本日は、Bloomさんのコミックを紹介です
私としては、Bloom作品ってけっこう当たりが多いんですよね。
今回もこの表紙を見て、「ビビビッ!!!」ってきたんですよ
ちょっと照れてるような、でも素直になれないような・・・それでいて、なにか言いたそうな表情がグッときません?
結論から言うと、高校生が主役の青春BLです
あるあるな設定だけど、1年かけて恋が育ちます
じっくり気持ちが育っていく描写がお好きな人におすすめ!
読後とっても幸せな気持ちになれました
では!紹介にいってみたいと思います
目次
作品紹介
高校の入学式の日に、3年生の天(そら)は突然、新入生の男子から「好き」と言われる。混乱する天だったが、その彼が幼い頃一緒に遊んだことのある央人(おと)だとわかり、さらに「この1年間できるだけ一緒にいさせて」となつかれてしまう。仕方なく央人と一緒に過ごすことになったが、徐々に天は央人に惹かれていく。しかし天は、央人の「好き」は子どもの頃の延長なのではと悩み…?
設定は「あるある」。再会BL。甘酸っぱくてキュン!
幼い頃・・・ひと夏だけ一緒に遊んだ記憶・・・
友達のいなくて寂しかった央人に降って湧いたような明るいふたつ年上の友達の「天」
元気がなかったら、「元気になるおまじない」と言って「ちゅう」しちゃう無邪気さ
うわーーーん!!
なんとも甘酸っぱい・・・
BLにおいては「あるある」といえるキラキラした思い出ですよね!
そして・・・数年立ってからの再会も「お約束」展開なわけでして・・・
この物語の天(そら)の場合は、高校3年生になった入学式の日
入学してきた央人と再会するわけです
桜舞い散る校庭でいきなり制服のそでをひっぱり、いきなり「好き」と告白してきた央人
こらこら!
まずは「久しぶり」とか・・・「俺のこと覚えてる?」が必要でしょ?
この央人・・・かなりの天然くんなんですよ
そして・・・いきなり「好き」と告白された天はもちろん驚く
そこで、ようやく央人は、自分が小さいときに一度だけ遊んだ央人であると告白
天は央人のことを思い出すけれど、「もう子供の頃とは違うんだから、入学早々、変な目で見られたくねーだろ。」と央人のことを思って忠告してくれるのです
この時点で・・・
天と央人の気持ちにはかなりの温度差があって・・・
「おれ・・・天くんの言うこと守るから、この一年間、できるだけ一緒にいさせて」と央人はお願いするんですね
その央人の健気さに、天も根負けして「一緒にいること」を許しちゃうんです
そして、ここから・・・1年かけて、恋心を育てていくことになるわけです
気持ちが育っていく流れが丁寧に描かれているのがとってもいい!
こうして、忠犬のハチ公のごとく・・・天の後をひたすら追いかける央人の日々が始まるんですが・・・
とにかく、年下の央人がむちゃくちゃいいんですよ
一見、無表情
それでいて天然
時折見せる笑顔がかわいくて!!
全身から「天」のことが大好きだってオーラに溢れてる
天の方はと言うと・・・
卒業後の進路希望を「東京」の大学にしている
でも、そこには実家から離れたいという理由があるわけです
大人の事情に振り回されるセンシティブな10代の鬱屈した部分が描かれています
そういう天の鬱屈した気持ちに寄り添ってくれる央人
天も央人に惹かれていく流れが丁寧に描かれています
それでいて、簡単に「両思い」とくっつくのではなく、一度、落とすという展開を投下するのも面白かったと思います
設定そのものは「あるある」なんだけど・・・部分。部分。で小技(こわざ)がきいている感じがよかったですよね
エロありです
高校生のふたりが、ゆっくり、両思いになり、そして、両思いになり、でも、そのまま遠距離になっちゃうので、「これはエロなしかな?」と思っていたら・・・
最終話で、ちゃんと「結合」ありです
ふたりとも初めてで・・・なんと、年下の央人が攻め
央人に「自分が抱きたい」と言われ、ちゃんと、それについて考えてくれる天の真面目さにキュンってきます
そんな天のやさしさに感動して泣いちゃう央人もかわいいし、事後に「できるもんだな」という天のセリフが妙にリアルです
これだけでも美味しいのに・・・・
さらに描き下ろしで、この後の10年後のふたりも拝めるというすばらしさ!!
はじめての時、あーんなに初々しかったふたりが・・・10年経ったら、こんな関係になっちゃって・・・むふふって感じです
海ホタルの感想
央人からの桜の下の告白は2度あるんですが・・・・
最初と2度めの違いにキュンってきちゃいます
1年で成長したんですよね!!
ほんと、ゆっくり恋を育てていくふたりを楽しめる作品
エロもちゃんとあるし、読み応えもありました
なにより、表情がよかったです!
これがデビューコミック!?びっくり!!
これからも応援したいと思います
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