ムッハー!!なにこれ!たまらん!!
「好きの先のキミのこと」のスピンオフなんだけど、「好きの先のキミのこと」を読んでなくてもダイジョブな感じ!!でも、読んでいたほうが、「え!小山ってこういう人だったの!!」って驚きも楽しめます!!
では!レビューに行ってみよう!
目次
作品紹介
登場人物
上:「攻」小山ゲームが好きな高校生
下:「受」ツトム年齢不詳。でも小山より年上の社会人。ゲイ
平凡な高校生活を送っていた小山は、神出鬼没のゲイの人・ツトムさんにつきまとわれている。
明るいけど、ひょうひょうとしていて本心が読めないツトムさん。
からかい半分で迫られて、小山も最初は心底嫌がっていたのだが…
そう、人間とは慣れる生き物。
いつの間にか性欲処理(!)の手伝いまでされてしまう関係に!?
どうする俺? どうなる!? 俺!!引用:アマゾンより
「好きとキミとかくれんぼ」のここが面白い
「え?この人、こういう人だったの!?」という驚きがイイ
「好きの先のキミのこと」で主人公の彼氏のフリをしてくれる役として登場し、車の中で、いろんな男性といかがわしいことをしているイメージを読者に与えた年齢不詳、職業不詳のツトム!
そのツトムが、「好きの先のキミのこと」でロックオンしたのは、主人公の友人役で登場した小山。
小山の帰りを待ち伏せしたり、バイト先を聞き出したりと!!とにかく神出鬼没で押せ押せだったツトム!!
しかし!!
この作品で、押せ押せで口で奉仕までしてくれるツトムに、「もし、俺が逃げなかったらどうなるんだろう?」と小山がツトムからのキスを受け入れちゃうんだよね!!そしたら、途端に押せ押せだったツトムが焦って困惑しだすんだよー!
そこで、ツトムが、高校生でノンケの小山が絶対に自分のことを受け入れないこと前提で全力でからかっていたことが判明!!ほんと、悪い大人だよなー!!笑!!
んで、小山から濃厚なキスをしたら、もう、真っ赤になって俯いちゃうんだよ!!
え!!何そのいじらしくなっちゃう態度!?
は!!想定外の相手にイニシアチブを取られた途端に弱くなっちゃうタイプだ!!
ええ!!!ツトムってこういう人だったの!!!
何が面白かったって、前作を読んだ身としては「え?この人って実はこういう人だったの?」という驚きがけっこうあったこと!!それがいい意味で登場人物たちの好感度アップに繋がったのがよかったのよね!
「子供の意見を聞かない」高圧的なツトム父登場!!実はいい人だった!!
今巻で明かされたのが、ツトムの職業と家庭事情!とにかく、その部分が不透明で怪しさ満点だったんだけど、「あ。そういうご職業だったんですね!」とわかってすっきりした!!
ストーリーの途中、仕事が失敗しちゃって借金を作っちゃったツトムを実家に連れ戻しに来たのは、頭でっかちにツトムの気持ちを蔑ろにする、毒親!!
かと思いきや・・・
実は、息子が心配で、心配で、息子の仕事場にまで来て、息子の働く姿をこっそり見守る息子愛溢れる父だった!!(T_T)
ツトム父は、小山とも仲良くなり、最後は、ツトムとも和解します。こういう、不器用だけど子供愛に溢れているお父さんって、ほんま好き!!最後は、息子たちに大きな理解も示してくれて、すてきなラストに華を添えてくれました!!
こういう、みんなハッピーってラストはほんまイイ!!大好物です!!
最後にまとめ
車の中で、男とイチャコラしていた節操なしというイメージのツトムは一体どこにいっちゃったんだろう?って思うくらい、ツトムがかわいかったです!!いちいち、俯いたり、上目遣いで見たり、赤くなるのは反則やわー!!節操なしのろくでなしっぽいイメージがあった分、一層、好感度が上がっちゃったって感じやったー!
小山くんもドライなゲームオタクかと思いきや、一線超えた途端、性格変わってるし!笑!!
いや・・・恋をするってほんといいですね!!恋をすることで、人が変わっちゃう小山くんにもとっても好感が持てました!
とても、温かい気もちになれた1冊です!!