こんにちは!海ホタルです
内海ロング先生の新刊が出ました!
タイトル見ても、内容が想像できない(笑)
なのに、作家買いしている先生だからとあらすじも読まずにポチッ!
最初は、「え?これどういうお話なの?」と迷子になったけど、中盤あたりから、内海ロング先生らしいハートフルな感じに胸があたたかくなりました
登場人物がとっても魅力的です
どんなお話か紹介したいと思います
作品紹介
下っ端ヤクザとして生きてきた廉太郎は、組の解散を機に心機一転新しい人生を歩もうと田舎町へやってきた。
そこで出会ったのはちょっと変わった野生児・銀。
ヤクザ時代に身に付いた習慣で返り討ちにしたのが悪かったのか、以降、付き纏われるように。
常識外れの言動に圧倒されつつも、真っ直ぐな感情を向けてくる銀に、廉太郎は惹かれていってしまう。
そんなある日、銀の衝撃的な生い立ちを聞いてしまい━━!?アラサー元ヤクザ×野生児大学生のドラマティックラブ
「オオカミくんのはずかしい」のここが面白い
あらすじはこんな感じ!
体格が大きかった廉太郎は、昔から喧嘩を吹っ掛けられることが多かった
自然と腕っぷしがあがり、そのまま誘われるがままヤクザにスカウトされその道へ進む
しかし、30歳手前にして組が解散
流されるがままの人生を送ってきた廉太郎は行く当てがない
仕方なく、有り金を持って電車に乗り、小さい田舎町へとたどり着く(←表札の名前がみんな一緒というレベルの田舎町)
そこで、見た目は中学生。実年齢は18歳
精神年齢は4歳児(!?)の銀と出会う!
銀の実家は、この町にあるが、実家から離れた場所で秀二という男と暮らしていて、しかも、今は一時的にこちらにいる状態で、いつもは山一つ越えた街で秀二と秀二のカレシと一緒に暮らしていると言う
街の人間は銀のことを見ると「山犬様の子供」とコソコソと呼び、どう見ても、なにか事情を抱えた子供なのだが、当の本人はむっちゃ明るい!
腕っぷしの強い廉太郎に、むちゃくちゃ懐いて、行く当てがない廉太郎を泊めてくれるのだが
まあ・・・この銀が、ほんとむちゃくちゃな子で
銀「俺!お前強いから好き!」
廉太郎「そんな初対面で・・・家族でもオンナでもないのに・・・」
銀「オンナならいいのか?じゃあ、おれ、おまえの雌になる」
廉太郎「メス?!」(←わけがわからんって顔!笑!)
廉太郎のよじよじよじのぼり、ベタベタくっつく銀は、小さい子供そのもの!
なのに、雌になったからには交尾をせねばとマッパで大の字になって「どこからでもかかってこい!」状態に(←色気もへったくれもない)
廉太郎は、銀のはちゃめちゃぶりを呆れるんだけど、嘘偽りなく、キラキラした目で自分のことを全力で「好き」って慕ってくる銀のことをかわいいって思い始めて、「ずっとくっついていたい」って気持ちが湧きあがってくる
だけど・・・
銀の生い立ちを知った廉太郎は、その重さに、気持ちが引いちゃうんです・・・
「ずっとくっついていたい」という気持ちは本当のこと・・・
でも、今まで流されるがまま生きてきた無責任な自分に、こんな重い生い立ちを持つ子供を支えることができるのか?って迷いが生まれちゃうんですね・・・
銀の生い立ちが、かなりヘビーで・・・
個人的には、そこの部分をリアルに想像するとゾッとしちゃったんですが・・・
内海ロング先生の画の明るさにそこまで深刻にならずに楽しめます
そもそも、当の本人はケロッとして明るいのが救い!
不幸な生い立ちの分、幸せになってほしいって気持ちの方が大きい!
とにかく明るい銀に癒される
見た目は中学生だけど、実は18歳で、精神年齢はかなり幼い銀
なのに、大学生なんですよー・・・
あまりに幼くて、大学に友達がいるのかなー?って心配になっちゃいます
仕草がいちいちかわいいんですよねー
銀と一緒に暮らしている秀二が「(銀は)本能で生きている」と言っていますが、まさにそういう感じ!
廉太郎によじよじ登ったり、ガッと体当たりで抱き着いてきたり、あんまんを落としてショックを受けつつパクリ!
こんな幼い子なので、廉太郎と交尾をすると言って、堂々と脱いで、やろうぜ!ってノリなんですよね
でも、廉太郎のことを意識した後は、脱ごうとして「裸みられるの恥ずかしい・・・」と真っ赤になっちゃうの!
いやー・・・ほんと生き物としてむちゃくちゃかわいい受けでした
海ホタルの感想まとめ
流されるがまま無気力に生きてきた廉太郎が、パワフルで生命力あふれる野生児の銀に惹かれるのは当たり前のことのような気がします
仕事探しがうまくいかず、なんでこんな小さい街に来ちゃったんだよ!って思いながらも、銀に会えたからいいかって思うシーンとか素敵だなって思いました
いいことと悪いことは表裏一体
でも、いい部分に目を向けて行こうって気持ちになれるマンガだと思います
なにより!
銀がむちゃくちゃかわいい!!!
このまま擦れないまま大きくなってほしいな!
最後は、秀二と秀二のカレシ、銀、廉太郎がわちゃわちゃする感じで終わっています!
秀二のカレシが、銀のお母さんポジみたいで!
銀と廉太郎の仲をわかりやすく反対していて、それも楽しかった!
この幸せがいつまでも続きますように!って思えるラストです