こんにちは!海ホタルです
吉尾アキラ先生の「白雪姫にくちづけ」2巻を読みました!
こちらはくっつくまでのふたりをじっくり楽しむBLです
エロターンはありませんが見目麗しい受けの姿を見ているだけで幸せな気持ちになれる!
ふたりの距離が縮まっていく展開を楽しんでほしい1冊です
目次
作品紹介
「白雪姫にくちづけ」のあらすじ紹介
転校生×麗しき生徒会長の美しい再会愛
見目麗しい学園の生徒会長の一条飛鳥は、母親が不貞をはたらいて産んだ子供
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父親は妻の裏切りの代償を払わせるために、会社を大きくするコマのひとつとして飛鳥に枕営業をさせている
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ウリをするのはつらいが、父親の役に立っていると健気に男たちに抱かれる飛鳥
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飛鳥の幼いころの幼馴染である正宗が転校してくる
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子供の頃から飛鳥のことが好きな正宗は、飛鳥の現状を知り、そこから救おうと、飛鳥の父親から飛鳥を買う
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飛鳥は正宗の家で暮らすようになり、普通の高校生らしい生活を取り戻していく
1巻はまだまだ序章といった感じだったこちらのコミック
正宗は飛鳥のことを性的対象として「好き」なんだけれど、ウリをして傷ついた飛鳥の心を怯えさせたくないと、そういう素振りは一切見せないんですね
正宗が純粋に友達として自分のことを心配してくれていると感謝する飛鳥
2巻の前半では、飛鳥は、本気で正宗のことを「友達」として見ていて
「君の友人として誇れる人間になりたい」などというセリフをうっとりする笑顔で言っていますが
中盤あたりから、ちょっとづつ、正宗のことを意識し始めます
飛鳥の微妙な心の変化を現す表情の数々が楽しい!
和やかで静かな時間を過ごす飛鳥と正宗
だけど・・・そんな平和な時間の裏側では不穏な空気がヒタヒタと迫ってきていて!
「白雪姫にくちづけ」のここが面白い
和やかな時間を過ごす飛鳥と正宗・・・その裏で忍び寄る不穏
正宗の家族が登場したり、看病イベントが発生したり、飛鳥と正宗の関係は少しづつ変化していっています
こういうじりじりとした恋になる一歩手前の空気感がわたしは大好きなので!
ドキドキしながらふたりの関係を楽しませてもいました
だけど・・・
同時に、よからぬ展開が来るんではないかというフラグがいくつか立っていまして・・・
例えば、正宗が現れる前に飛鳥と身体の関係のあった久遠くん(←生徒会副会長)
この子・・・とにかく飛鳥のことが好きで好きで!
久遠くんは、飛鳥に「つきあってほしい」と迫ったけれど、飛鳥は断っていた
なのに、正宗に登場で、体の関係を断られてしまった久遠くん
話し合いの最後に「誰のものにもならないって約束してください」という久遠くんの目が怖い!
あとね・・・正宗は、自分の性欲処理として飛鳥を買いたいと言って、飛鳥の父親から飛鳥を買ったのですが
実は、飛鳥は、正宗の家で幸せに暮らしている
飛鳥が、父親が、自分が幸せに暮らしていると知ったら・・・って気にしているんですよね・・・
ここも気になっていて・・・
タイトルを見る限り、「飛鳥」=「白雪姫」だと思うんですよね
っていうことは、飛鳥の父親が、白雪姫を殺そうとした義理の母ってことで・・・
もし、飛鳥が幸せに暮らしていると知ったら?
どうなっちゃうんでしょう???
飛鳥が幸せになれるのか?
続きから目が離せません!
同時収録は「初恋グリッター」の続き
1巻で同時収録されていた「初恋グリッター」の続きが収録されていました
これ・・・幼馴染高校生BLで、受け攻め逆転BLで、わたしは気に入っています
1巻では、見た目も性格も超かわいい幼馴染に主導権を握られて、流されるがままお尻につっこまれてしまった男の子が
「俺も上になってみたい」ってお願いするのですが
「こんな大きいの僕のお尻に入らないよ」と可愛い顔で言われて、またもや下になっちゃうってお話です
吉尾アキラ先生の昔の作品だそうなのですが、とってもかわいい高校生BLとなっています
海ホタルの感想まとめ
1巻では、まだまだ序章って感じのお話だったんですが
その中に、「続きが楽しみで仕方ない」って期待させるものがキラリとあった作品
2巻では、飛鳥が、つらい境地から助けてくれた正宗を「君の友人として誇れる人間になりたい」と前を向き始めて、笑顔が増えていく展開がとっても素敵でした!
そんな中で、飛鳥が、少しづつ、正宗のことを意識していく流れとか
不穏なフラグの数々が次巻への期待値をあげてくれた
ふたりのエロがないのが残念ですが、もうしばらくは、ふたりの関係性重視で楽しみたい作品
おすすめなのでぜひどうぞ!