こんにちは!海ホタルです!!
今日は、何度かサーバーの方で不具合があり、繋がりにくい時間があったようです。
わたしのメールに「サーバーが不具合起こしてて、あなたのフログは、読み込みがかなり遅くなってるよー」ってお知らせが来るんですけど・・・
「はて?それで、わたしは何をしたらいいのかな?」といった具合で・・・?
いや、こういう場合、もう、不具合が解消されるのを待つしかないんですよね・・・
ほんと、みなさんには、ご迷惑をおかけしてすみませんって謝るしかなくて・・・ごめんね。
こんなへっぽこ仕様ですが、見捨てないでいただけるとありがたいです!
では、本日の記事に行ってみたいと思います。
本日は、ウノハナ先生の新刊「官能リマインダー」を読んだので、そのレビューです。
これ、むっちゃよかったです!!こう、ゴワゴワの布で何重にも包まれてしまい、ガチガチになった受けのハートを、攻めが一枚づつめくっていって、最後はやさしい布で包んだって感じのおはなしで、とても「じーん・・・」ときました。
では、レビューにいってみよう!!
作品紹介
あらすじ・・・過去のトラウマから、縛られないとイケない性癖を持つ宗平。親友への恋心を断ち切るために訪れたフランスで、美貌の男と一夜を共にする。ところが、その男、ルカスは大学生の同級生だった。派手な見た目や軽薄そうな口ぶりとは裏腹に、望みどおり縛って抱いてくれるその手は優しくて・・・
「官能リマインダー」のここが面白い
受けの頑なな心がほぐれていく過程が見もの!
ウノハナ先生で今までこういうおとなしい感じの受けっていたかな?
受けが、おとなしく、そして、とても真面目で感情表現が苦手なタイプです。
人間関係の構築もダメで、趣味でカメラを撮っていますが、人間や風景を撮らず、昆虫や花ばかりを撮っています。
大好きだった親友に彼女ができて、失恋旅行としてフランスに行きますが、フランスを選んだ理由は、珍しい蝶が生息していると聞いたからだという・・・
そして、そこで知り合ったルカスと、一夜限りの関係をむすぶのですが、この時、受けは、一夜限りの相手と思ったからこそ、自分が縛られないと快感が得られない性癖であることを打ち明けたのです。
しかし、日本に帰ってきて、その一夜限りの相手だったはずの相手が、自分と同じ大学だと知る
ルカスは、ずっと、受けと一緒にいたがり、そして、体の関係も、ずるずる続いていきます
ルカスは、縛られないとイケない性癖や、自分に執着しない受けの頑な心を、押したり引いたりしながら、自分に引き寄せようとするんです。
何度も体を重ね、この世で唯一、宗平の性癖を知るルカス
「ルカスは、きっと 誰より俺のこと知っているよ」という宗平に、不満な表情を見せ「身体はね」と答えるルカス
宗平の手の平に唇を這わせながら「手の平の皺の数まで全部覚えたよ」という、ルカスの甘いセリフが切ない・・・
ルカスが数々与える甘いセリフと快楽に、いつしか胸に幸せを感じるようになっていく宗平の心の動きが、しっとりと丁寧に描写されていて、とても読みごたえのある作品となっています。
宗平の失恋相手もいい味を出している
宗平が好きだった相手は、宗平の撮った写真を見て、「お前 すげえわ。俺 お前の写真好きだわ」って言ってくれた相手なんですね
この彼が、宗平とルカスが仲がいいのが、大変気に入らないのです。
ノンケで彼女がいるのに、宗平が自分のことを好きってことも自覚しているという・・・それでいて、ずっと、宗平には自分を好きでいてほしいという。大変、わがままな男性なんですが・・・
でも、邪魔な彼がいるから、宗平の気持ちの揺れ動きが一層面白く感じれました。
この彼、ルカスと最後、対峙するんですけどね・・・
ルカスの方が圧勝となっています。うふ
エロはばっちり!
体から始まる関係ですので、エロの方は、大満足の内容でした。
やっぱり、縛られないとイケないっていう設定そのものがすでにエロいし・・・
その理由が、エロの最中、どこに手を持っていっていいかわからなくてエロに集中できないから・・・という理由もかわいいし・・・
でもでも!!最後は、縛りがない状態で、ルカスのやさしく力強い言葉に導かれてのエロも、これまたいい!!という!!
恋になっていくことで変わっていくプレイシーンは、ほんと、胸キュンものでした!!
まとめ
なにがよかったって・・・宗平、ルカス、宗平の元好きだった男と、三者三様の視点や、思いが描かれていることで、感情移入がグッと深くなったことですかね。
特に、魅力溢れたのは宗平。子供の頃から感情を出すのが苦手で、自分から動くことがない彼がルカスと出会い、新しい眩しい世界を見ることができるんですよ。素敵ですよね!!
ルカスもすごいよかった!頑なに心を閉ざした宗平に浴びせる甘いセリフと、エロ中のいじわるさなセリフの緩急が、もう、身悶えするほどでした!!
ルカスは、切なさも悲しみも自分の強さに変えていけるタフさを持っているイケメンなんですよ。
異国の地で宗平と出会ったのは、ほんと、運命だったのかもね!!
「俺はいつでも宗平の味方だから」
最後の最後まで、甘いセリフをありがとう~!!
描き下ろしは、すごくリラックスした宗平の笑顔と、素敵なエロが拝めます。最後のルカスのモノローグも「クーーーー!!こうくるかーーー!!」って感じで・・・
思い思われ、幸せになって欲しいふたりですね!!
とても素敵なお話でした!ウノハナ先生!ありがとうございます!!