こちらの記事では、吉尾アキラ先生の「白雪姫にくちづけ(1) 」の紹介をしています
「白雪姫にくちづけ」は「ご主人様は王子がお好き」のスピンオフです
「ご主人様は王子がお好き」のメインキャラがチラリと登場しますが・・・まあ・・・そちらを読んでいなくても理解できる内容です
「ご主人様は王子がお好き」が明るく夢ある少女漫画テイストがあるに対して、「白雪姫にくちづけ(1) 」はちょっと暗いもやり感がある内容です
では!紹介に行ってみましょう!!!
執事が坊ちゃんのことを好きすぎて!明るくとってもほのぼのできるBLです
目次
作品紹介
容姿端麗・文武両道・品行方正――デキる生徒会長と評判の一条だが、父の命で家のために何人もの男に体を差し出していた。ある日、その秘密を転校生の財前に知られてしまう。財前は一条がまだ穢れていなかった幼い頃に心を通わせた相手で――。
「白雪姫にくちづけ(1) 」のここが面白い!
クールな悪い王子様の実の姿が不憫すぎる・・・
「ご主人様は王子がお好き」で王子様に夢見る主人公にやさしくし、傷つけたクールで美麗な一条飛鳥
お金持ちのご子息ばかりが集まるきらびやかな高校生活
そんな学校で生徒会長を務める品性方向で容姿端麗な一条
みんなの憧れの対象である一条に告白してくる相手は大勢いて
そして、一条は、告白され、相手が引き下がらなかった場合は、簡単に身体の関係を許してしまうのです
自分本位な奔放な快楽主義者?に見える一条
しかし、ある日、学校の生徒会室でエッチなことをしているのを転校生の財前に見られてしまい
財前に「品性方向な生徒会長がこんなところで不純行為なんて・・・」と言われ
「“一条”にとって得になるかどうか・・・それがすべてだから」と答えます
自分のためにじゃなく家のためのコネクション作りのために一条はいろんな相手と寝ていたわけです
さらに、読み進めていくうちに、一条の意志ではなく、父の命令で身体を使って家のためのコネクションつくりをしていることが判明します
様々な事情から父親から憎しみの対象になった一条は
完全監視の元。まるでかごの中の鳥のように
父の命令とあれば、会社取引先の相手とも平気で寝る男だったのです
そんな生活・・・心が荒まないわけがない
暗く固く何も感じないように心を閉ざしてしまった一条
一条の持つ冷ややかな美しさは、自分を犠牲にしていることから生まれる儚さだったんですね・・・
でも・・・その一条の前に現れた財前によって一条の生活は一変するのです
幼馴染の財前が一条の王子様になれるのか?
実は、財前と一条は幼馴染
財前の引っ越しで離れることになったけれど、財前は再び一条のいる場所へと戻ってきたのです
けがれる前の幼い一条はむちゃかわいくて!
幼いながらに財前が一条の笑顔にキュンってしちゃうのも納得!
でも、再会した大好きな人は平気で別の男と寝る男になっていた
しかし、財前は一条を責めたりしない
一条のもつ様々な事情を知ったことで、父親の元から一条を助けてくれるのです
なんか、財前の家も相当なお金持ちみたい・・・
お金を使って一条を父親の元から救い出した財前
自分の持つ一条への気持ちを隠し、一条に固まって冷え切った心を溶かそうと奮闘するのですが
果たして、財前は一条の心を溶かすことができるのか?
財前が本物の王子様になることができるのか?
というところで「続く」となっています
ここが残念だった!
同時収録作品が入っているので、「白雪姫にくちづけ」のページ数は151Pほどなんです
つまり・・・・
なにかが始まりそう?で始まっていない・・・序章段階での「続く」で終わってるんです
だからねー・・・ちょっと物足りなさがあったというか・・・
今の段階では、「お金で解決」(←いや・・・解決はしていないんですけどね!)したって感じもあって
すっきりしない感があります
続くことで、一条の心が溶かされ、そこの部分が払拭されるといいな!と期待しています
同時収録作品「初恋グリッター」
「白雪姫にくちづけ」が少々ほの暗さがある分、同時収録作品は、明るくかわいい内容となっていました
そんじょそこらの女の子よりかわいくて気遣いのできる幼馴染がいたら・・・
どうしても、その幼馴染と女の子を比べちゃいますよね!!!
告白したたとたんに急に意識しだしちゃうって展開がなんとも微笑ましかったです
海ホタルの感想
これから・・・ってところで「続く」となっていますので、まだ、なんともいえない作品なんですが
「ご主人様は王子がお好き」で登場した完璧でクールでちょっと悪い顔したいじわる王子が
実は継父に虐げられるお姫様だったという展開は面白かったと思います
ほんとにねー!
「ご主人様は王子がお好き」では、すっごい悪い笑顔を見せていたのになー
なんか、後半には、かわいい仕草を見せてるしさー!!!
今後の展開に期待しています