こんにちは!海ホタルです
何気に読んだ試し読みで、引き付けられるものがあってポチしてみました
よくある吸血鬼BLなのかな?と思っていたら・・・
かっちょいいアクションシーンなどがあって、その画力の高さに驚いた!
心理描写もしっかりあるし、アクションシーンの躍動感がすばらしい!
面白かったので紹介したいと思います
目次
作品紹介
あらすじ紹介
体中の血液が凝固するという怪奇事件が起こり、その捜査線上に自分の幼馴染であるアンナ(本名:有生)の名前が浮上する
アンナの身の潔白を証明するため、自らの手で犯人をつかまえようとするみつる
被害者の同棲相手から話を聞こうと公園で二人きりで会うと、いきなり、その男の様子が豹変
大きな牙が見える口元を大きく開け、みつるを襲う男
みつるのピンチを助けたのはアンナ
しかし、アンナの口にも大きな牙が見えて!
みつるは間一髪のところをアンナに助けられるが、ここで、アンナが「バイター」と呼ばれる亜人種であることを知る
「バイター」は、発情期があって、発情期間中は人間の血を吸わないと死んでしまう
そして、みつるの体質は、バイターにとってごちそうである「ネクター」というものらしく!
アンナは、他のバイターたちから守るために、ずっとみつるのことを守ってきた
男に襲われて血を流すみつるの匂いに、フウフウと欲情しだすアンナ
みつるはアンナを助けるため、自分の血を飲むように言うが、バイターに噛まれると催淫作用が起こる
そのままなだれ込むようにベッドインしてしまうふたり
みつるはアンナに強く求められて、心の奥底から湧き上がる快楽に溺れて、アンナの熱が忘れられなくなるが・・・
アンナからはみつるとは二度と寝ないと冷たく言われてしまい・・・・
「スモーキーネクター」のここが面白い
メンタルの強い男前な受け!無自覚に嫉妬する姿にキュン!
バイターだって知られたらみつるに嫌われる!と決死の告白をしたアンナ
だけど、みつるはそんなことを理由に自分の大事な幼馴染を嫌ったりしない!
「バイターって以前にアンナだからな」とアンナの肩を抱くシーンは、みつるの男前な性格がよくわかるしメンタルの強さを感じます!
しかし!
アンナとエッチしてむちゃくちゃ気持ちよくなっちゃって!
こんな気持ちいいこと、発情期のたびに、他の誰かとしているの?と感違いしちゃうみつる!
アンナとのエッチが忘れられずつらい気持ちになったみつるは、他の誰かにこんなつらい思いをさせたくないと、自分だけをドナーにするようみつるにお願いするんです
いやいや・・・
これ、本音部分は「嫉妬」ですよね~!ニヤリ!
でも、みつる自身が、その本音に気づいていないのが面白くって!
アンナに「友達は巻き込まれたくない」と言われ、納得できないモヤモヤを抱えちゃうみつる
男前な性格なのに、恋には疎いみつるが、アンナのことを無自覚に揺さぶる姿にニヤニヤできます
受けにメロメロな攻めがよかった!
子供の頃からみつるのことが大好きなアンナ
ネクター体質のみつるのことを常に守ってきたという設定もいいんですが
エッチの最中の雄味がいいし!事後、喋っている最中にもさりげなくみつるの身体を触り続けているところに愛を感じました!
アンナのちょっとした仕草からみつるへの執着が伝わってくるのがすごいよかった!
なのに、アンナは、みつるから「ドナーは俺だけにしてほしい」と言われて断っている
それにはちゃんと理由があるのですが、その理由がこれまた、ドラマチックで胸キュンもの!
ふたりが運命共同体になるラストまで一気に読んでしまいました!
アクションシーンがかっこいい!
殺人事件の犯人と対峙するシーンのアンナがむちゃくちゃかっこいいんです!
ネクタイ姿に黒い手袋でさっそうと現れた姿に惚れた!!
犯人と殴る蹴ると戦うシーンもあるんですが、そこも躍動感があってびっくりしました
描きおろしは9P
描き下ろし「籠の中から」
バイターに噛まれると欲情し気持ちよくなっちゃうんだけど
初めての時、あんなに気持ちよかったのは噛まれたせいなのか?と疑問に思ったみつるは自分で自分のあそこをいじってみたそうで・・・
それを前戯の最中に聞いちゃうアンリ
「腹くくれよ」と噛まずに気持ちよくなっちゃうふたりが描かれています
ふたりの好きって気持ちがあふれてて、もはや、惚気状態の描き下ろしとなっていました~(笑)
海ホタルの感想まとめ
殺人事件からスタートするので、ちょっとだけ犯人捜し的面白さもあって!
そこも面白かったです
作中で「バイター」と「ネクター」の関係性がいろいろ説明されていますが、これがまた面白くって!
1冊で終わるのはもったいない・・・
ぜひ、続編をお願いしたい!と思える1冊でした
脇キャラもすごく個性的!
アンナのお目付け役の町田さんはアンナのことを「坊ちゃん」と呼ぶくせに態度がむちゃくちゃでかいし!!
幼いアンナが熱を出したシーンでアンナの家族が出てくるシーンは「秘密の一族感」があってワクワクしました
ぜひ試し読みをチェックしてほしいです!