こんにちは!海ホタルです
芽玖いろは先生の「彼の初恋は、毒か或いは。」が、ようやくRentaさんで取扱が始まりましたねー
他の電子ストアではすでに配信されていたんですよね!
Rentaさんはいつになるんだろう?とずっと心待ちにしていたので、配信に気づいてソッコー!ポチしちゃいましたよ
紙書籍の発売が2016年12月01です
当時「少女漫画のようなBL」というクチコミを何度か見かけました
んで、実際読んでみたら・・・
おもちゃの指輪がキーアイテムで出てきたり、恋に気づくのが「夏祭り」といった感じで・・・
確かに、少女漫画のようなシチュというか・・・展開はありました
でも!少女漫画にはないエロ展開はバッチリありますから!!ちゃんと「BL」です!!
では、紹介にいってみましょう!!
作品紹介
忘れられない初恋の相手の結婚式で都は、その男の弟・祐也と出会う。子供の時からずっと見ていた…だから祐也は都が欲しいもの、諦める気持ちをくれるというが…。
「あるある展開」の中に詰め込んだドラマチックさ
16年も片思いをしていた幼馴染の結婚式・・・
この上ないどん底気分で参列した結婚式で再会したのが、片思いの相手の弟!
はい!!!
もう!!!冒頭数ページでおおまかなあらすじが見えちゃいますね~!!
漫画チックな偶然が起こって再会し、主人公の受けの家に転がり込む展開となり・・・・と、「あるある展開」がてんこもりな作品です
それでも楽しめたのは、やっぱり、芽衣いろは先生の表現の巧さだと思います
12歳のときの夏祭りで主人公のふたつ年上の幼馴染が小さい女の子に射的の景品のおもちゃの指輪をねだられるんですよ
ふたつ年上の幼馴染は「大きくなったら大切な人がもっといい指輪を買ってくれるぞ」って女の子にいうんですね
それを横で聞いた主人公は、自分は幼馴染の子に一生指輪をもらえることはないって気づいちゃうんです
その瞬間、自分の気持ちを気づくと同時に失恋ですよ!!
でね!!
幼馴染・弟の攻め視点でその時の回想が後から入るんです
そしたら、幼馴染・弟が主人公のことを意識しだしたのって、受けが失恋したお祭りの時だったんです
恋に落ちる人間と、失恋する人間が同じ空間にいて同じ空気を吸っているっていうのがなんともドラマチックだと思いませんか?
7歳の攻めの視線の先には12歳の受けがいて・・・12歳の受けの目線の先にはふたつ年上の男の子がいる描写がなんとも切ない・・・
あるある展開の中に、ちょっとしたドラマチックさを盛り込んでいるところがよかったですね!
受けも攻めも執着気質?がんばる年下の攻めがよかった!
ふたつ年上の幼馴染に16年間も片思いをしている受け・・・・
し・・・しつこい・・・・
その間に、いろんな出会いがあっただろうに・・・・離れている時間もあったのに・・・年上の幼馴染ひとすじなんですよね
しかし!攻め役である幼馴染・弟も同じ時間だけ、受けのことを思っているわけです
受けの対象未満であるおこちゃま(7歳)の頃から16年もね!!
しかも、受けのために、あの日のお祭りの日に、受けが見ていた射的の景品の指輪をずっと手元においていて、いつか、それを受けにあげたいと大事にしているんですよー
攻めも、相当、しつこい・・・・
いやいや・・・ここは、BL的に「一途」「健気」って表現すべきところですよね!
そして、10年ぶりに再会し、同居することになるんですけど、攻めは一緒に住むことで知らなかった受けの素の姿を知っていくんですよね
そして、主人公の受けが幼馴染・兄の持ち物を今でも後生大事に持っていることも知ってしまいます
「兄の持ち物」以外のものは「どうでもいいもの」と区別する主人公の受けの心に入り込もうとがんばる攻め
胃袋で心をつかもうとするところがなんとも健気で・・・
でも、健気でありながら、受けがスキを見せたら、ソク手を出しちゃうという・・・
一途で粘着質。それでいて健気さを見せつつ、BLらしいエロ展開がちゃんとあるのがよかったですね!
海ホタルの感想
芽玖いろは先生にしては、「王道」展開で、少女漫画チックさをそなえたBLだったと思います
芽玖いろは先生のこじれたうまくいかないじれっとした展開がお好きな人には少々物足りない部分もあるかもしれません
けど、エロシーンはバッチリですので!
芽玖いろは先生らしいエロが楽しんでほしい
個人的には、読後、この後のふたりの展開を見たいって気がします
16年もの片思いが叶った年下の攻めと、16年もの片思いをようやくあきらめて新しい恋をはじめたマイペースでクールな受け
絶対にこじれるだろ!
むしろ!勝負はここからだろ!!!!って感じ!!!
おまけまんがは全裸エチとなっています
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