だからさ・・・・この、(個人)ってなんなのさ?
って、ずーーーーっと謎に思っていたウノハナ先生の新刊「石橋防衛隊(個人)」を読んだよー!!
もう!!この表紙、むっちゃかっこいいですよねー!!制服フェチにはたまらん表紙です!
しかも、系統の違うイケメンがドヤ顔で描かれてる!!
その表紙を見ただけで期待に胸踊らせたお嬢さんも多いのではないでしょうか!
いろんな引き出しをもっている人気作家・ウノハナ先生の今回の新刊は、最初から最後まで悪ノリ全開の面白ろおかしいコメディBL!
攻めの受けへの愛がほとばしる鮮烈のギャグテイストが笑えるBLコミックだったよー!!
目次
作品紹介
登場人物&あらすじ
左:きっと受石橋 航・・・天然ワンコキャラ。国を守りたい熱い志を持つ某衛大学生
強面の某大生・国分寺は、厳しい訓練に耐えている。すべては友人の石橋を守るためだ。
天使の笑顔にしなやかな身体──授業中や部活中はもちろん、休日も彼に危険が及ばぬよう、常に注視していなくては!
愛しの石橋のため、国分寺は本日も奮闘す!!常に理性が試される──!
首席某大生(むっつり)による、親友防衛戦
。引用:アマゾンより
「石橋防衛隊(個人)」のここが面白い
俺は、石橋だけを守りたい!!
キレイに切り揃えられたうなじ、天使の笑顔。俺がこの大学を志望したのは清廉で可憐な目の前の友人、石橋を守りたい為。
いや・・・確かに石橋は、ちょっと細めで天然なスキだらけなところが心配なおぼこ系キャラだけど、だからといって、その彼を守るため、防某衛大学(将来の幹部自衛官となる者を教育・訓練する機関)に入学しちゃう国分寺は、なかなかの強者だと思うよ!
しかも、うなじって!!
国分寺・・・君、むっつりだね・・・クスッ・・・
このマンガの面白さは、この(きっと)攻めである国分寺が全て背負っています。
柔道が強く、強靭な精神とたくましい身体を持つ国分寺。
俗世にまみれないストイックさと、何事にも動じない大物ぶりを見せる人物なのに、石橋に関することだけに、ものすごく繊細になってしまう!
石橋の一言に、カッと目を見開いたり、ガクリと肩をうなだれたり、心がウキウキと弾けたり!!
でも、どんなに心が浮かれても、落ち込んでも、驚いても、表情筋は崩さない!!笑!!その無表情の水面下で、理性と常に闘っています!!
その姿は、まるで!武士!!!
この題名の(個人)って部分は、石橋限定って意味なんだよね。笑。
国分寺の世界は、石橋を守るためだけに回っているんですよ!!
だからね・・・これだけ、表情筋が動かない国分寺が、表情を崩すシーンが逆に見ものなんだよねー。ニヤニヤ。
石橋が国分寺を驚かそうと隠れただけで、真っ青になって焦って、石橋の名前を呼びながら探し回ったりね!!
その姿に、石橋のほうが逆に「ギャップ萌え」しています。
天然でかわいい受け
天然ワンコ系のキャラの石橋くんは、まさか国分寺が自分を追って、防某衛大学に入ったとはつゆ知らず・・・
防某衛大学の厳しい寮生活や規律を乗り越えられるのは、国分寺のおかげだと素直に言っちゃうような無自覚のたらしなんです。
そんな彼が国分寺を意識しだしたのは、自分と同室の先輩に同性の彼氏がいると知ったことから。
国分寺と一緒に風呂に入って、国分寺の背中を見て、おっ勃てちゃって、自分の中で眠っていた国分寺への思いに目覚めちゃうんだよね。
私としては、背中を見てって部分が、大変、美味しいと思いました。
私個人が、男の人の背中に色気を感じるからかな?
国分寺の背中が、これまたかっこいいんですよ!!鍛え抜かれて引き締まっている背中って感じで・・・
受けが、ムラ~ってしちゃう気持ちがよくわかるよ!
3秒で撃沈!!合体できるのは、まだまだ先のふたりのようです
とにかく、この強面の国分寺の石橋への愛が、ほんとに重い!!
石橋だけど防衛したい!!と熱い思いが強すぎて、くっついてからが、いろいろかっこ悪すぎて笑える・・・
キスしようとして、歯をぶつけ・・・石橋をおかずにしちゃう夢を見て、邪念を払うために学生網領を叫びだす・・・極めつけは、ホテルに行って、石橋に口で奉仕され、3秒で撃沈!!!
プクク・・・ククク・・・
このふたり、一線超えられる日がくるのかな?と、ちょっと心配になってしまう・・・でも、心配しながらも、他人事だから、やっぱり美味しいって思っちゃうんだよなー。
国分寺の石橋を攻める臨戦態勢でのセリフも、かなりの見もの・・・
「俺は航の閉じられた穴を突破して・・・〈中略〉・・・魚雷を全弾命中させたい」
いや・・・このセリフは、国分寺なりの照れ隠しなのでしょうか?
他人事だから、笑えるけどね・・・微笑ましいけどね・・・致す前に、こんなセリフを言っちゃう男がリアルにいたら、ちょっと引いちゃうよ?笑
まとめ
最初から、最後まで、コメディテイスト!勢いでおりゃおりゃおりゃーっ!て、読者を笑いの渦に巻き込んでくれるBLコミックでした。
ウノハナ先生のシリアスなテイストがお好きな方は、ちょっと、肩透かし感があるかも・・・
どっちが攻めで、どっちが受けかわからないまま終わったのは残念ですが、楽しめるコミックだから買って損はなし!
表紙をめくったページに有るカラーイラストはセーラーを着ているふたりなんだよー!!とっても、お似合いのふたりだと思います!!
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