪いふりをしていたと告白します。アオくんからの告白に、自分の無神経さを責める眠傘。アオくんに「なにか勘違いをさせるような態度をとってしまったんだろうか?」と問いかけます。アオくんは、塾で見る真面目な眠傘と真矢と一緒にいるときの眠傘のイメージが結びつかず、意識してしまうようになったと打ち明けます。
「本当に、自分には、一ミリも望みはないのか?」と問いかけるアオくんに、眠傘は「ごめん」と答えます。するとアオくんは、「キスをしたら、ちゃんと忘れて勉強に集中が出来ると思う」と衝撃的な言葉を口にします。
アオくんの告白を重く受け止めていた眠傘でしたが、そのアオくんの提案を聞いて表情を変えます。眠傘は、「キスをして忘れられるくらいなら、しなくても、そのうち忘れちゃうよ。」アオくんの気持ちは本気じゃなかったと安心した顔を見せる眠傘。眠傘の言葉に表情が固まるアオくんでしたが、必死に「アオくんの気持ちは、よくある欲求不満だと思うから、スポーツをしたりして息抜きをしたほうがいい」と話す眠傘の様子にアオくんも笑顔を見せるのでした。
考察と感想
コミック1巻第1話から、いきなり体の関係から始まった真矢と眠傘でしたが、今回の真矢の高校時代の夢からわかることは、実は、まだ真矢のことを知らなかった眠傘が、憧れの生徒会長の言葉に笑顔を見せる姿に、真矢はすでに心を奪われていたということ!

真矢は、眠傘が、「年上で、賢明で、頼りになる男性に憧れを抱くタイプ」だということを敏感に察知してて、意識させまいと、あえて、戸田については触れずにいた。
一方で、アオくんに対しては、真矢は迷わず「近づかないよう」と眠傘に伝えていますよね。これは、真矢にとってアオくんが、恋敵にすらならないという確信があるからこそ言える言葉だったんですね。
真矢にとって、アオくんの存在は、後々、大きな誤算にならないよう祈るばかりです
アオくんを応援したくなる展開?
アオくんが必死に告白しているのに、その気持ちを安心した様子で「本気じゃなくてよかった」と言う眠傘。眠傘が恋愛音痴だということは重々承知していますが、この時のアオくんのショックな表情を見たら、思わず「アオくん、かわいそう…!」と同情してしまいます。
その後、必死に、今のアオくんの状態を説明する眠傘の姿に笑顔を見せたアオくんだけど、たぶん、これ、眠傘のことをかわいいって思っている笑顔ですよ~
自分の気持ちは眠傘の負担になると思ったのか、諦めがついたと話すアオくん。高校生なのにむちゃくちゃ大人やん!と思いつつ、眠傘には、もう少し言葉を選んだ振り方をしてほしかったという気も・・・
いや、でも、こういうときの「諦めた」ってセリフは、気持ち的には追いついていないものですよね。
たぶん、引きずると思うし、眠傘から借りたハンカチをお守りのように欲しがる姿からは、とてもこのまま諦めるとは思えません。
戸田さんに誘われた犯罪心理学ゼミについて考えてみた
戸田さんに誘われて犯罪心理学を研究するゼミに入った眠傘。この戸田さんの立ち位置が気になるところですが、今のところ、戸田さんの様子を見ていると、本当に純粋に後輩として眠傘のことを気にかけてくれているようです。
真矢は心配していますが、眠傘は真矢にベタぼれだし、戸田に惹かれるって展開はなさそう
とすると、犯罪心理学に興味がある戸田が、一見頼りになる良心的な先輩だと思わせておいて、実はヤバい奴って展開もあるのでしょうか?
その「ヤバい」がどういうヤバさなのかはまだわかりませんが、アオくんの件もあるし、「ヤバくて頼りになる先輩」という立ち位置の可能性も十分にありそうです!今後の展開から目が離せませんね!
おすすめ!「酷くしないで」を試し読みしてみる
ロングセラーBLの代名詞!「酷くしないで」は、大人気コミックです。
まだ未読だと言う方は、ぜひ、試し読みから中身をチェックしてみてね